就活生の皆さんは、外資メーカーについてご存知でしょうか?
外資メーカーは、日本国外に本社を持ち、日本でも展開しているメーカーのこと。
日本企業に比べて、年収が高く、キャリアアップも見込めます。
今回は、外資メーカーが気になっている学生さん向けに、外資メーカーの選考についてまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
外資メーカーとは
簡単に復習しておきます。
外資メーカーは、国外に本社を持つメーカーで、扱う商品によって社風が変わります。
・消費財メーカー
・IT系メーカー
・BtoBメーカー
・ラグジュアリー系メーカー
など様々な企業があります。
外資メーカーで採用される職種を、ざっくり分類すると、
・営業
・マーケティング
・製造管理
・人事
などが多いです。
外資メーカーの就活活動時期
外資メーカーの選考には、2パターンあります。
1つはサマーインターン経由で作用されること、もう一つは本選考を受けることです。
時期ごとにさらに細分化すると、以下の4つの方法があると言えるでしょう。
・8〜9月:サマーインターンシップ
・9〜10月:ビジネスコンテスト
・11〜2月:秋冬本選考
・3〜5月:春本選考
マーケティング系の職種は特に人気なので、秋冬の選考時点で枠が埋まってしまうことが多々あります。
本気で外資メーカーを目指すのであれば、サマーインターンでの採用を目指しましょう。
外資メーカーの選考情報の集め方
外資メーカーの情報は、日本の企業に比べて少ないです。
あらかじめ大手の外資メーカーをピックアップしておき、各社のHPをチェックするのが最も確実な情報収集方法でしょう。
また「東京キャリアフォーラム」など、留学生向けのイベントには外資系企業も多く参加しています。
あくまでも留学生向けのイベントなので、留学経験がない学生は参加できないため注意が必要です。
留学経験などがない場合は、各社のHPをチェックするようにしましょう。
外資系メーカーの選考のコツ
外資メーカーの選考の流れは、多少の違いはありますが、下記の流れが多いです。
・ES
・筆記試験
・GD
・面接
とても倍率が高いため、選考を通過するためにはしっかりとした対策が重要です。
職種によって求められる要素は少し異なりますが、今回は最も倍率が高いとされるマーケティング系の職種を目指す時のポイントをまとめてみます。
ES(エントリーシート)
ESで注意すべきポイントは2点あります。
1つ目は論理性です。
マーケティング系の職種を目指す場合、ESから最終面接まで論理性が求められます。
マーケティング担当者は、実務の中でもプロダクトやブランドの責任者として、問題解決を行うことが多いため、
問題解決のプロセスをしっかり検討する能力が求められるんですね。
志望動機を書く場合も、自分の強みを書く場合も、「なぜ」を明確に示すことが大事です。
自身の主張+主張の根拠を基本形として、ESを作りこみましょう。
2つ目はリーダシップの経験です。
マーケティング担当者は業務のために他の職種の人を巻き込む必要があるため、リーダシップの能力が問われます。
他の部署と連携する能力を示すためにも、リーダシップの経験を盛り込むように心がけましょう。
論理性さえ保っていれば、自身の普段の学生生活やサークル、インターンシップの経験などでも、リーダーシップを示すことが可能です。
人を巻き込みプロジェクトを進めた経験を、書くようにしましょう。
筆記試験・ウェブテスト
外資メーカーの多くは、独自の筆記試験・ウェブテストを用意しています。
ですので、各企業ごとへの対策が必須です。
オリジナルの筆記試験やウェブテストへの対策は難しいです。
過去問を手にいれることができれば対策もできますが、手に入らなかった場合、類似のウェブテストを参考にするのが良いと思われます。
企業オリジナルといっても、テスト制作会社と連携してテストを作っている場合がほとんどです。
たとえばP&Gのウェブテストは、性格テストとCABの図形問題に類似した問題が頻出します。
P&Gを受ける学生さんは、CABの練習問題を勉強しておくのが良いでしょう。
GD(グループディスカッション)
GDでみられるのは、コミュニケーション能力と思考力です。
マーケティング系の職種にかぎらず、コミュニケーション能力はとても重要です。
コミュニケーション能力と一言にいっても、「協調性」「リーダシップ」「傾聴力」など様々な視点があります。
マーケティング職では特にリーダーシップを重視されるため、他のメンバーひとりひとりに気を配りながら議論を進めることを意識しましょう。
次に思考力ですが、論理性に加えて発想力なども含みます。
問題を解決するためのアイデアを考えられること、その妥当性を説明できることが重要です。
どれだけ発想がよくとも根拠を示せなければメンバーを説得できないので、論理性を意識して発言しましょう。
またGDは、時間制限のある話し合いです。
複数のアイデアが出てしまった場合は、どちらかを捨てる決断も重要になります。
「A案とB案どっちにしよう」で悩んで時間を使うより、とりあえずどちらかに決めて、それを具体化する方が建設的です。
どちらかを捨てて、議論を進める決断ができる人は、リーダーシップがあると思ってもらえます。
もしそういう機会があったら、勇気を出して、どちらかを捨てる決断を提案してみると良いでしょう。
面接
面接は、基本的にESベースで行われます。
提出したESを読み直し、どんなことを聞かれるか考えておくと良いと思います。
面接でも大事なのは、論理性です。
「なぜ?」というというに対して、しっかりと一貫した回答ができるように練習しておくようにしましょう。
また、外資メーカーの面接では、「ケース問題」を出されることがあります。
ケース問題とは、具体的な問題が出され、どう解決するか?を問われる問題です。
ケース問題への回答も、論理性が大事になります。
なぜ、そのような回答になったのか?を自分の言葉で説明できれば、説得力があるでしょう。
まとめ
外資メーカーの選考は、早くから始まります。
情報収集を怠らないようにし、なるだけ多くのチャンスに臨みましょう。
また外資メーカーの選考はとても倍率が高いので、しっかりした準備が必要になります。
一つ一つの選考に対して準備を行い、後悔のないように選考に臨みましょう。