【外資コンサルの選考を突破するコツ】知っておきたい評価軸や対策法

あらゆる業界の中でも最難関といわれている外資コンサル。志望している学生さんの中には「どうやって対策すればいいの?」と困っている人もいるかもしれませんね。

 

たしかに、並大抵の努力で簡単に内定をもらえるような業界ではありません。しかし、外資コンサルに落選してしまう人の大半は、準備不足が原因です。

 

逆にいうと、早めに準備をしておけば、外資コンサルの選考はしっかり対策ができるということ。この記事では、そんな外資コンサルの選考におけるコツや、求められるスキルについて詳しく解説していきたいと思います。

 

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1. 外資コンサル全般で必要なスキル

各ファームによって特徴はありますが、どの外資コンサルでも求められる共通したスキルがあります。それは下記の3つです。

 

・ロジカルに考える力

・円滑にやり取りする協調性

・仕事を任せたいと思える人間性

 

高い思考力が必要となるコンサル業では、ロジカルシンキングができることが大前提。さらに大抵のプロジェクトは複数人で進めるため、コミュニケーションを取りながら前に進める協調性も大切です。

そして、クライアントに信頼される人柄が持っていることも重要なポイントになります。基本的に、外コンサルの選考ではこれらの3つが評価されます。

 

2. 選考内容ごとの対策とコツ

では各選考フェーズでどんな能力が必要になり、どんな対策をすればいいのか。項目ごとに紹介していきたいと思います。

 

2-1. エントリーシート(ES)

 

外資コンサルのESは、200字程度と文字数が少ないのが特徴です。しかし、一つずつじっくり読まれることは少ないといわれています。なぜなら何万人もの応募者がいて、すべてのESをきちんと読んでいたら時間がいくらあっても足りないから。

 

具体的には、ESの課題は以下のテーマが出されます。

・企業を志望した理由

・学生時代に注力したこと

・課題を見つけて解決した経験 など

 

これら対策としてやっておきたいことは主に2つ。

①ロジカルに読みやすい文章を書くトレーニング

②外資コンサルに勤める先輩や、内定者に添削を受ける

 

200字と少ない文字数の中で、伝えたいポイントがわかりやすい文章作成を意識しましょう。冒頭に結論を述べて、その後は具体例、といった流れです。

 

また、ESを作成する練習をしたら、実際に働いている先輩や内定者に内容を見てもらうのがおすすめ。フィードバックをもらうことで、さらに内容をブラッシュアップできるでしょう。

 

2-2.筆記テスト

 

外資コンサルのテストはトップクラスの難しさです。企業によっては9割の応募者が落選するほどなので、入念に準備をしておきましょう。

 

テストの形式は企業によって違います。たとえば、人気の外資コンサルは以下のとおり。

ベイン・アンド・カンパニー:独自問題

ボストン・コンサルティング・グループ:SPI

マッキンゼー・アンド・カンパニー:玉手箱

 

このように使われる問題形式は異なるので、自分の志望するファームは何を使っているのか事前に調査しましょう。そして以下のステップで対策をします。

 

①問題集やテキストで頻出問題のパターンに慣れる

②さまざまな種類の問題を解いて、思考能力を鍛える

 

外資コンサルのテストは、解放パターンを覚えればいいというものではありません。正解に辿り着く思考力を養うためには、判断推理やGMATなどを中心に、初めて見る問題に挑戦しましょう。

 

2-3. グループディスカッション(GD)

 

グループディスカッションを実施する外資コンサルはそこまで多くありません。しかし、ESやテストではわからない能力をしっかり評価される場なので、実践を積んで準備しておきましょう。

 

評価の基準となるポイントは、以下の3つ。

・意見は簡潔か

・多角的な視点はあるか

・コミュニケーション能力は高いか

 

ダラダラ意見を述べる、一つの観点だけで話してしまうといったことは評価を落とすことにつながります。結果を出すためには、以下のことをやってみましょう。

 

①ベンチャー企業など他の企業のGDに参加する

②自分パフォーマンスを毎回振り返って、改善していく

③上記をやりながら、日常生活で物事を色んな面から見るクセをつける

 

グループディスカッションの対策は一人ではやり切れません。実践を積みながら、グループでプロジェクトを前に進める力を鍛えましょう。

 

2-4. ケース面接

 

もっとも対策が難しいのがケース面接です。ケース面接では、難易度の高い課題の答えを導き出す思考力を見られています。

 

突破するためには、企業の特徴を研究して、設問パターンを覚えるだけでは不十分です。対策として、以下のことを実施してみてください。

 

①本や就活サイトで基本情報を把握

②志望するファームの傾向と特徴を調べる

③自分1人でいくつか問題に取り組んでみる

④先輩社員や内定者に頼んで練習させてもらう

 

ケース面接で出されるトピックは多種多様で、自分1人ですべてを対策するのは難しいでしょう。ある程度1人でできるようになったら、先輩や内定者にお願いして練習を積むのがおすすめです。

 

2-5. ジョブ(インターン)

 

ケース面接後のジョブで肝になるのはバイタリティです。これは、数日間にわたるインターンで、最初は勢いがあっても終盤で疲れてしまったり、チームワークが乱れたりする学生が多いため。

 

コンサル業は、毎日思考の連続です。ジョブを乗り越えられる体力がなければ、実際に働き続けるのは難しいでしょう。

 

ジョブ対策は、以下のことをやってみるのがおすすめ。

①毎日論理的に考えるトレーニングをする

②自分の性格や協調性はどうか、フィードバックをもらう

 

繰り返しになりますが、論理的思考力はコンサルタントに不可欠です。一時的に能力を発揮できるだけでなく、コンスタントにパフォーマンスを出せるよう、日々思考力を養いましょう。

 

また、チームワークをうまく続けるためには、自分の性格で直すべきところや、協調性をつけるために足りないところを見つけることです。友達や先輩に聞いて、フィードバックをもらうのが手っ取り早い方法ですよ。

 

まとめ:外資コンサルの選考突破のカギは思考力。日々考える力を鍛えよう

 

22卒の就活生向けに、外資コンサルの選考のコツについてお伝えしました。外資コンサルの選考は、テンプレ―トや暗記が通用しない、ハイレベルな能力が問われる分野です。

 

選考を突破するためには、一時的に対策をするのではなく、毎日思考能力を鍛えるのが一番の近道です。そして周りの力を借りながら、自分の考え方や能力に磨きをかけていきましょう。

 

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