オンラインGDで成功するためには?評価のポイントや対策を徹底解説!

複数の学生がグループを組み、1つのテーマについて議論をするグループディスカッション(GD)。

GDは就活での1つの選考スタイルとして一般的になっています。

しかしそんなグループディスカッションも、最近ではオンラインで開催されています。ただでさえ慣れないGDがオンラインになることで、さらに不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、オンラインGDの流れや評価のポイント、成功するために意識すべきことについて詳しく解説します。ぜひ参考にして、オンラインGDに備えてください。

オンラインGDの流れ

まずはオンラインGDの主な流れを確認しましょう。

1.会社側からWeb会議ツールへ招待される

オンラインGDは、ZoomやTeam、Google MeetなどのWeb会議ツールを用いて行われます。企業側からGDの招待URL等が送られてくるので、時刻になったら企業側から承認されて会議ツールに入室します。オンラインGDでは対面GDより人数が少なく、1グループあたり3~5人が多いようです。

2.担当者から説明、自己紹介

GD開始時刻になると、担当者からGDに関するルールや制限時間(20~30分が多い)、ディスカッションするテーマなどが説明されます。必要に応じてメモを取るようにしましょう。

その後、学生同士で名前・大学名など簡単な自己紹介を行います。Web会議ツールによっては画面に名前が表示されないものもあるので、ディスカッション中に名前を呼び合えるよう名前は確実にメモをしておきましょう。

3.役割を決める

続いて、進行役、書記、タイムキーパーなどの役割を決定します。基本的に「進行役だから高評価だ」のように、役割自体が評価に影響することはありません。役割が振り当てられた場合は、まずは確実にその役割を果たすようにしましょう。

オンラインGDの場合、議論を円滑に進める進行役と、話した内容を可視化できるようにまとめる書記はとても大切な役割です。時間を管理するタイムキーパーは、全員で行う場合もあります。

4.GDを行い、意見をまとめて発表する

自己紹介と役割決めが終わったら、いよいよグループディスカッション開始です。意見を出し合いながら、皆の意見を1つの方向へまとめていきます。最後は人事担当者に向けてディスカッション内容の発表をし、GD選考の終了です。

GDで見られる評価のポイント3つ

ここからは、企業側に評価される基準や見られているポイントを3つご紹介します。基本的には、対面・オンラインのどちらでも見られるポイントは同じです。ぜひ以下3つのポイントを頭に入れて、GBに挑んでください。

積極性

企業側は、積極的に議論に参加しているか、問題解決に取り組んできるかを評価します。特にオンラインGDでは、話すタイミングが分からず譲り合いが起きたり、なかなか話が深まらなかったりするケースが多いです。そのようなときでもディスカッションをうまく進めようと努力したり、積極的に話しに参加したりする姿勢は評価されます。

集団の中でのコミュニケーション力・協調性

基本的なコミュニケーション力があるかどうかも評価のポイントです。自分の意見を言うだけでなく、周りを見ているか、意見を聞く姿勢・受け入れる姿勢をきちんと持っているかが評価されます。

自分の意見を伝えただけで満足することなく、他の学生が話しているときの表情・姿勢や、相手の意見を踏まえつつ自分の意見を伝えることを意識しましょう。

対応力・発想力

面接の質問は事前に対策することができますが、GDの場合は事前に準備することがかなり難しいです。だからこそ、とっさの対応力や発想力も評価されます。

とはいえ、とっさの対応力や発想力は日常的に意識しないと身に付きません。例えば、時事ニュースや業界関連のニュースを見たときに「自分の意見」を考えてみるという方法は、対応力や発想力を身に付ける上でとても有効です。ただニュースを見るだけでなく、「自分だったらどうか」「賛成か・反対か」を考え、書き出してみましょう。

オンラインGDで意識したい4つのこと

次に、オンラインGDに参加するにあたり、意識したい4つのポイントをご紹介します。以下4つをチェックした上で、オンラインGDに挑んでください!

ネット環境・操作を確実にチェック

まずは、必ずネット環境と操作をチェックしましょう。過去の学生の中には、GD中に画面がフリーズしてしまった人、ツールの操作が分からず入室に遅れてしまった人もいます。こうならないためにも、事前にネット環境を整えること、そして使用するWeb会議ツールの使い方のチェックを確実に行いましょう。

また、カメラに写る自分と背景のチェックも必須です。第一印象を良くするためにも、身だしなみチェックは怠らないようにしてください。

進行役と発言方法を確認

オンラインGDでは、進行役と発言方法を確認することが非常に大切です。人事担当者がルールを定めてくれる場合もありますが、基本的には学生同士でディスカッションの進め方を決めていきます。

先ほども言いましたが、オンラインGDは対面に比べて意見を言う時に譲り合いになることが多く、スムーズに伝わらないこともあります。だからこそ進行役を含めたグループ全員と、発言方法や進め方を予め確認し、GDを進めやすい環境を整えましょう。

いつもに増して明るい表情を意識する

いつもよりも「明るい表情」を意識することも非常に大切です!オンラインは対面に比べて表情が見えにくいというデメリットがあります。そのため多少オーバーかな?と思うくらい、表情を明るくし、必要に応じて身振り手振りを加えるなどして、他のメンバーや担当者からの印象を良くしましょう。

また、できるだけカメラ目線で話すことも大切です。画面上の他の学生を見ながら話すと、他の人の画面では目線が下に行ってしまい、暗い表情に見えてしまいます。自分が意見を話すときは、パソコンのカメラを見て話すようにしてください。

結論から伝え、簡潔に話す

オンラインGDは、対面でのGDに比べてスムーズに進まないことが多いです。だからこそ一人一人がダラダラと話さず、簡潔に伝えることが大切です。その上で、「結論から話すこと」を意識するようにしましょう。

結論→理由の順で述べる話し方は、聞き手に伝わりやすく、そして会社に入ってからも重視される話し方です。意識して結論から話すようにし、最後まではっきりと滑舌よく話すようにしましょう。

まとめ

今回は、オンラインGDの特徴や成功するために意識すべきポイントについて解説しました。

オンラインでのGDは少しやりにくさを感じることも多いですが、これからの時代ではオンラインで会議をする・ディスカッションをすることは当たり前になっていきます。ぜひ今回の記事を参考にして、オンラインGDに向けての準備・対策を進めてください!