【面接前必読!】面接で役に立つ「短所」の答え方とNGワード!

就活で避けては通れない『面接』の壁。緊張に加え、話し方や表情も選考対象になる最大の試練とも言えますね。

特に注意したいのが長所と短所の答え方。

長所は自信をもって答えられますが、短所で悪い印象を与えてしまわないか、何を言ったら幻滅されないか本当に悩む部分ですよね…。

今回は、そんなお悩みを持つ方に向けて、面接時の短所の答え方について説明していきます。

人間は人それぞれ。完璧な人なんていません。

短所の回答で、面接官にポジティブな印象をもってもらえるように準備して面接に臨みましょう!

例文やNGな答え方だけでなく、オリジナリティを出す言い回しも紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。

面接官がなぜ短所を聞くのかを考える

逆の立場になって考えてみましょう。その人の短所を聞くことで、

・誠実さ、素直さ

・課題を解決できるか

・社風や職種に合っているか

・弱さに向き合う強さがあるか

このような点を見ています。

短所は誰にでもあるものです。

急に聞かれてつまづいてしまったり、「特にありません」のような回答をしてしまわないようしっかり考えておきたいですね。

面接で役に立つ「短所」の答え方とNGワード

ズバリ、結論から申し上げると、

【自分を客観的な視点で把握できているかどうか】

この課題をクリアできる答え方ができていればバッチリです!

ここから具体的に解説していきます。

「〇〇できない」のようなネガティブな言葉を使わない

短所を伝えるのだから「〇〇できない」のように話すしかない…と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、これは回避することが可能です。

<例>

・計画性がない

=行動力が先走り、直感で動きがち

・チームワークを尊重できない

=自分の考えが強く、意見が衝突することがある

・忍耐力がない

=課題クリアに時間がかかる場合、別の方法を探してしまう

あくまで例文ですが「~~ない」という否定語はどうしてもネガティブに聞こえがちです。

言い換えることで、簡単に回避できますので考えてみましょう。

結論→具体例→対処法の順で話す

これは履歴書や作文などにも言えることですが、後に続く内容に興味を持ってもらうためには初めに結論を伝えることが大事になってきます。

最後まで結論を引き延ばすと「結局何が言いたいの?」と飽きられて聞き流されることが多いからです。

<例:マイペース>

・自分のペースで物事を進めるタイプと周囲に言われることがあります。

仕事において、興味ある業務に時間をかけすぎて他の業務の進捗が遅れることがありました。

そのため、すべてのタスクの時間の割り振りを先に決めておき、計画通りに進めることができるよう工夫しています。

「〇〇すぎる」のような長所を過剰にする表現は避ける

「短所を言わない方が評価を下げずに済むのでは…」と思ったり、「できるだけよく見えるように伝えたい」のように考える方もいるかもしれませんが、NGです。

<例>

・真面目すぎる

・几帳面すぎる

・優しすぎる

これらの例は、どれも長所に”すぎる”をつけて過剰表現していますよね。

これでは面接官に「ちゃんと弱点が見えていない」「取り繕っている」というネガティブな印象を与えてしまいます。

社会的に問題のある短所は伝えない

当たり前のように思えますが、説明する過程でポロっと出てしまいがちな部分にもなりますので注意が必要です。

<例>

・約束を守れない

・時間にルーズ

・嘘をつく

・忘れ物が多い

「組織で働くにあたっての基本がなっていない」「社会人になる意識が欠けている」とかなりのマイナスイメージになりますので、絶対に避けましょう。

具体例は古すぎないものを選ぶ

小中学生の頃の失敗エピソードを話すのは避けましょう。

面接官には「子供の頃から成長していないのかな?」「近年に成長できた体験や学びを得た経験がないのか?」と思われてしまいます。

説得力がかなり弱くなりますので、大学生以降のエピソードを用意するのがベストです。

「同じ失敗を何度も繰り返した」と話す

最初の結論部分で「私の短所は、同じ失敗を繰り返すことです」と話すことはもちろん、結論の後の具体例部分にも注意が必要です。

<例>

・心配性のあまり、無駄な確認作業に時間を費やし提出期限に何度も遅れてしまったことがあります。

「失敗から学び、改善する能力がない」と判断されてしまうので、このような体験談は避けるようにしましょう。

「飽き性」はNG

企業は、採用した人にはココで長く働いてもらいたいと思っています。早く辞めてしまうのではないかと想像できるような回答は避けましょう。

ただし、言い換え方によってはクリアできる場合もあります。

<例>

・新しいことに次々と興味が湧き、1つのことに集中するのが苦手

面接官の捉え方にもよりますが「仕事を長く続ける力が欠如している」と思われてしまわないよう注意が必要です。

【面接前必読!】短所で使えるおすすめキーワード

人とかぶりがちな短所ですが、言葉の選び方次第で面接官に「おっ」と思わせて印象に残る受け答えが出来るかもしれません。

よく挙がるいくつかの短所の中から、自分なりにアレンジして個性が光るような言い回しに出来るキーワードを探してみましょう。

マイペース

・大ざっぱ

・周りとの温度差がある

・自分のルールを重要視しすぎる

自我が強すぎる

・人を評価してしまう

・調子に乗りすぎる

・目立ちたがり屋

・おせっかいを焼く

自我が無さすぎる

・人の意見に流される

・気をつかいすぎる

・些細なことで緊張する

・引っ込み思案

飽きっぽい

・継続性がない

・短期

・直感に頼りすぎる

・後先考えずに先走る

自分の短所を深掘りしていったら、これらのキーワードがピンとくる方も多いのではないでしょうか。

経験した失敗エピソードと照らし合わせてオリジナリティのある短所を答えられるようにしたいですね。

最後に

あまり知られたくない自分の短所ですが、使い方・工夫の仕方によっては大きな武器になる重要な材料です。

短所を問われ黙り込んでしまうことが無いよう、自分自身と向き合ってみましょう。

何が自分の短所なのかわからない方は、企業が求める人材と自分を比較してみたり、信頼できる友人・相手に分析してもらうのも新しい発見に繋がるかもしれませんよ。