商社へ就職したい人必見!取得すべき4つの資格と評価されやすい人の特徴を紹介

グローバルにビジネスを展開し、多くの会社との取引を行う商社。

年収も高く、世界に股をかけた仕事ができるという点で、学生からも人気が高いのが特徴です。

しかし人気が高いからこそ、大手商社から内定を獲得するのは非常に難しいとされています。どうにか周りの学生と差を付けて、内定を獲得したいと考えている人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、商社への就職を目指す学生が取るべき4つの資格と、評価されやすい学生の特徴をご紹介します。学生の期間を有効活用して資格を取得したい!周りと差を付けたい!という人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

商社への就職を目指す学生におすすめの資格4選

ではさっそく、商社への就職を目指す学生が取るべき資格をおすすめ順に紹介していきます。

1.TOEIC

まず、誰もが取得すべき資格はTOEICです。中には、一定のスコア(730以上など)を取得していることをエントリー条件として定めている会社もあります。

商社を目指すのであれば、スコア800点以上を目指しましょう。実際のところ、帰国子女や留学経験があって英語での日常会話が完璧にできる人を積極的に採用する傾向にあります。TOEICはできるだけ早い時期からコツコツ勉強していくことをおすすめします。

またTOEICは、日本で最も有名な英語試験となっているので、どんな企業の就職でも役立ちます。汎用性が高いので、まずはTOEICで高いスコアを取れるように勉強しましょう。

参考:https://www.iibc-global.org/toeic.html

2.実用英語技能検定(英検)

実用英語技能検定(英検)は、日本英語検定協会が行う試験です。英検は、教育機関の学習指導要領に取り入れられていたり、文部科学省に支持されていたりと、日本国内の会社ではとても評価されやすい資格です。

また英検では4技能すべてが問われるため、TOEICでは補えないライティングやスピーキング力をアピールすることができます。

さらに英検は、TOEICと違って有効期限がありません。一度取得した級は、今後の人生でずっと使うことができます。商社を受けるのではあれば、準1級以上を目指して勉強しましょう。

参考:https://www.eiken.or.jp/eiken/sp/

3.日商簿記検定

簿記検定は、会社間の取引やお金の出入りを記録して決算を行うための知識が問われる試験です。簿記の知識を付けることで、会社の経営状況を理解し、コスト管理を正しく行えるようになります。

ではなぜ商社に簿記の知識が必要かと言うと、商社が取り組む事業の1つに会社に投資をして収益を上げるという投資事業があるからです。簿記の知識は、取引先の経営成績をチェックする時や、投資先としての今後の成長を予測する時に役立ちます。

日商簿記検定には1級・2級・3級の3つのレベルに分かれています。商社を目指すのであれば、2級以上の取得を目指しましょう。2級を取得すれば、財務知識の基礎を証明することができます。独学でも十分取得できるので、ぜひ勉強をしてみてください。

4.TOEFL(トーフル)

語学力で突き抜けたい人は、TOEFLの取得もおすすめします。TOEFLはTOEICと同様、アメリカの教育試験サービスであるETSが行うテストです。TOEFLはビジネスで使う英語やコミュニケーションの英語というよりも、学術的で専門的な英語の問題が出題されます。

世界的に見れば、TOEICよりもTOEFLの方が圧倒的に有名で、信頼性が非常に高い試験です。海外と関わりを持つに商社に就職したい人にとっては、取得して損はない資格です。TOEICよりもさらに高い語学レベルを証明することができます。

参考:https://www.toefl-ibt.jp/index.html

資格があるからと言って100%有利になるわけではない!

ここまでおすすめの資格を4つ紹介してきましたが、資格はあくまで1つのアピールポイントにすぎないということを頭に入れておいてください。資格があるからと言って100%就活に有利になる!内定がもらえる!という訳ではありません。

商社の選考では、目に見えて証明できる資格だけでなく、人間性はどうか、この学生は企業に合っているかという視点で判断されます。だからこそ、資格を取ることだけに一生懸命になってしまうのはよくありません。

・自己分析をして自分の強みを知る

・ネットや本で業界・企業分析する

・インターンシップやOBOG訪問等に参加する

この3つも非常に大切です。資格取得だけを重視するのではなく、バランス良く対策を練るようにしましょう。

商社への選考で評価されやすい人の特徴

商社への就職にあたって、資格だけでなく人間性・人柄もチェックされています。ここからは商社の選考で評価されやすい人の特徴をご紹介します。

コミュニケーション能力がある人

総合商社・専門商社のどちらでも、コミュニケーション能力は必須です。商社の業務では、世界を股にかけて様々な人とやりとりをし、双方のメリットある方へと話をまとめ上げていく必要があります。また社外の取引だけでなく、社内の上司・同僚との報連相も重要です。

商社の選考では、コミュニケーション能力も判断基準の1つです。ぜひ自分のコミュニケーション力も見直してみてください。

情報収集が得意な人

選考では情報収集する力があるかどうかもチェックされます。

商社では、取引先の経営状況をチェックしたり、政治的状況から会社に与える影響を考えたりと、あらゆる情報を収集した上で分析を繰り返し、事業を進めていきます。だからこそ面接や書類選考では、好奇心旺盛で情報に敏感であることや、情報収集を常にしていることなどをアピールすると良いでしょう。

大きな挑戦と継続して努力した経験がある人

商社の選考では、学生時代に他にはないような大きな挑戦をした人、地道なことでも継続して努力した経験がある人を評価している傾向があります。

商社では、大きなプレッシャーのかかる取引を任されたり、逆に地道な仕事をコツコツやらなければいけなかったりと、仕事への負担が大きいのが特徴です。だからこそ、これまでに何かに向かって長期的に努力を続けた人や、大きな挑戦をするにあたって試行錯誤した経験がある人は、それだけ体力と忍耐力がある人だと評価されます。

まとめ

今回は、商社への就職を目指す学生におすすめの4つの資格と、評価されやすい学生の特徴をご紹介しました。

商社への就職はレベルも倍率も高いからこそ、他の人より増して努力することが重要になります。ぜひ学生のを有効活用して、今から始められる資格の勉強や業界分析などを始めてみてください!