ビジネスって意外と身近?あなたも売り手になれるかも

「ビジネス」というと、堅苦しいイメージを持っている方は少なくないと思います。また、例えば買い物において、学生の皆さんの中には「自分は買い手・使い手である」という固定概念を持っている方も、多いのではないでしょうか?配車サービスアプリとして世界的に有名な「Uber」は、今までにはない新しい手法のコンテンツで世界的に成功し、現在は800万人以上ものアクティブユーザーを獲得しています。どうしてUberは従来のタクシーと差をつけることができ、成功したのか?今回は、Uberのビジネスモデルを参考にしながら、「個人が参加する形でなりたつビジネスの話」をしていきたいと思います。

Uberって何?というあなたは、まずこちらの記事を読んでみてください。
参考記事:これはタクシー?’Uber’って知ってる?



Uberは、プラットフォームビジネスである


「プラットフォームビジネス」とは、ある商品やサービスが、ほかの人の商品やサービスと一緒になってはじめて価値を持つビジネスのこと。もう少し分かりやすいように、一般のタクシーと比較して説明します。

一般タクシーとは、その場で乗客がタクシーを拾い、タクシーが送迎し、乗客がタクシー運転手に支払う形で、ビジネスが成り立っています。つまり、下記の図のように、乗客と運転手という二者の関係で完結しています。

タクシー
一方、Uberでは、代金は乗客が運転手に支払うのではなく、乗客がUberに登録しているクレジットカードから引き落とされ、Uberからドライバーに支払われます。そのため、図のように、乗客と運転手の間に「Uber」が介入する形、つまり、乗りたい人と乗せたい人、双方の存在があってはじめて、Uberが成り立っている、ということになります。

Uberプラットフォーム

「タクシーを拾いたい、と思ったときにいつでも拾える」という瞬間的なニーズに応える。これは、従来のタクシー会社が成し遂げられなかったことでした。しかしUberは、スマートフォンアプリ上で配車をし、乗車前から事前に「時間・車種・走行距離・費用」をアプリ上で確認できるサービスを提供することで、このニーズに応えることに成功しました。その上、事前に登録したカードから代金を引き落とすことで、車内での支払が不要になり、従来のタクシーより乗車も降車もスマートになっているのです。瞬間的なニーズに対して、UE(ユーザーエクスペリエンス)を手元に集中させることで、より使いやすく身近なサービスであることが、成功要因の1つと言えるでしょう。

プラットフォームビジネスでは、ユーザーが買い手と売り手、Uberでいうならばライダーとドライバーがいます。このどちらが欠けても、ビジネスとして成り立ちません。ライダーがいなければドライバーに仕事はなく、ドライバーがいなければライダーに車を提供することもできないからです。しかし、共通して言えるのは、どちらも「Uberのユーザー」。逆手にとれば、「あなたも売り手になれる」のです。



意外と身近なプラットフォームビジネス



買い物

身近な例であげると、「楽天市場」や「Amazon.co.jp」なども、実は同じプラットフォームビジネス。どちらも出品者は楽天やアマゾンの人間ではなく、楽天やアマゾンのユーザーです。ビジネス、というと堅苦しく聞こえがちですが、知らない間にあなたもその渦中にいるのです。

他にも、フリマアプリの「メルカリ」や、チケット売買サイト「チケットキャンプ」など、意外と身の回りには多くの例が。このように、個人間の取引を仲介する事業やサービスは、C to Cと称されています。C to Cとは、Consumer to Consumerの略。ECサイトなど、法人格をもつ企業としての売り手と個人の買い手という関係であれば、B to C(Business to Consumer)と称されます。

先述した例を含め、ネットオークションや、仲介することで手数料を徴収するサービスなどは、C to Cに含まれます。プラットフォームをベースにして、その上で個人対個人の取引が行われているC to C事業。いらなくなった服、行けなくなったライブのチケット…個人で買い手を探そうとすると、なかなか見つからないし、トラブルが起こる可能性も。しかし、仲介者を挟んだ状態で売り手と買い手はそこへ集まれば、出品者は自分の商品をより多くの人に見てもらうことができるし、購買者はその中から自分の探しているものに見合ったものを選ぶことができる。そして、仲介者は取引が全て管轄内にある代わりに、仲介手数料をもらうことができる。全員にメリットがあり、個人で行うよりも安全性が高いため、企業もC to Cに参入することが増えてきていますし、消費者もC to Cで展開される事業に敏感になっているのではないでしょうか?



様々な形で展開をするC to Cビジネス


「自分が不要になったもの」を売るオークション形式などは想像しやすいですが、実は他にも様々な形でサービスを繰り広げる企業が多くあります。その中から、今回は2つ紹介したいと思います。

出典:https://minne.com

出典:https://minne.com


1つは、「国内最大のハンドメイドフリーマーケット」と称される「minne」。こちらのサイトは、手作りのアクセサリーや小物など、「ハンドメイド」専用のフリマサイトです。ハンドメイドのみに絞ることで、購買者は「オリジナリティがあり、他とはかぶらないもの」を探したいときにこのサイトへ訪れ、販売者は、自分の作った作品を多くの人に見てもらえる場へ出品することができます。同じフリマサイトでも、メルカリとは違ったサービスを展開をしていますね。

出典:https://www.airbnb.jp/

出典:https://www.airbnb.jp/


もう1つは、「世界の空き部屋シェアサイト」の「Airbnb」。商品の売買ではなく、持ち家や空き部屋を貸借できるシステム。業態はUberと似ています。1部屋あたりの上限人数はありますが、料金は1人あたりではなく1部屋あたりに対するものなので、大人数で泊まればホテルより安いかも。また、ホテルではなく現地の家で生活することで、その街の住人になった気分を味わいながら旅行を楽しむことができるのではないでしょうか。



自分は買い手にしかなり得ないと思っていたあなた、「ビジネス」を一括りにして自分から遠ざけていたあなた。意外と身近なところに、個人で学生でありながら、あなたが売り手としてビジネスに関わるチャンスはたくさんあるのです。買い手だけにとどまらず、自分にマッチしたサービスを使って、あなたも参加してみては如何でしょうか?