就活は一度じゃないかも?意外と身近な「転職」事情!

人生は一度きり!入社する会社は一社だけ?

就職活動中の4年生、もしくは就職活動を控えている3年生の皆さん!
就職した後のキャリアについて考えたことはありますか?

そもそも入社したい会社を見つけて実際に入社の目標を実現することは簡単ではありません。
そのためたくさん悩むと思います。

お互い学生同士ライバルであるとはいえ、各個人が就職活動に本気で取り組み、自分に合う最高の1社を見つけたいという思いは同じですよね。
ただ今回は、就職活動をするにあたって1つの考え方として、転職が珍しくない時代だからこそ就職をしたその先のキャリアまで考えた「転職」についてお伝えしていきます!

実際に転職をしてる人ってどれ位いるの?

実際に社会で働き始めている訳ではない私たち学生にとって、転職のイメージはなかなか沸かないと思います。

ですので初めに、大学卒業後に新卒で入社する会社が必ずしも「定年まで働き続ける会社ではない」ということをお伝えします。
実際、社会人の中で2人に1人が転職を経験しており、今や転職は珍しくありません。

それどころか転職は、本当に自分の価値観に合う会社を見つけ、長く働く会社を見つける為の1つの手段になっています。

どうして転職を考えるの?

なぜ転職する方達は転職をしようと考たのでしょうか。転職には、大きく分けて「会社に対して不満や悩みがあるパターン」と「実現したい目標に向かって新たなキャリアを求めるパターン」の2つのパターンがあります。

働くなら楽しく働きたい!

入社前は就職先に期待を持っていても、入社後に実際に働いてみて職場環境や条件に不満を感じたり、自分に仕事が合ってないと感じたりすることがあるかもしれません。

「会社に対して不満や悩みがあるパターン」の転職理由の大半は、
「残業時間」「収入」「人間関係」等の不満が挙げられます。

上記に関しては、実際に入社して働いてみなければ実感することは出来ないですよね。筆者の先輩からも聞きますし、皆さんも様々な口コミでも見たことがあるのではないでしょうか。

もちろん働いてみて不満が無く楽しく働けるのであれば、転職を考える必要は全くありません。

しかしもし皆さんが不満を堪えられなくなった時に、無理をして働き続けてしまうと心身共にストレスが溜まってしまいます。

せっかく一生懸命会社を探して就職したのに、その会社でストレスを抱え込み過ぎて仕事も環境も楽しくなくなり、暗い人生になってしまうなんて嫌ですよね。

そんな時のために、「転職」があるのです。

夢に向かってステップアップ! 

また転職をする人の中には、自分の夢や目標のために転職するケースもたくさんあります。

実際に社会に出て働くことで、「会社への不満はないが、新しく見つけたやりたいことを実現させたい」と思い、円満に転職をする場合もたくさんあります。

ここまで転職の話をしてきましたが、学生の私たちには、いまいちイメージが沸きにくいですよね。

ただここまででお伝えしたいことは、社会人になると「転職」は意外と身近ということです。だからこそ、学生の今の段階から「転職」の基礎だけでも知っていたら、新しくキャリアの幅が広がるのではないでしょうか。

転職のイメージをしてみよう!

転職ってどう始めるの?

まず簡単に「転職の流れ」について説明します。

転職は基本的に新卒の就活と同じで、
サイト登録→企業研究→応募→面接
という流れです。

転職サポート支援と聞くと、「転職エージェント」「キャリアアドバイザー」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これらは、数百万という会社の中から求職者のキャリアや希望に沿った求人を紹介してくれます。

転職と新卒は、ここが違う!

紹介された会社と自分の希望が合致した会社を決めたら、いざ面接です。
その面接という場面で、新卒と転職の大きな違いが現れます。
ズバリ「採用基準」です。

新卒は「人柄」や「入社意欲」が内定を取るためのポイントになることに対して、
中途は「今までの実績や経験」「スキル」等が採用の可否に大きな影響を与えます。

企業が中途で人を採る際には、即戦力を必要としていることが特徴として見えてきます。

つまり新卒と中途の採用フローに大きな違いが無いとしても、求められているものが違うことが新卒と中途の基本的な違いになります。

「転職」に前向きな会社は案外たくさん!?

近年は、昔のように年功序列で長く働き続けることが美徳では無くなりつつあります。

それを実証するように転職市場は非常に盛んになっており、テレビCMや電車内の広告などで、毎日のように流れていたり目にしたりすると思います。

長く続いていた就職氷河期の頃とは違って「転職求人」と聞くと中小企業ばかりでブラック企業しかないといようなことは無く、現在は大手企業も含め多くの優良求人募集が行われています。

特に新卒で入社して3年以内に退職した求職者である「第二新卒」は、現在転職市場の中で非常に人気があります。

一度は社会で働く経験をしている第二新卒は、最低限の社会人のマナーを理解していることや経験が浅い分順応出来ることがメリットとして、「第二新卒歓迎」と積極的に募集している企業は多いです。

「石の上にも三年」と例えて、新卒は最低3年必ず働き続けなければいけないとよく言われていますが、必ずしも3年働き続けなくても転職は十分可能な時代ということです。

転職の前に!「新卒期間」は、可能性を広げる!?

新卒ブランドは人生に一度しか訪れません。
よくよく考えてみると、「本当にやりたい仕事」なんて社会に出た経験の無い学生は分からなくて当然ですよね。

だからこそ、現段階でしっかり将来を考えながらも、深く考えすぎずに
ただ「自分は話すことが好き」や「単調な作業を丁寧にやることが向いている」など、自分の性格をしっかり把握して絞っていけば良いのです。

ちなみに筆者の先輩は、「年収が高い」×「話す仕事がしたい」ということで商社の仕事を選んでいました。

ただ筆者のオススメとしては、妥協せずやりたい仕事の大手企業を目指すことです。
小規模の企業やベンチャー企業の仕事内容や自由さ、人の魅力に惹かれて就職を希望する人も多いですが、「転職の可能性」を考えると大手企業に就職しておくことがオススメです。

上記でも説明させて頂きましたが、転職では経験やスキルが採用に影響します。

つまり前職の知名度やスキルが無ければ、例えどんなに実績や経験をアピールしても面接官には伝わりにくい場合があるからです。

やはり大手企業に就職することで転職先の可能性が広がりますので、少しでも安心して転職を考えたいのであれば、妥協の無い就職活動を行ってほしいと思います。

最後に

ここまで就職後のキャリアまで考えた「転職」についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

社会に出ると私たち学生ではイメージが付かないような世界が広がり、変化に溢れているかもしれません。

だからこそ、就職活動を終えるための内定確保に目が行ってしまうのではなく、「転職」を通して就職の先のキャリアについて考えるヒントになれたら幸いです。