○○の知識を教わることなく大人になった日本の皆さんへ

みなさんは今までどんなことを教わってきましたか?

みなさんは生まれてから今までどんなことを教わってきたでしょうか。
学校では国語、数学、理科、社会、英語などなど、家では礼儀や作法、マナーなどなど、様々なことを教わってきたことかと思います。
そして、こうした知識を様々な場所・方法で生かしていることでしょう。

ある分野で世界の若者から置いて行かれつつある


ですが、最近では日本の教育問題が様々な面から語られています。日本の教育には、詰め込み教育、いじめ、教育格差など多くの視点から課題が出ているという状況です。
そんな中、とある金融界のプロフェッショナルが言います。
「日本では金融の知識を教える人が少ない。勉強する人たちはその知識の教わり方さえ知らない」と。
そう言われるものなら、海外の教育と比べてみようではありませんか。

金融リテラシー教育事情の国際比較

ここで、海外諸国と日本での金融教育の状況について比べてみました。
日本で受けた教育と比べてどのような違いが見えるでしょうか。

アメリカ

アメリカでは、主に中学・高校の教育課程の中でゲームやクイズをしながら楽しく金融について学べる教材が作られています。
バーチャルでの株の売買やお金がなくて困っている学生を助けるためのミッションの遂行といったようなシミュレーション型のゲームやクイズなどが挙げられます。
まずはリスク無しに遊び感覚で金融のノウハウを身につけたのちに、新聞や金融関連の資料を見ながら議論をしたり、クレジットカードやデビットカードなどお金に関わるアイテムの使い方を学ぶ、といった具合で体系的に金融を学ぶプロセスがあります。

イギリス

イギリスでは、日常の生活における身近なシチュエーションにおいてどのようにお金を運用するかを予想、シミュレーションをしながら基礎知識やお金の管理のスキルや責任を学びます。ただ知識として学校の先生が生徒に一方的に教えることをせずに自ら考えて判断や行動をできるようにし、さらに時にはNPO法人や国の行政が協力して子供用の投資制度を作ったり金融に関するアドバイスをしたりもしているといいます。このように、子供も大人と一緒に実生活でのお金の扱い方を学習する習慣があるようです。

ニュージーランド

ニュージーランドでは、5歳の頃から自らの銀行口座を作って貯金をしながらお金の仕組みを学ぶプログラムが行われています。
預けたお金にはしっかりと利子もつくそうで、毎月自分のお金がいくらになったのか、お金の出し入れはどのように行うのかなどのスキルを得ながら銀行の仕組みを知ることができるのです。
非常にリスクが大きいようですが、親や学校の先生がしっかりと子供達の口座の管理をサポートしているだけでなく、プログラム自体は任意参加でもあるので、必要以上のリスクを負うことはないと考えられます。
そうした意味で早くから実践的に金融を学べるのは一種強みと言えるのではないでしょうか。

(参照:https://www.enigma.co.jp/media/page-11251/

ここでは3か国の事例を見てきましたが、これらの事例を見てから改めて日本で今まで受けてきた教育を振り返ってみてどのように感じたでしょうか。
確かに、日本にいても言葉ではクレジットカードや銀行の仕組みについて習ったような覚えはありますが、そうしたお金の使い方や扱い方を体や感覚で教わる機会はほとんどと言っていいほどなかったと筆者も解釈します。
友人とまれに人生ゲームをやったことがあるくらいでしょうか。

何が問題?


では、日本に金融の知識を学ぶ機会がないということがどのように問題なのでしょうか。
突然ですが、皆さんが単純に「お金が欲しい」と思った時、どのようにしてお金を得ていますか。
アルバイトや親のお小遣いでお金をやりくりしているという方が多いのではないでしょうか。
また、こうして得たお金はどのように管理していますか。
おそらく、銀行の口座に入れるという方が多いでしょう。

ところが昨今、お金が欲しいと思った時のお金の増やし方というのは多様化してきています。
アルバイトだけでなく、大学でもビットコインや株で稼いでいる学生がいたり、近年では時間こそかかるものの保険や証券といった金融商品や年金を長期間かけることでお金を増やす方法として利用する人がいたりと、多彩なお金の運用の仕方があるのです。
特に、冒頭で紹介したプロフェッショナル曰く、「保険や株などの金融商品や年金などはかけ方次第で60歳になる頃には億単位でお金を増やせる」と言うのです。
現在、銀行でお金を預けた場合の金利はせいぜい100分の1%単位です。
100万円を銀行口座に貯めても1年間に100円程度しかお金を増やせません。
この場合、40年間毎年100万円ずつを銀行に貯め続けても60歳までに増やせる総計で数万円円ほどというレベルの世界です。
この間に同じ額を保険などの金融商品で回している学生たちは40年後には数億円のお金を持っているということもありうるのです。
さらに、2013年から日銀によって掲げられてきた2%の物価上昇を2019年にも目指す動きから、銀行でお金を貯めていてはお金は大きく増やせない中で物価が上がり、今までなら手持ちのお金で変えたものが今は買えないということも起きつつあります。
それに追い打ちをかけるように、近年の少子高齢化によって昔なら多くの若者からかけてもらうことで高齢者が60歳ごろから確実に得られた年金が若年人口の減少により今後は70代後半になるまで年金がもらえなくなる、あるいは生涯ずっともらえなくなる可能性すらありうるのです。
一生懸命お金を貯めて老後の楽しみに使おうと考えているみなさんもこのままではそれを楽しむお金の余裕を得られずに老後を迎えることになるかもしれません。
それらを踏まえれば、今から自分のお金を増やすために努力していかなければいけないのは明らかです。
ですが、現状ではいかにお金を運用するかの知識を知る方法すら日本にはない状況なのです。

もちろん、日本政府だって黙ってはいない

では、そのような状況は放置されたままなのかといえばそういうわけではありません。
そうした状況に待ったをかけるべく、国の行政が動き出しています。
2014年に、年代別に金融の知識をどのように勉強していくかを定めた指標として金融リテラシーマップが金融庁より公開されたのをきっかけに、それに沿った金融の教育を行う学校が出始めています。
小学校からいかに自分のお金で生活をし、さらに詐欺などの金融トラブルから身を守るかなどを体系的に学習していくシステムが浸透しつつあります。

金融の知識を教えてもらえずに大人になったみなさんへ


とはいえ、このような知識を教わることなく大人になったという方にとって前述したようなお話を聞くのが辛いかもしれません。
実際、今の日本では大学に入って初めて金融商品や銀行口座を取り扱う、それと同時にこのころになって親からも相続や資産の話をするという人が多く見られます。
「もっと早くから金融の知識を知っていればお金の管理ももっと楽だったかも」
「今のうちに金融のこと知っておかなければ次の世代に笑われるかも、でも誰に聞けばいいのかな」
このような後悔や不安を持っている方も多いのではないのでしょうか。
そのような皆さんの悩みにのって今後どのようにお金を運用し、また増やしていくことができるのか、さらに自分のお金をいかにして金融トラブルから守るかなどを今すぐにでも教えてくれるという人がいたら、相談してみたくありませんか。
その話をしてくれる人、ここにいます!その人こそ、冒頭で紹介した金融界のプロフェッショナルのことです。大学生を中心に、みなさんの悩みや不安を聞きながらお金に関わる知識を教える準備はできています。
お金に関して少しでも不安を持っている皆さん、ぜひ一度プロフェッショナルとお話ししてみるのはいかがでしょうか。ご興味がある方はこちらから!