人間関係をうまくする味方!!色が与える効果と印象。

色が与える印象って?

普段目に映るものは、たくさんの色で溢れています。普段当たり前にみてる色には、どんな影響があるんでしょう?色の力で、得したり損することってあるのかな?と思い、色について調べてみました!

色の種類

①デジタルの色数

web上で表現できる色で、目では判別できない物も含めると、約1677万色と言われています。

②目に見える色数

私たちは、見える条件が整っていれば750万色、普段の状態だと、187万5000色も識別できると言われています。(参照:”よい色”の科学 なぜその色に決めたのか)

③普段使う色数

色を言葉に表して伝えることなどを考えると、普段使っている色数は2000~3000色程度です。色を取り扱う、ファッション・印刷・塗料・住宅などの各業界で作られている色見本帳でも、1万色もありません。

私たちが普段よく使う色は11~30色程度です。(赤・青・黄・緑…)これらの色が、たくさんの色の基準です。また、世界の各言語で共通している基本となる色の分類は、11語 しかありません。

色がもつ力。

色にはそれぞれ、発揮する効果があります。
青色や緑色、赤色などの効果はよく知られているので、その他の6色の効果と影響について紹介します!

ベージュ

ベージュは、効率が上がる色と言われています。ベージュの範囲が広いほど効果は大きくなると言われているので、木の机にしたり壁をベージュにするなどがおすすめです。

オレンジ

オレンジは、胃腸を刺激し、食欲を促す効果があると言われています。心の不安や抑圧を取り除き、心理バランスを整える効果があるそうです。親しみやすいイメージから、照明やデザインの色によく使われています。

ピンク

ピンクは、心と体を若返らせる効果があります。心を満たし、人を思いやるあたたかさを与えてくれる色です。食べ物に対しては、味覚的な甘さを刺激するので、ダイエット時は注意です。

黄色

黄色は、知性を高める色です。頭をよく使いたいときにいい効果を発揮します。また、甘えの気持ちが強いときや自己アピールの強い人は黄色を好む傾向があるそうです。

緑色

緑色は、健康と成長をイメージさせる色です。また刺激の少ない緑色は、見る人に落着きと安心感をもたらす事ができます。

紫色

紫色は、欲求不満色といいますが、上品さや心身のバランスを整える癒しの色とも言われています。潜在能力を引き出す色でもあるので、精神を集中したいときにおすすめです。

以上が6色の効果と影響です。これから、心理やコーディネート、デザインなどを考えるときの参考にしてみてください。

色を使って印象を変えよ!

日本ホスピタリティ推進協会コーディネーターの遠山さんはこのように言っています。

人には、それぞれ「似合う色」があります。それが必ずしも好きな色とは限りません。
思っている以上に、身に付けている物の色や髪色を変えることで、相手へのイメージを変えることだってできるんです。

上記のように、相手への印象は、自分の身につける色で、ある程度コントロールする事ができるようです。

例えば、好きな色が黒だという、社会人のAさん。
目がキリッとしてて、気が強そうな印象を受けがちです。
今日は気になる上司とご飯なので、そこではふんわりとしたイメージを相手に持ってほしい!こんな時、好きな色で攻めるのではなく、白の服を着ることで、柔らかい印象を持ってもらいやすくなります。

そもそも色には、

  • 色そのものに対する「イメージカラー」
  • 色から連想したり、人が受けとる「イメージ」

があります。例えばという事で、下に表を載せてみました。

 

ウインター

スプリング

原色

(オレンジ・黄色は除く)

オレンジ、黄色

イエローグリーン

オレンジレッド

イメージ

華やか

個性的

はっきりしている

かわいい

若い

アクティブ

イメージ
カラー

クリスマスカラー

はっきりしたメリハリのある色

透明感あるアイシーカラー

明るく、きれいな色

いきいきした色

お花

この表はほんの一部なのですが、パーソナルカラー診断ででるウインターやスプリングといった「自分に合った色」が分かると、自分に一番合うアクセサリー、ネクタイ、髪色などがみつかります。

また、就職活動や初対面の時に「アクティブ」な印象を与えたければ、スプリングの色の助けを借りて小物や服を決めると、相手は自然と「アクティブ」なイメージが入ってくるでしょう。

なので、「好きな色だから自分らしさが伝わる」のではなく、「与えたい印象に合った色」を味方につけて伝えるんです。ぜひ、自分に合う色を見つけて、色を活用してみてください!!

最後に

どうでしたでしょうか?色は、ただの色以上のパワーを持っています。その色の効果や影響を味方にして、相手に与える印象をコントロールしたり、部屋のインテリアなどに活かして、色を楽しんでください!

 

参考:

“よい色”の科学―なぜ、その色に決めたのか 単行本 – 2009/12