【対策不要?】集団面接/グループ面接を切り抜けるコツについて!

22卒の学生さんは、集団面接・グループ面接の対策は、もう始めていますでしょうか?

「個別面接の対策をしっかりやっていれば大丈夫じゃないの?」
と思っている人もいるかもしれませんが、もしかしたら集団面接・グループ面接で足元をすくわれてしまうかもしれません。

今回は、集団面接・グループ面接の対策方法について、個別面接との違いを踏まえながらまとめてみました。
ぜひ、最後まで目を通してみてくださいね。

集団面接(グループ面接)と個別面接の違い

集団面接・グループ面接は、その名の通り、複数の就活生が同時に受ける面接です。
全員に同じ質問をする場合が多く、定番の質問に偏ることが多いです。
面接官の人数は企業によって異なり、1人のこともあれば、複数いることもあります。

特に応募人数が多くなりがちな大企業などでは、一次面接として集団面接をすることが多いです。
集団面接・グループ面接は個別面接と異なり、「ふさわしくない人材を足切りする場」という側面があります。

応募人数が多い企業では、すべての学生に対して時間を割いて面接をすることは、物理的に難しいです。
そのため、一気に複数の学生を面接し自社が求める人物像に合わない人を一気にふるいにかけるわけですね。

どんなに個別面接の準備をしていても、集団面接・グループ面接で落とされれば、個別面接であなたの魅力を伝える機会が失われてしまいます。
なので、集団面接・グループ面接のための対策も、しっかり行っておくのがおすすめです。

また、集団面接では他の就活生の前で受け答えしないといけません。

他の就活生がいることで、
・他の人の回答に引っ張られやすくなる
・他の人と比較されやすくなる
といった違いが生まれます。

集団面接(グループ面接)の流れ

集団面接・グループ面接では、
・入室
・挨拶
・名前の確認
・面接官からの質問に回答
・退出
というのが一般的な流れです。
流れ自体は、個別面接とほとんど同じです。

集団面接(グループ面接)の対策

次に集団面接・グループ面接を切り抜けて、面接官に良い印象を当たるための対策をみていきましょう。

集団面接(グループ面接)でのマナー

面接は入室の時からみられています。

・入室
最初に名前を呼ばれた人、あるいはドアに一番近い人が先頭です。
先頭の人は、ドアを三回ノックして「どうぞ」と言われたら入室します。
2人目以降の人は、ドアがすでに空いているため、ノックは不要。
最後の人は、ゆっくりとドアを閉めるようにしましょう。

・挨拶
入室とともに、「失礼します」と一礼しましょう。
先頭の人はドアを開けたまま、2人目以降の人もドアを閉めないようにして、続きます。
最後の人は、「失礼します」と一礼してからドアを閉めましょう。

全員が入室した後、代表者が「本日は、よろしくお願いします」と挨拶をします。
先頭の人が代表となることが多いですが、だれが代表になっても構いません。
面接官から促されたら着席します。

着席時、カバンは椅子の横に置きましょう。
上着がある場合は、畳んで膝の上におきます。

・名前の確認
・面接官からの質問に回答
入室が完了したら、自己紹介の後、面接官から質問をされます。
ここで注意しないといけないのは、「長々と話さない」ということです。

集団面接では、複数人回答するため、一人に与えられた時間は短いです。
長々と話すと他の人に迷惑がかかるだけでなく、「他の人に配慮できない」とされコミュニケーション能力不足の印象を与えてしまいます。
どんな質問にもできるだけ簡潔に、長くても1分〜1分30秒程度で回答するのが良いでしょう。

・退出
退出を促されたら、起立して「本日はありがとうございました」と一礼しましょう。

退出する際もドアに近い人が先頭になる場合が多いです。
奥から詰めている場合、入室時に一番後ろにいた人になりますね。

先頭の人は、ドアの前に立ったら、面接官に向かって「失礼します」と一礼してからドアを開けて退出しましょう。
2人目以降の人も同様に一礼して退出します。
最後の人は、退出後、ドアをゆっくりと閉めましょう。

採用担当者が見ているポイント

集団面接・グループ面接で見られているのは、
・マナー
・コミュニケーション能力
・人柄
・能力
・志望度
など、個別面接とほとんど同じですが、集団面接では個性的な質問より定番の質問が多くなりがちです。

人柄や能力といった個性的な部分より、マナーやコミュニケーション能力など、基礎的な能力を見られがち。
マナーなどは、準備次第でなんとかなる部分なので、きっちりと準備をして臨みましょう。

よくされる質問

下記の質問は、集団面接・グループ面接では定番です。

・「自己紹介をしてください」
最初に聞かれることが多い質問です。
1分以内で、あなたについての基本情報を伝えましょう。

・「学生時代に力を入れたことを教えてください」
この質問では、あなたの人柄と能力を伝える必要があります。
こちらも1分程度で話したいので、
「〇〇に力を入れていました」→実績や印象的な出来事のエピソード
といった形で、簡潔にまとめます。

・「志望動機を教えてください」
この質問では、あなたがなぜその会社に入りたいのか?を伝える必要があります。
自分のエピソードと絡めて話すと、独自性と説得力が上がり、他の就活生と差別化できるでしょう。

・「自己PRをしてください」
この質問では、あなたの強みを伝える必要があります。
「〇〇が自分の強みです」→エピソード→強みをどのように活かすつもりか
という風に話すとスッキリします。

・「他社の選考状況を教えてください」
意外とよく聞かれる質問です。
企業側としては、採用計画の参考にもなり、学生の志望度を測る意味もあります。

別に「御社しか受けていません!」という必要はないですが、あまりにも様々なジャンルの会社をあげてしまうと、
・「就活の軸がないのかな?」
・「あまりうちの会社の業界に興味ないのかな?」
・「会社をイメージだけで選んでるのかな?」
と不信感につながります。

良い印象を残すためのコツ

基本的には、
・質問をしっかり聞いて、質問の意図を捉えること
・他の人の発言に惑わされないこと
・最低限のマナーについて学んでおくこと
・短く簡潔に質問に答えること
が重要です。

まとめ

集団面接・グループ面接は、定番の質問が多いため個別面接よりも対策がしやすい部分です。
また「足切り」をする側面が強いため、大きな失点をしないように、しっかりと準備することが大事。
せっかく個別面接の準備をしても、集団面接・グループ面接で落ちてしまうと、意味がないので事前に準備をしておきましょう!