これから就活をはじめる人は「自己分析ってなんのためにするの?いつやればいいの?」と疑問に思っていないでしょうか。
今回はそんな方のために、自己分析する理由やいつやるべきか、具体的に解説します。
現在就活をしている人も、これからやる予定の人も、自己分析について理解を深めて就活に活かすための一歩を踏み出しましょう!
目次
自己分析をする理由
まずは自己分析をする3つの理由について解説します。
ざっくりお伝えすると、自分のスキルややりたいことを知って、企業担当者へわかりやすく伝えることが目的です。
ひと一つずつ見ていきましょう。
自分のアピールポイントを知るため
ひとつめは自分のアピールポイントを知るためです。
「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたときに、すぐ答えられる人はそこまで多くないのではないでしょうか。
就活で企業担当者は「この学生はどんな強みがあって、会社にどのように貢献してくれるか」をよく見ています。
情報を整理して相手に伝えるためには、まず自分の強みを知るところからはじめなくてはいけません。
自己分析を一通り終えたら「自分の強みは〇〇です!」といえる状態になっていることを目標にしましょう。
自分のやりたいことを知るため
二つ目の理由は、自分のやりたいことを知るためです。
あなたは企業に入ったらどんな仕事をして、どのようなことを実現したいでしょうか?
会社には「企業理念」があり、どのような目的があるのか明確になっているはずです。
同じように、自分自身が今現在何をして、将来的にどんなことを達成したいのかを考えましょう。
そのためには、自己分析をして自分の価値観を知ることが欠かせません。
今はわかっていなくても、自分の過去を見つめたり、内面と会話したりすることでやりたいことは見えてきます。
自分の強みを簡潔に伝えるため
三つ目の理由は、自分の強みを簡潔に伝えるためです。
ようやく強みがわかっても、面接でわかりやすく相手に伝えられなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
自分の強みを整理して、相手が理解しやすいように情報を体系立てることも自己分析ンは必要です。
自己分析はいつやるべきか
「自己分析はいつやればいいの?」という疑問については、なるべく早々におこなうことをおすすめします。
なぜなら、就職活動が本格化すると非常に忙しくなり、自己分析以外のことにも時間をかけないといけないからです。
現状では2月~3月頃に就職活動を始める人が多いと思いますので、なるべく3月までには一通り自己分析をやっておきましょう。
ただ、自己分析は1回やったら終わるものではありません。
就活を続ける中で、自分の考え方や自己分析能力は変わっていくものです。
最初にがっつり行ったあとは、就活と並行しながら適宜自己分析をアップデートして、自分の進む方向に納得できるかたしかめてみてください。
自己分析のポイント
ここからは自己分析をおこなう際のポイントを解説します。
それぞれ実行することで、今まで知らなかった自分の一面が見えるかもしれません。
どれも簡単にできることなので、ぜひトライしてくださいね。
人生のステージごとに頑張ったことを書き出す
自己分析は「今」の自分だけでなく、過去の自分を見つめる作業でもあります。
人生の各ステージにおいて頑張ったことや好きだったこと、当時の夢はなんだったのか書き出してみましょう。
具体的なステージは以下の通りです。
- 幼稚園
- 小学校
- 中学校
- 高校
- 大学
ステージをまたいで、頑張ったことや好きなことが一貫していなくても構いません。
思い出せることを整理して、自分の気持ちはどうだったのかも見直してみましょう。
そのときに「中学校時代にやっていた部活は楽しかったな」など、感情が出てきたらなぜそうだったのか、理由を深堀りしてみてください。
自分の興味があることや、頑張れる分野が見つかるヒントになりますよ。
つらかったことや解決した課題を書き出す
次は、今までの人生の中で自分がつらかったことや、解決できた課題を書き出してみましょう。
なぜこの作業をするかというと「企業は課題を解決するために存在しているから」です。
誰かの悩みやニーズにこたえて、ビジネスにつなげるのが企業の存在意義です。
自分一人ができることと、企業ができることはスケールがまったく違うかもしれません。
しかし企業活動は個人の力で成り立っているものですから、自分が解決した課題やつらかったことを書き出してみてください。
過去抱えていた課題や、つらかったことは新たなビジネスが生まれる源になります。
その問題を解決するために、社会に出てやりたいことを考えることが自己分析では大切です。
家族や友達に自分の長所・短所を聞いてみる
自己分析は自分一人でやるもののように見えますが、家族や友達に協力してもらうことも欠かせません。
親しい人に「わたしのいいところと悪いところを教えて」と聞いて回りましょう。
自分でわかっているつもりでも、他人から見るとまったく違う意見が出てくることもあります。
得てして、人は自分より他人のことを的確に見ているものです。
他人には正確なアドバイスができても、自分のこととなると冷静に判断できない人が多い、という研究結果も出ています。
質問することは恥ずかしいかもしれませんが、客観的に自分を見つめるためには大切なことともいえます。
親しい人ならあなたのためを思ってアドバイスをくれるでしょうから、まずは家族や友達に質問してみることをおすすめします。
まとめ
就活において自己分析が大切な理由や、作業するときのポイントを解説しました。
自己分析は、自分のアピールポイントややりたいことを見つけるために不可欠な作業です。
できれば就活の初期にやることをおすすめしますが、その後も並行してたびたび内容を見直してみてください。
しっかり自己分析ができれば、企業とのミスマッチを防ぎながら自己実現できる企業を見つけられますよ。
読者の方の検討をお祈りしています。