【面接対策】好印象な自己紹介とは?最後に何か伝えることはあるか聞かれたら?

就職活動の面接は「自己PR」や「面接官からの質問」の時間が多くを占めますが、面接の最初と最後も肝心です。

面接はまず自己紹介で始まり、最後には「何か伝えたいことはありますか?」と聞かれるというパターンが非常に多いです。

そこで今回は、面接の一番初めにある「自己紹介」と、面接の最後「最後に何か伝えたいことはありますか?」と聞かれた場合の対策について解説していきます。

忘れがちな面接の最初と最後の対策。ぜひ最後まで目を通して、対策を練ってください。

自己紹介と自己PRの違いは?

皆さんは自己紹介と自己PRの違いを理解していますか?

まずは簡単に、自己紹介と自己PRの違いとそれぞれの目的を紹介します。

「自己紹介」は簡単に自分が誰なのかを伝える時間

自己紹介は、学生がいったいどこの、誰なのか、という基本情報を確認するためのものです。そのため「自分は○○で活躍しました」「自分は△△で結果を残しました」という自分のアピールとは別物になります。

また自己紹介の時間は、学生が初めて面接官とコミュニケーションを取る機会です。そのため1つのアイスブレイクの時間でもあり、これからの面接でのコミュニケーションのきっかけ作りの場でもあります。

そのため自己紹介は、まずは簡単に自分のことを知ってもらう時間であり、そのあとの具体的な質問に向けて興味を引かせる・つなげていく場であることを理解しておきましょう。

「自己PR」は強み・能力をアピールする時間

一方の自己PRは、自分の長所や能力・意欲をアピールする時間です。例えば「自分は学生生活の中で○○に取り組み、△△という結果を残しました」「自分の良さは○○です」といったものです。

このような自己PRの内容を自己紹介の時間で話し始めると、「質問の意図が分かっていないな…」とみなされてしまいます。自己PRと自己紹介とは全く別物なので、質問に対して柔軟に対応できるようにしておきましょう。

自己紹介の主な内容とは?

では具体的に、自己紹介で必要とされる内容は何でしょうか?自己紹介で必要な内容は、主に以下の4つです。

1.大学、学部、氏名

2.学生生活の中で頑張ったこと

3.なぜこの企業を選んだのか、魅力に感じた点

4.あいさつ、意気込み

この4つはよく自己紹介内で話されることですが、あくまでも長く話し過ぎないようにしましょう。今後の具体的な質問や自己PRに繋げていくことを頭に入れた上で、簡単に、リラックスして話すことが大切です。

例:

○○大学、△△学部の【氏名】です。

学生生活の中では、特にボランティア活動を熱心に行い、小学生や外国人生徒の学習支援などを行っていました。御社は児童生徒の学習支援を丁寧にやっていて、方針にとても共感したので、今回面接を受けさせていただきました。

少々緊張しておりますが、本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。

好印象な自己紹介にするためのポイント

さらっと終わってしまうような自己紹介ですが、面接官と初めて言葉を交わすとても大切な時間です。ここでは自己紹介で好印象を与えるための3つのポイントをご紹介します。

1.時間は1分程度!長すぎはNG

まず1つ目のポイントは「時間」です。自己紹介はあくまで“簡単に自分を紹介する時間”なので、1分程度に収めて簡潔に話すようにしましょう。

しかし、自己紹介の時間が「30秒で」「2分で」と指定される場合もあります。そのためどんな時間でもうまく対応できるよう、自己紹介のいろいろなパターンを用意し練習することが大切です。

よくある失敗例として、学生が自己紹介で気合を入れて長く話し過ぎてしまい、面接官に話を切られるといったこともあります。このような失敗をしないためにも、時間管理は徹底しましょう。

2.これからの面接内容に繋げる意識を持つ

2つ目は、これからの面接内容に繋げる意識を持つことです。何度も言っている通り、自己紹介の時間は面接の一番初めです。だからこそ、これからの面接でアピールしたいことや、面接官に興味を持ってほしいことに繋げることが大切になります。

また内容も、面接官が求めている回答にすることがポイントです。面接官は、学生がどういう人で、どんな能力を持っていて、自社で活躍できるのか、を常に考えながら学生を見ています。そのため、自分よがりの内容では好印象を与えることができません。

自己紹介では、これからの面接で何をアピールしたいのか、何を面接官に知ってほしいのかを頭に入れながら内容を決めるようにしましょう。

「最後に何か伝えたいことはありますか」と聞かれた場合は?

面接の最後に面接官から、「最後に何か伝えたいことはありますか?」と聞かれる場合があります。何も考えてないと、「ありません。」の一言で終わってしまいますが、これでは非常にもったいないですし、最後に与えられたアピールの時間を無駄にすることになります。

ではどのように回答するのがいいのでしょうか?

「最後に何か伝えたいことはありますか」の意図は?

面接官はこの質問をすることで、

・最後に、一番アピールしたい点を聞き出したい

・御社で働くことへの学生の意欲を確かめたい

と考えています。

「最後に何か伝えたいことはありますか」は、面接官が“最後のアピールチャンス”を学生に与えている時間です。唯一話す内容に縛りがなく、学生が自由に話すことができる時間なので、うまく活用して最後に自分をアピールしていくことが大切になります。

「最後に何か伝えたいことはありますか」の回答のポイント

「最後に何か伝えたいことはありますか」の回答では、一般的に以下のような内容を話すと良いとされています。

・最後にもう一度、自分の強みや志望動機を話す

・面接で伝えきれなかった自分の強みや志望動機を話す

・今回の面接を通して、さらに御社で働きたくなったことをアピールする

・面接のお礼を伝える

自分の強みや志望動機を再度話すのは、準備をしておけばしっかりと対応できます。この面接を通して一番アピールしたいことを明確にして、この質問にうまく対応できるようにしましょう。

また「本日はありがとうございました。」と丁寧に感謝の気持ちを伝えるもの吉です。この時間をうまく活用して、最後の自己アピールをするようにしてください。

まとめ

今回は、面接の一番初めにある「自己紹介」と、面接の最後「最後に何か伝えたいことはありますか?」と聞かれた場合の対策について解説しました。

面接の最初と最後の時間は、自分を好印象にするために重要な時間です。自己PRや質問回答に目が行きがちですが、ぜひこの2点もしっかりと対策をしたうえで面接を迎えるようにしてください。