【アフリカ縦断経験者が語る】アフリカではこんな人に気をつけろ!

卒業旅行でアフリカ縦断してきた!

筆者は、友達と同じような卒業旅行はしたくないと思い、アフリカを縦断してきました。
アフリカ縦断している中で、私たちと生き方や思想が全然違う人に会うことがよくあり、中には観光客からお金を取ろうとしている人もいます。
そのような人に騙されないためにも、今回は筆者がアフリカ縦断をしている時に出会った、観光客からチップをせびる「ちょっと危ない人」とその人の対策を紹介します。

アフリカ縦断中に出会った現地の「ちょっと危ない人」3選

①いきなり昔流行った日本のネタを披露してくる人

  

このような人は観光地に多いです。
不意に近づいてきて、特に会話もなくいきなり「コ◯ネチ」とか「ワカ◯コ」等の昔のネタを披露してきます。そして日本人が喜んだり、驚いたりしているところに、チップを要求してきたり、現地の謎のネックレスを押し売りしてきたりします。
基本的に「一発屋」と呼ばれる芸人のネタを披露することが多いですが、忍者の真似をしたり、アニメのキャラクターの真似をすることもあります。どこでネタを覚えてきたのか分かりませんが、そのネタはアップデートされることはないので、かなり古いネタでごり押しされます。

筆者がアフリカ縦断をしているときは、エジプトザンビアナミビアにこの手の人たちが多かったですね。ザンビアのリビングストンでは、現地の有名なキーホルダー「ニャミニャミ」を売り歩いてる人が多いので、その中にこの様な人もいました。

彼らは「日本人にこのネタを披露すれば、爆笑して財布の紐が緩くなる」と思っています。確かにアフリカで日本のネタを披露されれば驚きますし、ちょっと嬉しいですね。ただその行為の裏には、「日本人観光客からお金を取ってやろう」という考えがあります。そして実際に「このネタウケけたな」という手応えがあると、チップの要求もかなりしつこいです。キッパリ断れない人は、その流れで「ちょっとならいいか」とお金を渡してしまいます。

筆者は、そのような人たちにお金を渡さず無視をしろとは言いませんが、彼らのネタのクオリティには疑問を感じます。もしお金を取るんだったら、もっとクオリティの高いネタを用意しろと思います。低クオリティでお金をあげてしまうから、彼らは成長しないのです。その様な人に会ったら、もっと面白いネタを教えてあげてほしいです。

②すぐブラザーになりたがる人

これは何かのサービスを依頼したり、営業をかけられた時に登場する人です。アフリカを縦断しているとバスに乗ったり、サファリツアーに申し込んだりすることがよくあります。その時にあまり質の良くないサービスを「俺らブラザーだから買ってくれよ?」という謎のロジックで、押し売りして来る人のことです。「俺たちはいつブラザーになったんだ」とツッコミをせざるを得ませんね。

その人たちはよく道端のお土産物屋さんにいます。
アフリカのお土産屋さんにはだいたい木彫りの動物と部族が作ってそうなキーホルダーや仮面が売っています。
逆にいうと、都市や国が変わっても現地の名産をしっかり探さない限り、道端のお土産物屋さんで売っているものは変わりません。それらを現地の人は押し売りしてきます。「ブラザー!この木彫りのサイを買わないか?」と声をかけられ、通常の3倍以上高い値段を提示してくることなんて、しょっちゅうです。

そういう時はちゃんと言いましょう。「私は君のブラザーではない」と。確かにアフリカの現地人に「ブラザー」と呼ばれて、なんだかアフリカで友達が出来た気がして嬉しいです。しかし英語圏では、「ブラザー」という言葉は仲の良い友達にしか使いません。初対面の他人に使うなんてことはありませんので、ご注意ください。

これに似たタイプで、「日本人の彼女がいることをアピールする人」もいます。「俺には日本人の彼女がいる。」とアフリカ縦断中に言われたことは何度かありました。しかし大抵話を聞くと、1年前にちょっと話しただけだとか、写真を撮ってあげたとかの経験を元に日本人を彼女認定している人が多いです。この様な人たちは特に悪い人ではなく、勘違いをしているか自分を良く見せたいだけなので、ほどほどにお話を聞いてあげた方がいいでしょう。

③エセ責任者

これは何かの遺跡や市場によく出没します。「俺はここの責任者だからガイドしてやる」と言われるのですが、実はその人は、全く関係ない只の一般人というパターンです。案内した後に決まってチップを請求してきます。中には謎の証明書を出してきて、「俺は政府に認められている」と言ってきますが、これもほぼ100%嘘です。そもそも施設の責任者が、小汚い格好で暇していて、観光客が来たら声をかけてガイドしようとするなんてあり得ません。

筆者はタンザニアの現地人が利用するマーケットに言った時に、「俺はここのマーケットのボスだ。外国人にこのマーケットに来てもらうことは嬉しいことだから無料で案内してやる」と言われました。そしてその現地の人は優しそうだったので、すっかり信じきってガイドしてもらいました。しかし終わったら「お金をくれ」と言って来るんです。「金はいらないと言ったじゃないか」と言っても、じゃあなんでもいいからくれ」と引きません。しかも「俺は個人でやっているガイドだ」と本性を現してきたんです。そして筆者がごねてると、その人は最後に決め台詞を言い放ちます。「俺らブラザーじゃないか」と。

あり得ませんね。最初からガイドさせてくれって言ってくれれば、少しお金を払ってガイドして貰っても嬉しかったのですが、最後に嘘をつかれるとお金を払う気が失せます。

親切な人もたくさんいる

もちろんアフリカには、これまでに紹介した人ばかりいるわけではありません。
筆者はアフリカ縦断中に何度も現地の親切な人に助けられてきました。
現金を持っておらず、ご飯が買えないときに食べ物を分けてくれたり、見知らぬ土地で道に迷っていた時に親切にガイドしてくれたこともありました。
現地人に騙されたことより、助けられたことの方が圧倒的に多いです。

逆に彼ら以上に危ない人もたくさんいます。
強盗や殺人が起きる確率も日本よりはるかに高いです。

最後に

アフリカには様々な人がいます。
日本で暮らしていると想像もつかないような考えを持つ人や、特殊な方法で生計を立てている人と話すと刺激をもらえます。
皆さんも一度アフリカに訪れてみてどうでしょうか?
そしてもしアフリカに行く際には、アフリカの「ちょっと危ない人」には気をつけてください!