「SPIの問題を試しにやってみたけど、かなり難しい・・・。こんなのできる気がしない!どうやって対策したらいいの?」22卒や23卒の学生の皆さんの中には、こんな悩みを抱えた人がいると思います。
中学校で同じような問題を解いた気がするけど、どうやって計算すればいいのかわからない、なんてこともありますよね。
しかし、SPIに出てくる問いの大半は、それほど難しくはありません。今回の記事では、SPIができない原因と対策方法について解説したいと思います。本記事を読んで、就活の最初の関門を乗り越えていきましょう。
目次
1. SPIができない原因
SPIができない、または苦手意識を持つ原因は主に3つあります。当てはまるものがあるか、確認しながら読んでみてください。
また、SPIについてよくわかっていないという人は、コチラの記事を参考にどうぞ。
1-1. SPI自体に不慣れ
SPIは、これまでの学生生活で経験したものとはまったく違うテストです。そのため、SPIができない人はまだ問題に慣れていないケースが多くあります。
受験勉強中に、センター試験や大学の過去問を何度も解いたことがあると思います。それと同じように、SPIも繰り返し解いて試験に慣れておく必要があるのです。
どんな問題が出るのか、答えのパターンはどんなものがあるか、といったことを把握しておかないと、高得点を取るのは難しいということですね。
1-2. 答えの出し方がわからない
2つ目に、どうすれば答えが出てくるのかわからないと、SPIを攻略するのは不可能です。たとえば、非言語分野では中学校の数学で習った計算式が必要になります。
授業で教わった気がするけど、公式を忘れてしまった・・・。ということも少なくありません。このような場合は、問題集を使って問題の解き方を思い出して、再度定着させる必要があります。
1-3. 問題を解くペースが遅い
SPIでは、たくさんの問題を短時間で解かなければいけません。非言語分野では40分間で30問前後、言語分野では、30分間で40問ちかくの問いをさばく必要があるといわれています。
そのため、1問1問丁寧に進めていると、すぐ時間切れになってしまうのです。わからない問題には時間をかけすぎず、次に切り替えていく気持ちを持ちましょう。
2. SPI対策は何をすればいい?
ここからは、具体的にどんなことをすればいいのか、対策方法を紹介します。一つ一つ着実に行えば、SPIの点数も高くなっていくはずですよ。
2-1. セクションごとの勉強方法
まず、各セクションの勉強方法を見ていきましょう。基礎能力検査で行われる、4つの分野について説明していきます。
・言語分野
一般的に「国語の問題」といわれる言語分野では、熟語の意味や使い方を問われる問題が頻出します。対策としては、熟語の意味や例文、類義語・対義語をおさらいすること。これに関しては、どれだけ暗記できるかがものをいいます。
また、長文読解については実践を重ねて慣れていきましょう。短い時間で大量の情報をインプットできるように、速読の練習をするのも効果的ですよ。
・非言語分野
「数学の問題」が出てくる非言語分野では、まずSPIに必要となる中学や高校で習った計算式を復習しましょう。一度解き方を身に付ければ、練習する中でパターンが覚えられるようになります。
またすべての分野をやると時間がかかってしまうため、頻出問題の推論、図表、確率などから始めるのがおすすめです。テストセンターの受験では電卓が使えないので、筆算する練習もやっておくといいですよ。
・英語検査
英語検査では、語句の意味を問われる問題が多く出されます。そのため、日頃からアプリや単語帳を使って語彙・イディオムをなるべくたくさん覚えておきましょう。
またSPIと傾向が似ている、TOEICの勉強をしておくことも効果的です。少し難易度が高いので、TOEICに慣れておくとSPIは易しく感じられるかもしれません。
・構造把握力検査
構造把握力検査の対策は、できるだけ多くの問題に触れて構造パターンを理解しておきましょう。内容は違っても、同じような解法の問題が出されることはよくあります。
また、試験中は大量の選択肢を読む必要があるので、普段から読書などをして、集中的にたくさんの情報をインプットする練習をしておきましょう。
2-2.問題演習を重ねる
先ほど述べたように、SPIで高得点を狙うには、繰り返し問題を解いて傾向をつかむことが重要です。各セクションの解法パターンを大まかに頭に入れたら、どんどん練習していきましょう。
SPIの試験内容は例年同じようなもので、その年によって大きく変わることはありません。現在は過去問や問題集、アプリなど、さまざまな手法で練習できます。
スキマ時間を使って移動中にアプリを使ったり、時間がある時は実践形式で問題を解いてみたり、工夫しながら問題演習を重ねてみてください。
2-3. スピードを意識する
SPIではすべての問題を解くのは至難の業。できるものは着実に、わからないものはいさぎよく飛ばす、といったスピーディーな決断が必要です。
また、練習する中で、自分は各設問にどのくらい時間をかけているか計ってみるのも一つの手。たとえば、すべての問題を解くには何分かかるのか、時間がかかってしまう問題はどれか、など。
こうすることで自分の得意・不得意がわかれば、試験時間を効率よく使えるようになります。
3.それでもSPIができないときの解決策
上記のことをわかっていても、思うように問題が解けないこともありますよね。そんなときは、SPIが必須でない企業を視野に入れてみてください。
SPIができるに越したことはないですが、就活サイトで「SPIがない企業」という条件をつけて検索することも可能です。
ただ、何万人もの応募が殺到する大企業では、一つの合格ラインとしてSPIは必須。中小企業には、SPIが不要なところもたくさんありますよ。
まとめ:SPIは対策をすれば十分攻略できる
SPIの対策方法について悩みを抱えている22卒、23卒の学生さん向けに、対策と勉強方法についてご紹介しました。
一見難しく見えるSPIですが、中身は中学校や高校で習ったものがほとんど。きちんと勉強して傾向と対策を身に付ければ、攻略するのは難しいことではありません。ただ、練習回数を重ねた方が有利ではあるので、時間があるうちに始めておいた方がいいでしょう。
SPIの基本的な知識を知っておきたい人は、コチラの記事も参考にしてみてください。
この記事をご覧になった皆さんが、SPIについての苦手意識が少しでもなくなれば幸いです。
早速問題集やアプリを手に入れて、今日から対策を始めてみてくださいね。