初バックパッカーよ、どこへ行く?インドに行くなら今が旬!

行けるうちに行っておきたい海外旅行!

大学生の皆さん、海外旅行は好きですか?
海外へ行くことは、楽しいだけではなく勉強になることも沢山あります。まだ海外旅行に行ったことがない人は、様々な場所に気軽に行くことが出来る学生時代に、一度は海外に出て日本とは違う価値観を感じてみてはいかがでしょうか。

海外旅行というとヨーロッパやアメリカなどの先進国をイメージする人が多いかと思いますが、筆者は今活気に満ちているアジアなどの開発途上国をオススメします。
なぜなら学生時代にしかできない、学生だからこその旅が出来ると考えるからです。トラブルのないスムーズな旅も良いけれど、トラブルを乗り越えて苦労した旅の方がより想い入れも深くなります。

今回は筆者の体験をもとに、アジアの中でもバックパッカーの聖地の1つと言われているインド旅行を楽しむための注意事項について考えていきましょう!

バックパッカー行きつけの「インド」

インドは南アジアに属し、ヒンドゥー教徒が最も多い国です。一人旅、バックパッカーと調べると旅先として体験記などが出てこないことがない程、多くの男子大生に人気の旅行先としても知られています。
そんなインドは今、人も経済も活気に満ちています。そう、とっても成長している国なのです!

とは言っても、旅行で行くとなると、水や料理でお腹を壊さないかが心配、治安が良いとは言えない、ライフラインも十分ではない…などのイメージがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、ただの旅行以上に学べることは沢山あります。楽しさに加えて学びを得るためにも、インドへの旅に行く前に注意点を知って、良い旅にしてほしいと思います!

日本は抗菌の国!自分には免疫がないと理解して対策を!

日本の当たり前とインド

綺麗な日本で育った私たちは、菌への免疫力が現地の人に比べ非常に乏しいと言えます。インド都市部では、大気汚染が深刻な問題になっているインド。ただでさえ免疫力に乏しいのに、さらに問題になっている大気汚染ときたら多少の対策は必要だという意識が必要でしょう。

また、街の公衆トイレにはトイレットペーパーは基本ありません。
インド式トイレは、右手で水くみを持ち左手で洗って自然乾燥といったスタイルです。
すぐに慣れて出来るようになれば良いですが、すぐに慣れるのは簡単ではないでしょう。マスク、ウェットティッシュ、ポケットティッシュ、トイレットペーパーなどの紙類を常に持参するように心がけましょう。

日本での当たり前には注意!

数週間の旅であれば、必ずと言っていいほどお腹を下すことがあるでしょう。
水に気をつけていても、食事の際に口に直接付くプレートやスプーンなども要注意です。いちいちマイ箸を持参しろという訳ではなく、念ため食事前に拭くことをオススメします。

また日本のように細かく検査などのチェックが成されている訳ではないので、基本的に生野菜は食べないようにしましょう。もし口に入れて腐った匂いや味を感じたら、その場のノリで食べてしまうのではなくすぐに出して下さい。

それでもお腹を下した時のために、スポーツドリンクの粉、栄養ドリンク、ゼリー、レトルトのおかゆを持って行くことをオススメします。日本の場合は下痢には下痢止めで対処したりしますが、インドでは「とにかく水をたくさん飲んで、体に入った菌を体内から出すことで回復を待つ」というのが一般的な現地のお医者さんの対処方です。

旅行会社への誘導に要注意!

インドの街でフレンドリーに日本語で話しかけてくるインド人は、基本怪しいと疑う意識を持って下さい!
中には本当に親切に声をかけてくれるインド人もいるかもしれませんが、基本怪しいと思って下さい。特に首都デリーでは観光客をターゲットに高額な旅行代金を支払うツアーに申し込ませたり、旅行会社で列車の切符を購入させたりするようなことを仕事にしているインド人が、街にはウロウロしています。


実際にあった体験談としては、
ニューデリー駅の周辺で列車の切符を購入しようと外国人専用の販売窓口へ向かっていると、「今日は休みだよ」と声をかけられました。その後に旅行会社へ案内し、切符を購入するように促してきました。本当は休みではないのですが、日本から到着したばかりの学生はよく分からず「親切に教えてくれたと」簡単に騙されてしまうのです。


では「初めて訪れた街で道に迷いどうしても人に聞きたい」という場合はどうすればいいのでしょうか。
ガイドブック片手に街を歩いている姿は「初めて来ました、分かりません」と自らアピールしている様なもので彼らの絶好の餌食です。筆者は、何年経っても同じ手口で騙されている大学生を何人も知っています。

必ず何事も自分の目で確かめて行動するようしましょう。

分からない時は、自分でお店の人や警察官、人を見極めて尋ねてみて下さい。インドには本当に親切な人もいることを忘れてはいけません。

痴漢や盗難などに細心の注意を!

女性は特に痴漢に注意したいものです。

体のラインや肌が見える服装は避けましょう。インドの痴漢は堂々とやって来ます。街を歩いていても、バイクで走り去りながら胸を掴んだりお尻を掴んだり突然に、しかも堂々とやって来ます。バスなどの人混みでは誰かの手が胸に当たっているなんてこともあります。本当に気を付けましょう。

数年前、インド人の女子学生がレイプされた事件が大きなニュースになりました。ニュースになる場合もありますが、それ以外にも日常的にレイプが起きているのは事実です。夕方以降の移動や外出は危ないので控えることをオススメします。

さらに、インドは痴漢と同様にスリも多い国です。
気づいたら人の手がバッグに入っていたりバッグのチャックが開いていたり、なんてことは茶飯事と言っても過言ではないでしょう。貴重品は肌身離さず持ち、自分の荷物から目を離さないように常に意識して下さい。

時間に余裕がある旅の計画を!

Female hand holding a pen and writing a plan in a planner

旅行計画を立てる際は、あまり詰め込みすぎず時間に余裕をもって計画しましょう。

インドでは飛行機や列車、バスが遅れることは日常茶飯事です。遅延ならまだしも、時には欠航することだってあります。日本のように数分単位で調整がされているなんてことは無く、数時間単位で列車の遅れが発生します。

そのためバックパッカーなどの個人旅行で何都市かを回る場合は、1都市に1週間単位での計画を見積もると余裕を持ってインドを満喫することが出来るでしょう。訪れた都市で少し足を止め、インドの時間の流れを感じながらで町を歩いてみてみると、様々な発見や人との出会があるでしょう。

インド旅行と筆者のその後

上記では、旅行は楽しい以上に学びがあることや新たな発見や出会いがあるとお伝えしてきました。そこで、筆者がインドへ行った後の影響についてをお話したいと思います。

筆者にとってインド旅行での経験は、自分の人生を大きく変えたといっても良いくらい進路に影響を与えました。

まず初めて海外へ行ったことで、水や電気などのライフラインが整い、何不自由なく安全で平和な日本の生活がいかに豊かで恵まれているかを身を以て実感しました。そして同時に、普段は当たり前だと思っていたことがそうではなかったと痛感しました。

このように日本の有り難みを感じたインドの旅の後、筆者はインド一色でした。例えば大学でヒンディー語劇を立ち上げたり、大学の外国語スピーチコンテストの場で初めてヒンディー語でスピーチを行ったりして、最終的にはインドへ留学をした後9年近くインドに住み働きました。

人生の約3分の1を暮らしたインド生活で染みついた習慣は、食生活などにおいてもインド人感覚が未だに抜けない点が多々あります。

少し熱く語り過ぎましたが、大学時代の一人旅は思っていた以上に人生に関わり続けています。

まとめ

筆者は大学時代、バッグパックを背負って初めての海外であるインドで一人旅をしました。到着数日で何人ものインド人に騙されトラブル続きでしたが、その分たくさんの親切なインド人にも出会いました。
渡航前に現地情報や現地での常識を十分理解し、ぜひ学生の内だからこそ出来る旅にチャレンジしてみて下さい。

勇気を出した旅の終わり頃には、今までとは違う世界観や価値観を得られることでしょう!