【22卒必見】外資コンサルとは?業界研究前に知っておきたい基本の知識を解説

就活を始める頃になると、外資コンサルというワードを耳にする人も多いでしょう。人気が高く注目の業界である外資コンサルとは、どんな仕事をするのでしょうか。

 

この記事では、外資コンサルの業界研究をしようと思っている就活生に向けて、概要や業務内容、大手企業の例などをわかりやすく解説していきます。

少しでも外資コンサルに興味がある人は、この記事を読めば基本的な知識が身につけられますよ。

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1. 外資コンサルとはどんな仕事?

簡単にいうと、企業の経営状態をよりよくするためにアドバイスをする仕事です。つまり、さまざまな統計データを分析して、クライアントの問題を発見し、改善していくことが求められます。

 

クライアントは民間企業だけでなく、政府や教育機関などさまざま。国内だけでなく、グローバルに活躍できる職業でもあります。

 

外資系コンサルのメリットは、給与が高いことと、若いうちから責任感のある仕事を任せてもらえるところでしょう。一方で成果主義の考え方が強く、言われたことをこなすだけではクビになってしまうというリスクもあります。

2. 外資コンサルの種類

 

コンサルタントと一言でいっても、いくつかの種類があります。ここではおおまかに2つのコンサルの違いについて説明していきます。

 

2-1. 総合系コンサル

 

IT、会計、人事など、多岐にわたる分野を担当するのが総合系コンサルです。M&Aの実施をサポートするなど、企業経営に直接関わる機会も多い仕事です。

 

それぞれの分野に精通するためには資格が必要になるので、コンサルのスキルも向上させながら勉強して成長しつづけるバイタリティが求められます。

 

2-2. 戦略系コンサル

 

経営戦略にフォーカスを当てているのが戦略系コンサルです。経営者と渡り合えるスキルが必要になるため、コンサルの中でも高いレベルが求められます。最近では、ITやデジタルの需要が増えており、総合系コンサルが扱う分野に進出する戦略系コンサルが出始めました。

 

2-3. IT系コンサル

 

企業のITや情報システム系統に特化したコンサルティングを行います。ITコンサルでは、システムの導入もセットで行うケースが多いです。そのため、コンサル費用だけでなく導入費用も売り上げになり、業績がいい傾向になりやすいという特徴があります。

 

3. 外資系コンサルにおける役職ごとの仕事内容

 

外資系コンサルでは、クライアント企業のトップ層と仕事ができる、というイメージがあるかもしれません。しかし、華やかな仕事以外に、もくもくとやるべき作業があるのも事実です。

 

ここからは、外資系コンサルによくある肩書きと、役職ごとの仕事内容を見ていきましょう。

 

3-1. 入社直後から2~3年

 

入社してから数年間の業務は、クライアントの調査やデータ分析が中心。肩書きとしてはアナリスト、アソシエイトといったものが多いようです。

 

たとえば、企業の売上データを見て問題がありそうなところを詳しく調査したり、業務マニュアルを読みこんで改善点を模索したり。このように、最初の数年間は地道な作業が続きます。

 

3-2. 入社3年目~10年目

 

統計を取って分析することに慣れたら、その解決策をクライアントに提示して、プロジェクトを一緒に進めていきます。

 

経営者へのプレゼンやプロジェクトを能動的に進めることも、この段階で行うことが多いです。一般的にコンサルといえばコレ!とイメージする仕事ができる期間だといえるでしょう。このフェーズはシニアアソシエイト、コンサルタントといった肩書きが多いようです。

 

3-3.入社10年目以降

 

10年目以降になると、プロジェクトを率先して引っ張っていく役職者になる可能性が高いです。肩書きとしてはプロジェクトマネージャーなど。

 

責任をもってクライアントとプロジェクトを進めていくだけでなく、部下をもってマネジメントする力も必要になります。チームメンバーの仕事の進捗をしながら、クライアントの満足度を高めるために動いていく役割です。

 

4. 大手外資系コンサル企業例

 

ここまで外資系コンサルの基本情報や仕事内容について説明しました。では、具体的にどんな会社があるのか、大手外資系コンサル企業をいくつか紹介していきます。

 

4-1. アクセンチュア

 

名前を聞いたことのある人も多いと思います。アクセンチュアはIT分野に強く、システム開発などを積極的に行っている外資系コンサルです。グローバルに展開しているプロジェクトも豊富で、活躍するためには高い英語力が必要とされます。

 

4-2. デロイト・トーマツ・コンサルティング

 

国内最大級の外資系コンサルで、社会課題の解決に力を入れています。福利厚生が充実しており、社員の教育制度が整っているのが特徴です。クライアント向けの研修サービスが豊富なことでもよく知られています。

 

4-3.マッキンゼー・アンド・カンパニー

 

世界規模で展開している超有名な外資系コンサルです。国籍で社員をわけず、グローバルにプロジェクトをまわして平等な評価制度を設けています。社員が活用できる研修、留学などの仕組みもあり、グローバルに活躍できる体制が整っています。

 

4-4. ベイン・アンド・カンパニー

アメリカのボストンに本拠地を置き、グローバルに事業を行っている戦略系コンサルです。仕事とプライベートを両立しやすいことでよく知られています。しかし徹底した成果主義のため、求められる以上の結果を出し続けるハングリー精神が必要です。

 

まとめ:外資系コンサルはハードな面もあるが、魅力的な業界

 

外資系コンサルの業界研究をしたいと考えている就活生向けに、特徴や仕事内容、大手企業例などを解説しました。外資系コンサルは責任も大きく、結果が求められるためハードな面もあります。しかし、給与や福利厚生の面ではかなり魅力的だといえるでしょう。

 

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