なぜ日本では大麻(マリファナ)と売春は違法なのか。合法化によるメリットを女子大生が解説してみた。

なぜ日本では大麻(マリファナ)・売春は違法なの?

同じ先進国でもあるアメリカや多くのヨーロッパの国で次々と非犯罪化されていく大麻使用と売春。日本では未だタブー視され、違反すれば重い罪に課せられます。今回、なぜ日本では悪とされるものが海外ではメリットとして成り立っているのか、日本でも合法化されるべきかどうか、女子大学生である私が真面目に考えてみました。

大麻(マリファナ)合法化について

欧州では医療目的での使用が合法とされている国は多く、世界的にも非犯罪化範囲はますます拡大しています。欧州への留学経験者であれば、現地の友達に一緒に吸わないか誘われた経験がある人も多いでしょう。日本では最高懲役5年ともなる大麻の所持使用はなぜ海外では近年受け入れられつつあるのでしょうか。

合法化のメリット

  • 医療効果への期待は大

抗がん剤などその他の治療ではどうしようもできない患者が、大麻の使用により病状が軽減することがあります。しかし、大麻による癌の治療効果は実際に証明されているわけではないため、合法化への疑問が上がるのです。効果は人によって違い、治療というよりも苦痛緩和としての使用が主で、それでもこれまでに、すでに余命を告げられた患者の状態が改善されたケースはいくつもあるのです。

  • 経済的大効果

医療以外で娯楽用大麻としてタバコと同様高い税を課し販売すれば、大幅な税収増加が期待できます。同時に大麻販売にて新しい雇用を生み出し、また年々増えている国内の外国人観光客からも多くの利益を期待できるといえます。

  • 犯罪減少と裏組織の拡大阻止

合法化によりこれまでの大麻使用、所持に関する警察の調査、裁判所の負担も大幅に軽減され、その他のハードドラックやより重要な犯罪等に力を入れることができます。また大麻が表で売られることで、これまでの裏組織の大きな収入源を奪うことにもなり、暴力団などへお金が流れることを少しでも阻止できます。

合法化批判の声と現実

 大麻の普及により、タバコやお酒などその他嗜好品の需要減少が予想されます。薬局業界でも、大麻が医療の目的として使われることにより、抗がん剤、痛み止め、睡眠薬など大麻が代用となる薬の需要が減少するでしょう。また、大麻摂取後の運転や外出により起こりうる事故や、子供が誤って口にしてしまった場合などの危険性が重視されています。しかし、最近では禁煙禁酒活動も増える中、実際に大麻以上の中毒性があるタバコやお酒の需要が減少することは、社会的には良い影響であると捉えるべきであり、医薬品産業としても大麻を用いた新しい薬の開発などにより市場の変化に対応することは十分に可能でしょう。大麻使用による事故もお酒やタバコと同じで、利用者がしっかり管理をするべきであり、タバコやお酒では起こり得ない事故が大麻だから起こるわけでもないのです。もっとも対策を取らねばならないのは、大麻導入により若者のドラッグへの好奇心がより高まる可能性だと言えます。

売春合法化について


大麻同様、近年では世界的に売春合法化、解禁の流れがあり、アジアで有名なタイの他ヨーロッパのほとんどの国では売春行為は合法となっています。大麻、買収をどちらも合法としていてアーバン娯楽地として有名なのがオランダで、オランダは斡旋を含む売春も合法化し、夜の娯楽観光地化としても有名です。

合法化のメリット

  • 経済的効果と裏組織の拡大阻止

大麻同様、合法化により新しいビジネス、雇用を生み出し、裏組織へ流れる収入源を止めることができます。税を課すことで税収の増加にもなります。

  • 安全性の向上、性病の阻止

売春行為、ビジネスを全て安全に管理できるようになり、何より売春婦となる女の子たちが守られます。お店側、悪質な客などに対して意思に沿わない行動を強制されることも、無理やり働かされることもなくなります。年齢なども定め厳しく規制を作り、定期的な健康診断を義務付けることで、性病感染拡大の阻止にもなります。問題があれば女の子たちが自分で警察に届け出ることもできるのです。

合法化批判の声と現実

そもそも売春行為自体を非人間的な職業だと人権を問う声が上がります。また、合法化によりその道に走る女性が増えてしまう可能性も危険視されているようです。しかし、実際に売春行為を行なったのかどうか、バレる確率などほとんどない現状であれば、自分の意思で働く売春婦にとっては、合法、非合法などあまり関係ないと言えるでしょう。むしろ非合法であれば裏組織により強制的に働かされる女性も多くなり、実際に合法化した他国では、売春婦が自分の判断で客を断れるようにもなり、強制されて働いている売春婦の数も減少したという記録もあります。 

日本でも合法化すべきか?

大麻

医療目的としての合法化は実施するべきだと筆者は思います。これに関しては、2016年、末期癌患者が最後の手段として国内で行った大麻治療により逮捕され、奇跡的な改善の傾向にあったものの、逮捕後使用を辞め死去された事件が話題となりました。法律は人を見殺しにさえできるのか?という人権を問う意見が上がった問題でもあります。また、多くの先進国では犯罪だとされない大麻使用を犯罪にしてしまうことは、日本の全体の犯罪数を増やしていることにもなります。しかし、大麻はそもそも日本ではまだあまり流通されておらず、完全合法化となれば若者たちが一気に手を出し、事故が増える可能性は大です。そのため医療以外であれば、使用年齢、グラム数、公共での使用禁止などの規定を定め、徐々に非犯罪へ動き出していくべきでしょう。そうでなければ、すでに大麻が普及している他国からの観光客も増え、オリンピックも目前とした今の日本で、今後日本警察は国内外国人の大麻取締法違反に忙しくなってしまうのではないでしょうか。

売春

売春行為は現在違法であるにもかかわらず、影で行われ続け証明もできないため歯止めがきかないのが現状です。現状は変わらないのならば、合法化により、政府の管理下で正式に、安全に、営業をさせてあげるべきではないでしょうか。これにより働く女の子たちは守られ、裏組織への収入も阻止できます。現実、違法であり合法であり、売春ビジネスには昔から需要と共有が絶えないのです。そうであれば、少しでも両者にベターな条件を与え、経済的にも利益を生む方向に動いていく方がいいのではないでしょうか。

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いかがでしたか?今回の合法化に関する意見やメリット、デメリットは、現在世界的に行われるディベート内容のごく一部で、反対、賛成意見にはこれ以上の深い理由があります。筆者はその上で、国内で聞く情報と海外で見る情報は違うことが多いと気づき、しっかりと自分の意見を持つことも大事だと思いました。その意見を表に出すことも、タブーにしない日本に変えていきたいと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

Haruna

Jobby初代立ち上げメンバー。学生時代の3年間をヨーロッパやアメリカで過ごす。趣味は格闘技、筋トレ、美味しいもの巡り。4人兄弟、飼ってた猫は4匹と犬1匹。主に海外、英会話、旅行、社会に関する情報を発信。