【業界研究】22卒必見!外資メーカーについて知ろう

外資系と聞くと、
・高級取り
・頭良さそう
・バリバリ働いていそう
・コンサル
みたいなイメージが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?

「外資系」とは、日本以外に本社を持つ企業のことです。
ですので、どの国の企業なのか?何をしている会社なのか?などで、実情が大きく変わっていきます。
今回は、特に外資系メーカーについてまとめてみます。

業界研究の参考にしてみてください。

以下の記事では、外資メーカーの選考対策について紹介しています。こちらも是非併せて参考にしてみて下さい!

【業界研究】外資メーカーを徹底攻略!選考のコツをまとめました

外資メーカーとは?

外資メーカーとは、その名の通り、日本以外に本社を持つメーカー(製造業)のことです。
特に、日本に支社を置いて製品を製造している会社のことを指す場合が多いです。

仕事内容

企業によって取り扱う製品は様々ですが、製品を製造し、いろいろなところに卸すのが基本的な仕事です。
化粧品や飲料、洗剤などを作っているメーカーなど個人向け製品を作っている企業もあれば、医療機器を製造したり、航空機エンジンを製造したり、企業向けの製品を製造しているメーカーもあり、様々です。

職種による違い

外資メーカーにおける職種を大きく二つに分けると、営業・マーケティング部門と、製造管理・人事部門にわけれます。

営業・マーケティング

営業部門は、製造した製品を小売店に卸したり、顧客となる企業に販売したりする役目です。
マーケティング部門は、市場調査を行って売れる製品を企画したり、製造した製品の広報戦略を練ったりします。
営業・マーケティング部門は、他の部署に比べて多忙ですが、その分キャリアアップの速度が速いのが特徴です。

製造管理・人事

製造管理部門は、製品の製造を主導する部門です。
人事部門は、人材の配置や採用計画に携わる部門になります。
製造管理・人事部門は、営業・マーケティングに比べて長期的にキャリアアップしていく部門になります。

国による違い

外資系と一言でいっても、どこの国の企業なのかで社風が変わってきます。

アメリカ系の企業は、The・外資系といったイメージです。
個人主義かつ実力主義で、めちゃくちゃ忙しい分、結果を出せばキャリアアップが早いという企業が多いです。

一方、ヨーロッパ系の企業は、アメリカよりも安定志向と言えます。
バリバリ働くアメリカ系に比べて、ヨーロッパ系は「効率的にこなして、定時に帰る」というイメージです。
あくまでも家族や友人が第一な雰囲気の会社が多いでしょう。
ワークライフバランスを考えられる分、キャリアアップの速度はゆっくり目です。

業種による違い

一言で外資メーカーといっても、何を作っているかで社風は変わります。

化粧品や飲料、洗剤などの消費財を扱っている企業は、比較的ハードワークになりがちです。
日本で販売をしようと思ったら、国内メーカーの製品と競うことになります。
国内では日本の消費財がとても強いので、結果的に頑張ることが増えるわけですね。

IT系メーカーはパソコン本体やパソコンのパーツ、キーボード、ゲームソフト、OSなどを扱います。
働き方の自由度は高い企業が多いですが、時期によってはハードワークになりがちです。
スキルアップのために転職を繰り返す人も多く、人材の流動性が高い業界になります。

外国の高級ブランド系商品を扱う、ラグジュアリー系メーカーは、バッグや、高級車、家具などヨーロッパ系のものが多いです。
そのため、ヨーロッパの企業風土が強く、ワークライフバランスが重視される、ひとつの製品を長く取り扱うなどの傾向があります。

BtoBの企業では、プラスチックの原料などを扱っています。
普段目にする業界ではないため、新卒の学生が知っていることは少ないと思いますが、日本支社を持つBtoBの大手外資系メーカーも多いです。
外資系企業ではありますが、日本法人に対して製品を販売しているため日系メーカーと似た文化を持っていたりします。

平均年収

外資メーカーの収入は、企業や職種によって大きく異なりますが、だいたい国内メーカーの1.5倍〜2倍くらいと言われます。
新卒の初年度の年収も350万円〜500万円と言われており、普通の新卒の平均年収200万円〜250万円より、かなり高いです。

外資メーカーと日本メーカーの違い

外資系の企業は、成果主義で、スキルや実績があれば年齢や性別にかかわらず出世の機会が与えらえれます。
また職種がしっかり分けられていることが多く、希望しない限り職種転換は少ないでしょう。

一方日本企業は、スキルや実績だけでなく、在籍年数も重要になることが多いです。
総合職という考え方も日本企業特有のもので、会社から指示で知らない職種に職種転換することもままあります。

有名な外資メーカー

最後に有名な外資メーカーをピックアップしてみました。

ジョンソンエンドジョンソン

ジョンソンエンドジョンソンは、アメリカに本社を持つ、製薬や医療機器を扱うメーカーです。
人々の「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」の向上を掲げている企業で、個人向けの製品から、医療用医薬品、高度な医療機器など様々な製品を扱っています。

個人向けの商品としては、バンドエイドやベビーオイルなどの製品が有名です。
実際の売り上げの大半は、医療現場で使われる機器や検査薬の売り上げがほとんどです。

P&G

P&Gは、アメリカに本社を持つ、日用消費財メーカーです。

扱っているブランドは、
・アリエールやボールド、ジョイなどの洗剤
・パンテーンなどのシャンプー、SK-Ⅱなどの化粧品
・ジレット、ブラウンなどの髭剃り
などです。

聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?

P&Gが求めているのは、「自分の持てる能力を常に最大限に発揮してビジネスや組織を構築できる人」だそうです。
国内外で活躍したい人は、ぜひチェックしてみてください。

ネスレ

ネスレは、ネスカフェやキットカットなどのブランドを持つ、世界最大級の食品会社です。
1866年にスイスで創業し、1913年にはネスレ日本が作られました。
ネスレは食品会社として拡大してきましたが、現在では健康とウェルネスの分野に力を入れています。
そのための研究開発も積極的に行なっており、ネスレの研究開発部門は、栄養科学と専門知識を武器に、おいしさと栄養を組み合わせた製品作りにチャレンジしています。

まとめ

外資メーカーは日本の企業より年収が高くなりがちですが、その分スキルや実績を求められます。
外資系を目指す方は、振り落とされないように頑張りましょう。

一方で、外資メーカーは、どこの国の企業か?どんな製品を扱っているか?によって社風が大きく変わるため、
ヨーロッパ系でBtoBの企業などを選べば、ハードワークを避けることも可能です。
選考を受ける選択肢の一つとして、ぜひ外資系メーカーも検討してみてください。