終電も人身事故も何のその!タクシー会社直伝・安く早くお得なタクシー活用術

安く、並ばずに移動したい!!タクシー会社直伝のタクシー活用術大公開!

大学の講義は長いのに楽しい飲み会はあっという間に時間が過ぎてしまうもの。
ついつい飲みすぎて終電をうっかり逃してしまった…、大事な予定があるのに人身事故で電車が遅延して間に合わなかった…、などの経験がある人も少なくないのでは?
終電の後朝まで飲み続けるのも、カラオケで騒ぎ倒すのもちょっと疲れるし、本当はタクシーで家に帰りたいけど正直お金がもったいない…なんて考えることもあると思います。
そんなジレンマを解決するべく、最大限『安く』そして長蛇の列に並ぶことなく『早く』帰るためのタクシー活用術をタクシー会社さんに教えてもらいました!

タクシーの基本的な運賃はどう決まっているの?

そもそもタクシーの運賃はどのようにして決まっているのでしょうか?
用途によって複数の算出方法がありますが、一般的な移動手段として利用する場合、「初乗り運賃」に加えて「加算運賃」「時間距離併用制運賃」がかかります。

初乗り運賃とはタクシーに乗った時点で既にメーターに表示される最初の運賃のことで、東京都では現在は410円です。
加算運賃とは〇メートル走ると〇円追加というように、一定距離ごとに一定の金額が初乗り運賃にプラスされる運賃です。
加算運賃はタクシー会社ごとに異なります。
時間距離併用制運賃とは時速10km以下で走行している時や長時間止まっている間に、経過時間が運賃としてプラスされるものです。
その他に、22時から翌日5時までの間に2~3割の運賃が通常運賃に加算される「深夜割増」もありますね。
これらの「走行距離」「走行時間」「走行時間帯」が複合的にメーターに運賃として表示されているのです。

タクシー会社直伝・タクシー節約術

タクシーの運賃の仕組みが分かったところで、まずは『安く』乗るための節約術をご紹介します!

①タクシーは最大限割り勘するべし!
タクシーの一番の特徴は公共交通機関の中で唯一割り勘ができる乗り物ということです。
複数人で乗れば乗るほどお得になります。
とは言え、全く同じ場所まで帰る人がいることって少ないですよね。
そんな時も大丈夫!
とりあえず方面が同じ人同士で乗り、先に下車する人が降りる時点の運賃を割り勘して支払います。残った人は、その地点から最後に下車する地点までの運賃を追加で支払えば、同乗していた距離のタクシー代を効率良く節約できます。

②目的地方面の道路で乗車するべし!
仮に目的地と反対方面に向かう道路で乗車するとします。
道路によってはすぐにUターンできなかったり、目的地方面へ軌道修正するために大回りせざるを得なかったりする場合があります。
そうなると方向を変えるために運賃がかかってしまい勿体ないですね。
乗車する時はスマホで地図などを確認し、目的地方面に向かう道路でタクシーを拾うようにしましょう。

③迎車料金を節約!タクシーは極力拾うべし!
今やタクシーは電話やスマホアプリなどで簡単に呼ぶことができます。
タクシーを探す手間無く、大体10~15分で迎えに来てくれるので非常に便利ですが迎車料金として300円~400円程初乗り運賃に加算されてしまいます。
たかだか400円ですが、初乗り運賃と同等の料金です。
「迎車をお願いしないと1台もタクシーが通らない」という場所でない限り、極力節約したいポイントですね。

④メーターが上がる前に降りるべし!
時折、下車する直前にメーターが上がり運賃が上乗せされる悔しい事態が起きたりします。
そのメーターですが、運賃だけでなくメーターが上がるタイミングも表示されていることはご存知でしたか?
タクシーによってメーターにも違いがあるので一概には言えませんが、バロメーターのように図で運賃が加算される大体のタイミングが分かるようになっています。
下車地点が近くなったらメーターを確認し上がる手前で降りるのもひとつの手です。
ただ車は急には止まれないので、欲張って上がるギリギリまで粘るとタイミングを逃す可能性もあります。少し余裕を持つことがポイントです。

⑤クレジットカードや電子マネーで支払うべし!
運賃の支払いをクレジットカードやビザデビット、もしくはEdy、WAONなどの電子マネーで行い、にしてポイントを稼ぐことで節約する方法です。
運賃が直接割引になる方法ではありませんが、現金払いよりも確実にお得です。

⑥その他
「急いでほしい!」と伝えてみる心理的な手法を使う人もいるそうです。
もちろん運転手さんは安全を第一に信号や速度制限を守っているので、そう伝えても気持ち早くなる程度ですが、稀にゆっくり走行したり遠回りしたりする運転手さんもいるためその抑制にもなるでしょう。
そのような悪質なサービスはタクシー会社によっては厳しく取り締まられているので、いわゆる「ぼったくり」に遭わないためにもタクシー会社を選んで乗車するのも節約術かもしれません

タクシー会社直伝・タクシー活用術

終電後や人身事故が起こった時、台風などの大雨の日に、駅前のタクシー乗り場にテーマパークのアトラクション待ちのような長蛇の列ができているのを見たことはありませんか?
そういう時ほど一刻も早く帰りたいのに、待ち時間はストレスですよね。
節約術では運賃をできる限り『安く』する方法を紹介しましたが、今度はタクシーにストレスなく『早く』乗るための活用術をお伝えします!

①迎車で並ばずに乗るべし!
節約術ではカットするべし!と紹介した迎車サービスの料金ですが、背に腹は代えられません。
長時間待つより数百円加算されても早く帰れた方が良い時もあります
ただし、混雑しているタクシー乗り場のすぐ側だと呼んだタクシーが止まれないこともあるので、少し離れた場所で呼ぶことをお勧めします。

②駅に向かう手前の道路で拾うべし!
電車の人身事故などが起こるとタクシーの運転手さん同士で情報が共有されるそうです。
共有されると、付近を走っているタクシーは駅のタクシー乗り場に向かうことが多いので、そのタクシーを駅の手前で捕まえるのは非常に賢い手です。
実は、空車状態のタクシーが手を上げたお客さんをスルーし乗車させないと「乗車拒否」という法律違反になるそうです。
仮にそのタクシーが沢山の人が並んでいるタクシー乗り場に向かっていたとしても、手前で手を上げられたら乗せないわけにはいかないのです。

③運転手さんに気づかれやすい手の上げ方をするべし!
場合によってはベテランの運転手さんでも上げられた手に気づかないことがあるそうです。運転手さんに気づいてもらいやすい方法で停車してもらう確率をアップさせましょう。

・ポイント① 手は早めに上げる!
タクシーが通り過ぎる直前に手を上げても気づけないことや停車し損ねることがあるようです。
タクシーに気づいたら、なるべく早く、そしてずっと上げていましょう。

・ポイント② 夜間はスマホを持って手を上げる!
夜間は街灯があっても上げている手が見えないことが多いそうです。
そんな時は、画面を明るくしたスマホを持って手を上げると見え方が格段に違うため、拾い損ねることも激減するでしょう。

④他の人より手前で拾うべし!
タクシーを待っている時に、ふいに手前に現れた人に先に拾われてしまった経験はありませんか?
先述の「②駅に向かう手前の道路で拾うべし!」に記載したように、手を上げた人を乗せないと「乗車拒否」という法律違反になってしまうため、運転手さんとしてもお客さんを選ぶことが中々できないと言います。
タクシーを待っている人が他にもいたら、なるべく一番手前で待つことができると早く拾うことができるでしょう。

 おまけ:タクシーがどんどん大学生の身近な存在に

意外とタクシーについて知らないことが多かったかもしれません。
ですがそれもそのはず、タクシーと言えばおじさんの仕事、利用したくても運賃が高い、と中々大学生には遠い存在ですよね。
ですが、近年新たなサービスの導入や新卒採用などで身近になっていることをご存じですか?
例えば、メディアなどでも一躍有名になった「就活タクシー」

合同説明会などで配られるタクシーチケットを使うと、チケット分の運賃が無料になる
いうサービスが話題になりました。

また、新卒採用を積極的に行っているタクシー会社もあるとのこと。
今回お話を伺ったのは、『日本交通株式会社』という業界No.1の最大手企業です。
あまり若い人がタクシー会社に勤めるという印象はないのですが、その一般的な印象を改革するべく若手の採用にいち早く取り組むイノベーター的存在でもあるのだとか。
近年では毎年100名以上の新卒社員が入社しているとのことで、就職を希望する大学生が多いことにも驚きました。
新卒の初任給は大体月収20万円前後ですが、日本交通株式会社さんでは平均月収が30万円以上(!!)、シフト制勤務ではあるものの週の半分が休日(!!)という今注目されているワークライフバランスが非常に整った企業だったのです!!

今回の記事執筆に当たりご対応くださった入社2年目の横張もえみさん(写真5枚目)からは、タクシーについてだけでなく、お仕事についてのお話も伺わせて頂きました。
横張さんは現在新卒採用担当として説明会などを切り盛りされているそうですが、つい最近まではタクシーの運転手さんとしてお仕事されていたと言います。

横張さん:『お給料は基本給に毎月売り上げのインセンティブがプラスされる仕組み。休みが多いのに、どんなに少ない時でも月収20万円、多い時は月収40万円を超えることもあります。
休みの日は大学生の頃から続けているシンガーソングライターとしての活動や、年3回あるボーナスで年間パスポートも無理なく買えるのでディズニーリゾートによく遊びに行きます。
タクシー会社って意外と働きやすい、意外と面白い、この「意外」な部分をもっと多くの大学生に知ってもらいたいので、夏採用でも引き続き伝えていきたいと思っています。』

その充実ぶりが伺える、なんとも羨ましい日常を垣間見ることができました。
就職先を決めていない人は、ライフワークバランス重視の企業として視野に入れてみるのも良いかもしれませんね。

日本交通株式会社の採用情報詳細はこちら
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さいごに

「タクシー会社直伝」ということで、日本交通株式会社さんからインターネット上にも紹介されていない、タクシー会社さんだからこそ知っているタクシーをお得に利用する方法を教えて頂きました。短距離の移動はもちろん、終電後の長距離の移動にもこの記事を活用してより安く早くお得にタクシーを使ってみてください!