海外旅行、留学前に必見!知らないと恥ずかしい世界のボディーランゲージ

海外でやってはいけないボディーランゲージがある?

言語には言葉で伝えるバーバルランゲージとジェスチャーで伝えるボディーランゲージの二つが存在します。私たちは日頃の会話の多くでボディーランゲージを無意識に使っています。しかし、文法や規則などが見えないこのボディーランゲージ、多くの人が世界共通であるものだと思いがちではないでしょうか?

今回、意外と知られていない日本独特のボディランゲージと、海外の面白いボディーランゲージについていくつか紹介したいと思います。

日本独特のボディーランゲージ

   

こっちに来て:手のひらを下に向け上下に動かすor 指を前後に動かす

これは日本人が外国人を最も混乱させる日本独特のボディランゲージと言っても過言ではないでしょう。実は全く同じ動作で、欧州では「あっちに行け」という意味になります。筆者は中学生の時にこれをしでかし、友達を向こうに追いやったことがあります。(笑)欧州文化でこっちに来てと言いたい時は、手のひらを上に向け、指を仰ぐように前後に動かします。

自分:自分の鼻を指差す

欧州では「自分」を表す時は、人差し指で自分の胸元を指差します。そのため鼻を指差していると「え?鼻がどうしたの?」と思われたり、笑われたりすることもあります。

おかまのポーズ:手の甲を反対側の顔の頬につけて反らす

面白いことに、これがおかまのポーズであることが当たり前であるのは日本だけです。実はこのポーズ、アメリカではこそこそ話を意図します。「あの人、これだよ、ゲイだよ」なんて話をする時に、このポーズをとっても誰もわかってくれないので注意しましょう。

相手が1文終わらせるたびに「はい」と返事をする

日本人は世界的に見てもとても聞き上手で、相手の話にしっかり耳を傾け、割りこまないことが基本です。そのため、話をしっかり聞いているサインとして「はい、はい、」と何回も言ってしまいがちです。しかし外国では「Yeah, yeah, yes」などと言っているとすごく真剣に話をきく真面目な人だと思われます。決して悪いことではないのですが、そこまでしなくても相手の目を見て頷くくらいが普通だと知っておくといいでしょう。

知ってたら便利!海外で絶対に遭遇するボディーランゲージ

指差し指と中指をクロス

留学経験者であれば見たことがない人はいないでしょう。指をクロスさせ十字架を作ることで、Good Luck!「幸運を祈る!」つまり、「頑張ってね!」ということになります。テストや試合などの前によく使います。

両手で指を曲げながらピース

皮肉や思ってないことを言っていたり、実際はそうではないけどそんな風な感じ、ということを表す時に使います。例えば、「彼は“友達”と遊びに行ったよ」と“友達”のところでこのポーズをすると、「友達って言うけど実際は彼女みたいなもんだよ」ということを聞き手側が読み取れます。また、中国人経営の日本食レストランなどに行く時に、「“日本食”食べてくるね」とジョークっぽく言ったりします。

ウインク

日本ではほとんどする機会のないウインクですが、欧州では多様に使われています。ウインクの意味は多くの場合が気になる異性に挨拶する時」、「ジョークを言っている時」の二つです。しかし、その「気になる」の度合いは国や文化によって異なります。イタリアやスペインなど女の子へのナンパが有名な男性がアクティブな国であれば、特にその気が無くても目が合えば挨拶がわりにウインクだけやっとけ、という軽い感じのウインクが飛び交います。ヨーロッパではかなりラフな感じで使われていますが、アメリカでは異性へのウインクはちょっと意味深な感じです。

またジョークで使う時のウインクは、誰かが誰かを騙している時、わかりづらいジョークを言っている時などに、ジョークを言っている本人が対象の相手にはわからないように、周りの人に向けて小さなウインクを飛ばします。本人は気づいてないけど、これはただのジョークだよ、などと伝えるサインです。これは知らないと何が起きているのかもわからないので、知っておくとその面白さが一緒に味わえます。

国によってはやってはいけないボディランゲージ

OKサイン

日本ではOKの意味、手を低く下げればお金の意味も表します。多くの国でこのOKは共通ですが、日本以外ではお金の意味はありません。しかし、南米ではこれは「お尻の穴」という意味で相手を侮辱することになります。アメリカのメディアなどをよく見る南米の若者たちであれはOKの意味として知っている人がほとんどではありますが、南米へ旅行、留学に行く際は一応気をつけましょう。

手の甲を見せて中指び立て

これは世界共通で相手を侮辱する意味を表します。しかし日本のように、国によっては友達同士でふざけてやることぐらいではそこまで重い意味を持たないところも多いです。ヨーロッパでは友達同士なら結構頻繁に使われており、アメリカでは友達でも少し使いにくい雰囲気があります。まだ慣れていない場所では簡単には使わず一旦様子を見ましょう。

裏ピース

日本では写真などに向かってよくやりますが、他のほとんどの国では相手を侮辱する意味です。アメリカの有名スターたちがメディアに向けてよくやっているくらい、国によってはそこまで重くはなくちょっとやんちゃくらいで思われますが、日本で女子がよくやりがちな裏ピースを口元に置くのはやめておきましょう。口元の裏ピースは性的な意味も含まれ、さらに舌を出すのは絶対にNGです。

終わりに

世界共通だと思いがちなボディーランゲージですが、実は国によって伝わらないだけでは無く、意味が変わって伝わってしまうこともあります。日本ではなかなか知ることが難しい海外のボディーランゲージですが、事前に少し勉強しておくことで、海外に出て恥をかくことなく現地の人とのより楽しい時間を過ごしましょう!