仕事も遊びも統合して人生に活かせ!HR業界に切り込む「Glit」を開発するスタートアップ『Carat』CEO松本さんインタビュー

今回は、同志社大学を卒業後、株式会社SHIFTに新卒入社し様々な経験を経て社会人3年目でエンジニアの同僚とスタートアップを始めたCaratのCEO、松本さんにお話を伺いました。

Glit(https://www.caratinc.jp/glit)というHR系のアプリを開発しており、毎日レコメンドされてくる企業の求人情報を興味あり/なしの二択でスワイプ(Tinderのような操作性)し、選別することで自分に合った企業が見つかるというものです。企業側も興味ありを選択し、”両思い”になればマッチング成立となります。

就活をしている学生にも、起業を志す学生にもぜひ読んでほしい内容となっていますので、最後まで読んでくださいね!

仕事に対する考え方

——就活の時に仕事とプライベートを分けようと考える学生は意外と多いなと思うのですが、仕事に対する”分けるか分けないか”というような部分について松本さんの捉え方を教えてください。

仕事も遊びも、統合して自分の人生に活かすという考え方が大事だなと思っています。仕事って、人生の8割くらいを占めているんです。寿命も上がってきて70歳くらいまでは仕事ができる。そう言った中で”仕事”と”それ以外”に分けるっていうのは意味がないと思うんですよね。仕事もそれ以外も足して考えて、それぞれの良さを合わせていくというのは絶対。足した時に面白くなかったら最悪なので、どうやって楽しんでいくかっていうところが大事。それは、人それぞれ違うと思うので、頭使って考えて答えを出すべきだと思いますね。

あとは、やりたいことをやるのがベストだと思います。普通に出社して、つまらないのにお給料をもらうために9時〜17時で働くのはNGだと思うんですよ。そうなったとしたら自分の人生を考え直した方がいいんじゃないかなと。そうならないためにも、転職するときもそうですが、大学生のうちからキャリアの選択肢を増やす、新しいことを考えるっていうところはすごく大事なんじゃないかなと思います。

Glitを立ち上げた背景

——どのようにして今回のサービス開発を決めたのでしょうか。

サービスを始めた理由としては、結構色々あるんですけど、簡単にいうと転職サイトも求人サイトも見づらいというところです。これは、結構「隠れた真実」的な話かと思うんですけど、僕もそうだったんですけど、企業も出会いが全てなんですよね。「たまたま紹介してもらった」「あの人が働いてるから」「ネットで見た」きっかけはだいたいそんなもんだと思うんですよね。じゃあ求人サイトで頑張って時間かけて探すよりもレコメンド形式で自分に合ったところを見つけられたら絶対いいよなってなるわけで、そういうような感じでいいんじゃないかなと思っていて。探すとなると自分の時間を使ってしまうし、電車の中みたいな隙間時間でレコメンドされたものを良いか悪いか判断するだけの手軽さだったら、時間が惜しいという人でもフィットするのかなと思います。

——なるほど。HR市場でやりたいという気持ちなどはあったのでしょうか。

HRにしたのにはいくつか理由があって、1つはマーケットが大きいということ。レッドオーシャンではあるけれど、角度を変えればチャンスがあるだろうというのがあって。もう1つは課題のインパクトと数が多いかです。企業サイドの課題だと、ミスマッチが多いとか、離職率が高いとか、いい人が来ないとか。ユーザーサイドも、いい企業が見つからないとか、入ったら思うのと違ったとか、そういうインパクトとかミスマッチがめっちゃあるので、そこでいろんなソリューションを作って提供すればチャンスはあるのかなということでマーケット選定はしています。

もう1つは、自分の専門性を活かせるかというところですね。前職はSHIFTだったのでそんなにB2Cに活かせるものがあるかというとそうでもない。ただ、事業を任せてもらって部下がついてという環境で仕事をしてきたので、組織作りとかキャリアマネジメントとか、新卒・中途の採用に関しては大体そこらへんはわかるなと。そういう部分で近しい専門領域を活かせるところという意味でも影響していますね。

Tinderライクな就活アプリで”仕事探し”を楽しもう

——ありがとうございます。大学生から社会人まで広くターゲットを取っているとお聞きしましたが大学生にはどのような場面で使われるのでしょうか。 

学生だったらインターンや就職先を探す時「良いところないかなぁ」という課題感がありますよね。でも、かといって毎回就職サイトなどを見るのはしんどいわけです。インターンしてても「ライターの仕事はもういいかな、マネジメントがしたい。けどがっつり探すほどでもないな」とかがありますよね。

新卒だと就活期間は短いのに就職先を400万社以上の会社から探すのはしんどいわけです。大学生に知られていない会社でいい会社はいっぱいあるので、そういうところをGlitでレコメンド形式で出してあげられればなと思います。

現在、アプリが正式にリリースされています。まだダウンロードをしていない大学生のみなさん、ぜひ一度「インターン探し」「就活」のツールとして使って見てください!

サービスページ:https://www.caratinc.jp/glit

アプリDL:https://itunes.apple.com/jp/app/glit/id1243374660?mt=8