就活サイトはどう活用する?内定をもらうための効果的な使い方とは

リクナビやマイナビをはじめとして、数えきれないほど存在している就活サイト。どれに登録したらいいのか、それぞれの違いはなんなのか、きちんと理解している人は少ないと思います。

 

「とりあえずリクナビとマイナビに登録しておけばいいんじゃないの?」と考える人もいるでしょう。たしかに、メジャーな2つを抑えておけば大きく間違えることはありません。

 

しかし、サイトの種類を知ってそれぞれをうまく使い分ければ、もっと効率よく就活を進められるようになりますよ。本記事では、22卒の就活生を対象に、就活サイトの種類、それぞれの使い方とおすすめのサイトなどを紹介したいと思います。

 

1. 就活サイトでできること

そもそも就活サイトを使うと、何ができるようになるのでしょうか?一般的には下記のとおりです。

 

・企業の求人情報を探す

・説明会やセミナーの参加希望を出す

・選考にエントリーする

・ES提出や、適性検査の受検ができる

・おすすめの求人情報が届く

・企業からオファーが届く

 

このように、就活生と企業をつなぐハブの役割を果たしているのが就活サイトです。大手企業は独自サイトを用意しているところもありますが、中小企業だと就活サイトを通してESを提出し、面接の日取りを調整する場合もあります。

 

就活生にとっては、応募したい企業の求人を探して、選択肢の幅を広げる重要なプラットフォームです。そのため、サイトの使い方は就活の進み具合に大きく影響してきます。

 

2. 就活サイトの種類とそれぞれの使い方

では、数ある就活サイトをどのように使い分ければいいのでしょうか。種類を大きくわけると、4分類できます。それぞれの特徴と活用の仕方を見てみましょう。

 

2-1. 就活サイトの種類と使い方

 

就活する際に、実際に利用したい順番で紹介していきます。おすすめの就活サイトもまとめているので、あわせて参考にしてくださいね。

 

・大手総合型サイト

就活サイトの最大手としてよく知られている、リクナビやマイナビが該当します。志望業界が絞れていても、そうでなくても最初に登録しておいたほうがいいサイトです。

 

なぜなら求人数が一番多く、今まで知る機会のなかった魅力的な企業に出会える可能性があるから。自分の選択肢の幅を広げるという意味でも、まずこの2つは抑えておきましょう。

 

おすすめサイト:リクナビ、マイナビ

 

・業界特化型サイト

次に登録したいのは、特定の業界や中小・ベンチャーに特化したサイトです。業界別のサイトは、外資系、医療系、福祉系など色んなジャンルがあります。

 

地方にある中小企業やベンチャー系は、広告費が安い就活サイトを利用することがあるので、ここでしか出会えない求人も見つかるでしょう。

 

自分の志望業界が明確で、とにかくその分野の企業を受けたいという場合は、総合型に加えて特化型も併用するのがおすすめです。

 

おすすめサイト:外資就活ドットコム、マスナビ(マスコミ、広告系)、paiza新卒(IT業界)、ココキャリ(保育系)

 

・スカウト型サイト

企業からスカウトが届く就活型サイトも活用するといいですよ。このタイプのサイトでは、就活生は自分の情報を登録しておけば、企業から「弊社の選考を受けませんか?」あるいは「ぜひ入っていただきたいので、1次選考を免除します」といったオファーが届きます。

 

興味のない会社からオファーが来るのはめんどうに感じるかもしれませんね。しかし、少しでも内定数を増やしておけば、精神的な余裕が生まれて就活をスムーズに進めやすくなります。

 

おすすめサイト:digmee、OfferBox、キミスカ、iroots

 

昨今のウイルスの影響で、働き口が少なくなっているのも事実。なるべく門戸を広げておいて、リスク分散することも重要です。

 

・エージェント型サイト

必ず利用したほうがいいわけではありませんが、就活の進め方に疑問や悩みを感じたら、エージェント型サイトを使うのも一つの手です。

 

ノウハウを知り尽くしたアドバイザーが、あなたの就活をサポートしてくれますよ。たとえば、応募した企業の面接対策を丁寧にしてもらえたり、条件にあった求人を提案してくれたり。無料で利用できるので、就活に行き詰まったらエージェントに相談してみてください。

 

おすすめサイト:doda新卒エージェント、JAIC新卒カレッジ、就職エージェントneo

 

2-2. サイトはたくさん登録したほうがいいのか

 

就活サイトをいくつ登録したらいいのか、迷っている人もいると思います。そのサイト独自の求人もあるので、1つだけでなく複数あったほうがいいですよ。

 

同時に使うサイト数は2つから3つに留めておきましょう。それ以上になると、大量に届くメッセージをさばききれなくなってしまうからです。

 

おすすめは先ほど紹介した、総合型サイトと特化型サイトの併用スタイルです。補助として、スカウト型のサイトに登録しておいてもいいでしょう。それでも就活がうまくいかなければ、エージェント型に切り替える、という手順です。

 

まとめ: 就活サイトはうまく使い分けることがポイント

 

22卒の就活生向けに、サイトの種類とそれぞれの効果的な活用方法をご紹介しました。基本は総合型と特化型の両軸で進めて、応募の母数を増やしていきます。その中で、スカウト型サイトでもらったオファーにいいものがあれば、内定をどんどん取っていきましょう。

 

ここで覚えておきたいのは、就活サイトに載っている情報は、企業のすべてではないということ。選考を受けるときは、Webの情報だけでなく、必ず自分の足で説明会やOB訪問をして、生の声を聞くことが大切です。

 

就活サイトは、あくまでも情報収集の手段のひとつ。どんな仕事について何を成し遂げたいのか、キャリアプランを考えながら、うまくサイトを使い分けて効率的に就活を進めていってくださいね。