APO総選挙 OBインタビュー 中村昂世さん

法政大学卒 中村さんにOBインタビュー!!

今回は、過去にAPO総選挙を経験し、その後通信会社に就職して社会人3年目を迎える中村さんにインタビューをしました。APO総選挙が大学卒業後の社会人生に役立っているのでしょうか?イベントコンセプトである「シゴトで遊ぶ」についてもどのように考えているか聞いてきました。

初めてのAPOに参加した時は

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―入社してみてこれまでのインターンとの違いはありましたか?

違いはもの凄く感じました。まず、みんな仲良くて楽しそうでした。
おそらく、みんながみんな、人に興味を持っていたんですかね。前のインターンでは挨拶こそするけど、その人に興味を持って深く接しようとは思わないし、プライベートで遊びに行くこともほぼなかったです。でもここでは、新人が入ってきたらみんなで積極的に話しかけたり遊びに行ったり、自然とそういうことが文化として成り立っていたんだと思います。

入社してすぐにチームに入ったのですが、細かいコミュニケーションも多かったです。チームのグループLINEを作って、日々のアポ本数を報告して、みんなでスタンプを贈り合う、とか。いい意味で全体的にやり取りがフランクでした。

自分が一番できるより自分よりデキる人を育てよう

ー中村さんはAPO総選挙でチームリーダーやってましたよね。当時、リーダーとして他のリーダーと積極的にコミュニケ―ションをとってメンバーをまとめていた姿が印象的でしたが、メンバーの立場とリーダーの立場では何か違いましたか?

全然違いました。メンバーだったときは「成果がでればいいんでしょ?」と単純に思っていましたが、リーダーになってからは、「自分が一番できるより自分よりデキる人を育てよう」と思うようになりました。

当時リーダーとして意識していたことが2つあります。
1つ目は自分が頑張ること。自分が何もできないままじゃチームメンバーが困った時に頼ってもらえないですから。
そして2つ目が、その自分よりもメンバーが出来るようになること。そのために色々フォローしたり、アドバイスをしました。

 

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「こうしたら楽しい、こうした方がもっと良い」とかを考えるようになる

―イベントコンセプトである「シゴトで遊ぶ」についてはどう思いますか?

APO総選挙のそれが唯一無二の強みだと思います。
普段の業務自体が遊びのようだというよりは、インターン生が作る文化が、仕事を遊びに変えているんだと思います。シゴトで遊ぶ」を意識しながら業務をやると、「こうしたら楽しい、こうした方がもっと良い」とか考えるようになるので、自主性が生まれるんじゃないでしょうか。

さらには、その自主性を上から押さえつける環境もも特にないです。やってみて失敗しても、次は改善してやっていこうという雰囲気がちゃんとあるからこそ、色んなことにも挑戦できて、成長に繋がるんじゃないですかね。

―挑戦や成長ができる環境ってことですね。APO総選挙に参加して何か成長できたことはありますか?

成長したなと思う部分は2つあります。1つは業務面で、常に要因を考えるようになりました。
昔社長の指示でクライアント向けにそれまでの成果報告ができるような資料を作る機会があって、試行錯誤した末に教えてもらった型が「現状把握→要因解析→改善提案」の順で何事も進めると良いというものでした。

現状を把握して、これがいけないと悪い部分を指摘することは簡単だけど、その原因をしっかり突き止めないと、何の改善にも繋がらないということです。社会に出てからもそういうシチュエーションを沢山経験してきたり、先輩に指摘されたりもしたけど、APO総選挙を通して学べて良かったと思います。

2つ目は人間として成長しました。もともとは誰かと比較するような性格で、チームメンバーとMTGしたときに、「このメンバーは実力もあるし、他のどこにも負けないチームでしょ!やるぞー!」というやる気の出し方をしていたんですけど、社長とと話した時に「比較じゃなくて評価をできる人になって欲しい」と言われて…。

その時は言葉の意味が良く分かっていなかったけど、リーダーの業務をやってみて気づきましたね。誰かよりこの人がいい、と比較していても何も生まれないなと思ったし、それよりもその人のいいところとかをもっと評価して、いいところを見ていこうという考え方が出来るようになりました。 3

仕事を楽しむってことはAPO総選挙に参加しなかったら生まれなかった概念だと思う

―すごいですね。インターン卒業後はどんな仕事をしていますか?

通信会社に就職して、4か月くらい研修した後に、お客様の対応をするコールセンターに配属になりました。コールセンターはお客様の生の声を直接聞く分、忍耐力が必要になるときもあありましたけど、いい経験でもありました。そこの部署での新施策のプロジェクトのリーダーをやらせてもらったりもしていましたし。

その後もともと営業部に行きたかったので、志願して東京の本社で営業部配属になりました。今は、一都三県の法人営業をやっていて、通信機器やネットワークといったサービスを売っています。

―APO総選挙での経験が今の会社で活かされている部分はありますか?

うーん、最初は企業文化の違いに戸惑いましたね。やっぱり「比較じゃなくて評価を」という文化とは違ってるし、やっぱり仕事だからみんな真剣ですし。でも、要因を考えることとか、自分の常識を疑うことはAPO総選挙での経験が生きていると思います。

電話って見方によっちゃ単純作業じゃないですか。でも単純作業でも声のトーン変えたり言い回しを工夫したり、単純作業の中でも出る結果が違うなら、今やってることが本当に正しいのかな?って考える癖が身についたかもしれないです。

あとは楽しく仕事するとか、楽しむってことはAPO総選挙を経験していなかったら生まれなかった概念だと思いますね。僕も、コールセンターにいた時に「まず楽しもう」と思って仕事していました。楽しむことができるから、成長もついてくると思います。まさに好きこそものの上手なれ、ということだと感じています。

―今後の目標とかはありますか?

ずっと同じ会社で働き続けるのもいいけど、何か自分でやりたいなって思います。今は営業をしているけど、実際は企業が良かったり運がよければそれなりに結果は出るじゃないですか。でも最近、それって自分の実力なのかなって疑問に思い始めたんです。

結局自分で稼いでるだけじゃなくて、良くも悪くも「会社のブランド力を借りながら、もとからある良い商品を売っているだけ」という認識が残ったままだから、いつかは自分で稼ぐ経験をしたいなと思いますね、株でも何でもいいのですが。

そういう意味では、インターンをしている時は自分の行動が会社の売り上げに直結している感じがしたから何か嬉しかったです。数字が目に見えていたし、当時人数が少なかったから「俺らがブランドになっている」という自覚もありましたし。

だから僕も今後、自信をもって胸を張ってやりきったって言える実績を作りたいんですよね。「運も実力のうち」というけれど、実力がないうちには運は入ってこないし、運だけで上手くやってきた人はどこかのタイミングで自信を無くしてしまうと思うから上手くいかなくなってしまう。そんな薄っぺらい社会人じゃなくて、どんな環境でも同じ成果を出しながら、自分で稼げる人間にいつかはなりたいと思っています。

言葉はどんなに頑張っても行動には勝てない

―現役メンバーへメッセージ

考えるだけじゃなくて、やりたいと思ったなら動き出せばいいと思います。言葉はどんなに頑張っても行動には勝てないから。そして自分で行動に起こしたなら、どんなことがあっても言い訳をせずにいるべきです。いろいろ辛いことも多かったり、愚痴も出てくるかと思うのですが、結局その選択をしているのは自分だから、後から人のせいには絶対にしちゃだめだなと。インターンを続けるも辞めるのも自由ですよ。

何をするにしても、自分の選択を大事にすることは忘れない方がいいと思います。

あとは、メッセージというほどでもないですが、当たり前のことは当たり前にするとか、返信は早めにするとか、遅刻はしないとかは、メリハリをつけてしっかりしていった方がいいと思います。後々にそういうのって見ている人がいますからね。

ー未来のインターン生に向けては何かありますか?

きっとみんな、何かやりたいとか、大きいことをやりたいとか漠然としてしか持っていないと思います。でもそういう人こそAPO総選挙を楽しめるのではないでしょうか。別に騙されたと思って一度来てみて、嫌ならやめればいいと思うんですが、きっと最後までいるんだろうなって思いますよ。

僕も、何をやっているか分からなかったけど、成り行きに身を任せてたら、結果としてここまでの縁になったわけですし。変わることは悪いことじゃないから、良くも悪くも変わらないといけないと思います。初心は忘れてはいけないけど、常に持ち続けてもいけないともいうし、まずはこだわりを捨てて飛び込んでみればいいと思いますよ。

歴史あるAPO総選挙。APO総選挙を経験した大学生は社会人になっても活躍していることが多い。Jobby編集部はこれからもAPO総選挙を経験したOBをインタビューして、その面白さに迫りたい。

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