この春休みがラストチャンス!?もうすぐ乗れなくなる鉄道でかけがえのない旅行を!

この春休みは引退間近の車両に乗ってみては?

皆さんは、春休みにどんな予定を立てていますか?大学生ならではの折角の長い春休み、アルバイトだけで過ごすのはもったいないですよね。

とはいえ、全く旅行することを考えていなかったから準備が…という人もいるでしょう。旅行手段は沢山ありますが、鉄道旅行の魅力は思い立ったらすぐ実行に移せるという点があるのではないでしょうか。

今回は鉄道旅行、それも引退車両や廃線間近の路線を紹介したいと思います。

新幹線篇

上越新幹線E4系2階建てが2020年までに完全引退

1997年より、東北新幹線で初めて使用された車両です。
全車両が2階建てになっており、Maxの愛称で親しまれています。
Maxは東北新幹線では全て撤退されたものの、上越新幹線では使用されていました。

しかし2018年度から順次E4系からE7系に置き換えられ、2020年にはE4系は完全に引退することが発表されています。

アニメとのコラボ列車500 TYPE EVAが2018年5月にラストラン

こちらの新幹線は、アニメ「エヴァンゲリオン」の放映20周年と山陽新幹線開通40周年を記念して特別な装飾がなされた新幹線500系の車両です。

新大阪と博多との間を1日1往復しか走らないレアものです。
ラストランは2018年の5月14日、春休みが終わる前に乗車しておきたいですね。

特急列車篇

振り子列車で有名な特急やくも381系、まもなく引退か

381系は いわゆる「振り子列車」と呼ばれる車両です。列車の揺れを抑えるように設計され、1982年に初めて運用されました。

現在は、岡山県と島根県の出雲市間を走る特急やくもで利用されています。
しかし、振り子列車は乗り物酔いしやすい」ため、避けられるようになりました。
そのため、2022年をめどに新型車両に置き換えられることが発表されました。

小田急ロマンスカーLSE、今春完全引退

1980年から運行を開始し、現在まで35年以上もの間使用されてきました。
箱根へ行く際に利用する特急列車で、先頭車両に設けられた大きな展望台はロマンスカーの代名詞にもなりました。

そんなロマンスカーLSEですが、新型車両のGSEとの入れ替えに伴い2018年の3月に完全廃止されることが決まっています。

特急あずさE351系、2018年3月に完全引退

E351系は新宿と長野県の松本間を走る車両で、初代「スーパーあずさ」として1993年から今日まで走り続けてきました。

カーブの多い中央本線におけるE351の登場で、新宿〜松本間の移動時間が短縮されました。
しかし
老朽化のため、2018年3月までに新型車両のE353系に置き換えられることが決まっています。

路線篇

今春に廃線されるJR三江線、多くの鉄道ファンが駆けつける

三江線は、島根県と広島県との間の山間部を結ぶ路線です。
2016年の平均利用者が83人ということで、2018年の4月1日に廃線となることが発表されました。

そのために、既に多くの鉄道ファンが三江線の見納めをしようと沿線に押しかけています。
その混雑ぶりはニュースでも取り上げられた程です。

なお鉄道ファンが押しかけるためか、廃線になる直前15日間は増便されることが決まりました。

JR石勝線夕張支線、2019年にも廃線か

石勝線夕張支線は、北海道の丁度中心部である新夕張と夕張を結ぶ短い路線です。

現在、JR北海道のほとんどの路線が赤字経営のため、多くの路線が廃線予定になっています。
これは、利用者や沿線の住民にとっては大きな打撃となることでしょう。

石勝線夕張支線もその一つで、JR北海道からの廃線の提案を沿線の自治体が受け入れたことで廃線が決まっています。

この他にも今後北海道の多くの路線が廃線候補になっていますので、廃線前に北海道旅行を兼ねて乗車しておきたいところですね。

最後に

まもなく引退する車両・廃線される路線だけでなく、引退あるいは廃線になるまで少し猶予のあるものまで紹介してきました。

一旦車両や路線が廃止になってしまうと、それ以降は二度と利用できなくなってしまいます。
「あのとき乗っておけばよかった」などと後悔しても遅いのです。

そうならないように、旅行がてら春休みの長い期間を利用して引退間近の車両や廃線予定の路線を楽しんでみてはいかがでしょうか。