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条件を満たせば返済不要!?内定をもらってから卒業までもらえる奨学金
スーツや靴などの初期費用、交通費に加え履歴書や証明写真の消耗品など、就職活動って意外とお金がかかるもの。
Rakutenが運営するみん就の調査結果によると就職活動にかかる費用の平均価格は、比較的安く済んでいる都内在住の方でも10万円を超え、首都圏に出てくる必要のある地方の方は宿泊費や移動費もかさみ約20万円という結果でした。アルバイトの収入だけでは中々賄いきれず、就職活動が終わる頃にはお財布はすっからかん…という人も多いのではないでしょうか。
そんな就活貧乏に陥ってしまった方に朗報です!!
なんと内定承諾から卒業するまでの期間、『奨学金』を支給してくれる企業があるんです!!
無利子なのはもちろん、条件を満たせば返済も不要のこの奨学金。その詳細をリサーチしてきました!
就活生だけがもらえる奨学金制度とは
この奨学金制度を導入しているのが、テレビCMなどでよく見かける飯田グループホールディングスの傘下である『株式会社アーネストワン』という住宅関係の企業です。その詳細を伺いました。
今から約4年前に始まったというこの奨学金制度。同社の「施工管理職」という職種の選考を進み、内定を獲得した就活生に適用される制度です。具体的には内定承諾後、申請をしてから卒業月(3月)まで毎月一定額が支給されるというもの。
支給額はなんと、実家に住んでいる方は月額6万円、一人暮らしや寮生活など実家以外に住んでいる方は月額7万円とかなりの高額!仮に一人暮らしをしていて、貯金残高が残り僅かでもアルバイトのシフトを出せていなくても、これなら十分に生活できますね。この奨学金制度は施工管理職の内定者なら文系・理系を問わず、日本全国どの地方の内定者も申請することができるそうです。
同社では年間100名以上の就活生が施工管理職で入社されるそうですが、その6割以上が実際に利用しているのだとか。近年では内定を獲得する時期が早い就活生も多く、大学4年生になったばかりの4月から卒業する3月までの約12ヵ月もの間、この奨学金を受給できる就活生もいるそうです。アルバイトはこの際辞めて、残りの大学生活で好きなことに没頭できますね。とても羨ましい!!
また奨学金と言えばいずれ返済するものというイメージがありますが、この奨学金制度はたった1つの条件をクリアすると返済が免除されるそうです!
その条件とは、3年間同社の施工管理職で継続して勤務をすること。
つまり、在学中に退学や留年などで卒業ができなくなった、同社に入社をしなかった、入社後3年以内に退職してしまった、ということがなければ受給した奨学金を返済する必要がないということです。もし上記に該当してしまった場合は受給した奨学金を一括返済しなければなりません。一括返済と聞くと少し不安に感じてしまいますが、該当する人は奨学金制度を利用した内定者の内の1割程度とのこと。厚生労働省の集計では新卒入社後3年以内の離職率が3割を超える昨今、離職率が1割程度というのは非常に少ない数字ですね。
太っ腹すぎる!奨学金制度ができたワケ
就活生にはもちろん有難い奨学金制度ですが、企業側としては非常に高額な負担になるはず。なぜこんなに太っ腹な制度を始めたのだろう?と不思議に思ったので奨学金制度導入の経緯を伺いました。
―――条件があるとはいえ返済も不要の奨学金を始められたきっかけはなんだったのでしょうか?
きっかけは、奨学金制度の対象にしている「施工管理職」を希望する「建築・土木」を学ぶ就活生の声です。
弊社では毎年「施工管理職」と「営業職」の2つの職種を中心に新卒採用を行っています。「施工管理職」とは建設の現場での工程や安全、品質などを総合的に管理する職種で、これらの内容を学校で学んでいるのが主に「建築・土木」を専攻している学生です。建築・土木専攻を含む、理系の学生は就職活動が終わっても研究室での活動や卒業研究などの学業が忙しく、アルバイトも中々できずに金銭面で苦労していると当時の内定者から聞いていました。弊社としても建築・土木を学んできた学生に是非入社して頂きたいという思いもありましたし、せめて弊社に入社を決めてくれた内定者には金銭面で苦労することなく、学業を含め残り少ない最後の学生生活に専念してほしいと思い、「施工管理職」で内定を獲得し就業を予定する就活生がその後の学生生活を安心して送れるよう経済的負担を軽減することを目的に奨学金制度を設立しました。
建築・土木専攻の就活生を対象に設立に至りましたが、建築・土木専攻だけではなく他の理系や文系専攻の就活生からも興味を持ってもらえるようになり、施工管理職で就業予定の内定者全員を対象に実施しています。
実際どうなの?奨学金を受給した元内定者に聞いてみた
まだ働いていない内からお金がもらえることに少し不安を覚える方も、もしかしたらいるかもしれません。
実際にどのように支給されるのかを奨学金制度を利用した元内定者の方々にお話を伺いました。
―――Aさんの場合 ~学費の返済に利用~
私は内定を頂く時期が春先だったのでかなりの期間奨学金を頂いていました。まだ内定者自体が少なかったため奨学金を申請している人が少なく、自分も申請するか悩みましたが入社の決意はできていたので思い切って申請しました。申請は書類のやり取りのみで、翌月には銀行口座に振り込みが開始されました。
支給された奨学金の用途は本当に自由で、最初の頃は食費などの生活費に充てたりしていたのですが、毎月大学生がもらうにはかなりの高額が振り込まれたので大体を貯金して、大学の学費のために借りていた日本学生支援機構の奨学金の返済に充てさせて頂きました。
―――Bさんの場合 ~自動車免許の取得に利用~
私は夏前に内定を頂き、他企業の選考を受け切った上で最終的に弊社に入社承諾をしました。奨学金制度は貰えるものなら貰っておきたいと単純に思い(笑)、すぐに申請しました。弊社は入社までに普通自動車免許の取得が必須なのですが、内定承諾時にまだ持っていなかったので免許証取得の合宿費用にさせて頂きました。合宿費用を出せるほど貯金もなく親に頼るしかないと思っていたのでとても助かりました。
―――Cさんの場合 ~卒業旅行に利用~
中々就職活動に納得がいかず、最終的に弊社に入社を決め就職活動を終えたのは4年生の年末頃でした。既に多くの内定者がおり、奨学金を利用している人も多かったので迷わず申請しました。長期間に渡った就職活動のせいでアルバイトにもあまり入れずいわゆる就活貧乏に陥っていたのですが、1~2ヵ月間だけでも奨学金を頂けたおかげで友人とヨーロッパに卒業旅行に行くことができました。就職すると海外旅行はしばらく難しいと大学の先輩から聞いていたので、贅沢な旅行ができてとても嬉しかったです。
―――Dさんの場合 ~生活費に利用、研究に没頭~
内定を頂いた時期は早かったのですが、特に理由もなく忙しさにかまけて奨学金の申請をしないでいました。私は理系出身なのですが、非常に忙しい研究室に所属しており、研究とレポート作成の日々を送っていました。また親の仕送りで一人暮らしをしていたため外食が多く、生活費に余裕は正直ありませんでした。そんな時に内定者懇談会で奨学金を利用している他の内定者の話を聞き、遅ればせながら奨学金を利用することにしました。月に7万円の支給は非常に大きく、コンビニ飯がファミレスに昇格したり生活にゆとりを持って学業に励むことができました。
だからできるんです、これが奨学金導入企業
―――何十人もの内定者が奨学金制度を利用されるとのことでしたが、実際に年間支給額は総額おいくらぐらいになるのでしょうか!?
仰る通り、毎年施工管理職で弊社に入社を決めてくれる内定者が大体100名、その約6割強が本奨学金制度を活用しています。受給期間は人それぞれですが1人当たりの受給額が平均約50万円なので、年間で約3,000万円の予算組みをしています。
―――3,000万円…!!ものすごい額ですね!!毎年なぜそこまで大きな額を採用以外のことにかけることができるのでしょうか?
確かに金額だけを見ると、内定者にかける一般的な予算よりは高額かもしれません。なぜ内定者へのフォローを手厚くしているかは前述の通りですが、なぜ奨学金制度にこの金額の予算を組めるのかと言うと、企業規模やグループ企業の安定性ありますが、一番はひとえにみなさんの先輩社員の頑張りの賜物です。先輩社員が真面目に仕事に取り組んだ結果が未来の仲間のためになり、内定者のみなさんには受けた恩恵を入社後の頑張りに活かしてもらい、更に未来の仲間のために繋がっていく。社員全体の頑張りが循環しているだけなんです。
―――とても素敵なお話ですね!…お話にもあったように、採用に高額の予算を割けるほど経営が安定している企業でいらっしゃると思うのですが、主にどのようなお仕事をされているのでしょうか?
弊社では低価格でありながら高品質な「分譲戸建住宅」を中心に提供しており、近年では戸建でも「注文住宅」にも力を入れ始め、更にマンションも手がけています。それゆえ夢のマイホームとは一戸建てやマンションと人それぞれなので、人それぞれにあった住宅を提供できます。
知っていますか?日本の平均年収は約400万円と言われています。それに対して住宅の平均価格は3,495万円。これでは平均的な所得のご家庭は住宅を購入することが難しいのが現実です。そんな現状を打破するべく、私たちアーネストワンでは『マイホームを手に入れたいという夢を一人でも多くの人々に叶えてもらいたい』という企業理念を掲げ、住宅平均価格2,340万円という驚異的な低価格を実現しています。現在は日本全国に合計93営業所を設け、戸建分譲販売棟数は年間1万64棟。業界ナンバーワンの数字を誇っています。
弊社の理念を実現し、お客様にご満足頂けるマイホームを建てるために重要なのが、その家を建てる施工管理です。建築・土木専攻の就活生以外には少しハードルが高く感じられてしまうことも多いのですが、弊社では文・理はもちろん男・女問わず募集を行っており、しっかりとした教育で一人前に成長させています。実際に新卒社員の7割は建築・土木以外の学生ばかりです。人の幸せづくりをこの手でやりたい、ぜひそんな人と一緒に働いていきたいと思っています。
―――今回教えて頂いた奨学金制度は施工管理職の内定者限定の制度というお話でしたが、施工管理職って少し難しくて中々理解が進みません。何か施工管理職を理解する良い機会はありますか?
でしたら是非弊社のインターンシップに参加してみてください。
ちょうど9月下旬から1dayインターンシップをリニューアルします。リニューアルしたインターンシップは、最近よくあるような企業の話をただ聞くだけの単なる座学ではなく、独自に開発したボードゲームを使用した体験ゲームを行います。(下写真)
字面や説明だけで見たこともやったこともない仕事を理解するのは難しいことなので、少しでも楽しく理解しやすいようにゲームで住宅に対するイメージや仕事内容を学んで頂きたいと思っています。
この1dayインターンシップで住宅業界に関心を持って頂けた方には、1度参加した方限定の2次インターンシップでより詳しい事業紹介やオフィス見学などができる機会もご用意する予定ですので、住宅や建設の仕事に関心を抱いて頂けたら嬉しく思います。
―――ボードゲームで学べるなんて斬新ですね!まだリリースされていないとのことですが、参加希望の場合はどこから申し込めますか?
9月28日(金)に第一回目の開催が決定いたしました。それに合わせてリクナビ2020とマイナビ2020の弊社企業ページにて日時と参加申し込みフォームを公開いたしました。ご希望の方はリクナビもしくはマイナビよりお気軽にお申込みください。(※9月28日以前にもインターンシップを開催しておりますが、リニューアル前の内容での開催となっております。内容及び実施時間も異なりますのでご注意ください。)
またリニューアル後の1dayインターンシップはお昼休憩を挟みますので、お昼代としてQUOカードと、遠方からいらっしゃる方(関東地方以外の方)向けに交通費も支給いたします。詳しくは申込フォームよりご確認ください。
【株式会社アーネストワンの採用情報詳細はこちら】
リクナビユーザーの方はこちら▶企業情報|リクナビ2020
マイナビユーザーの方はこちら▶企業情報|マイナビ2020
さいごに
今回は内定者に奨学金まで出してしまう驚きの企業を取材させて頂きました。その経緯や企業理念の随所に温かい想いが込められていてほっこりしてしまいました。奨学金制度はもちろん、住宅業界に興味のある方や企業理念に共感できる方は株式会社アーネストワンをチェックしてみてはいかがでしょうか。