【22卒就活】新卒でベンチャー企業ってあり?なし?

22卒の皆さん、就活の準備お疲れ様です。
自己分析に、SPI、企業研究とやることは多いでしょうが、後で後悔しないためにも今のうちに頑張りましょう。

企業研究といえば、ベンチャー企業に興味をもった学生さんもいるのではないでしょうか?
今回は、新卒でベンチャー企業に入るメリットやデメリットなどをまとめました。
ベンチャー企業が気になっている学生さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。

ベンチャー企業とは

「中小企業」と異なり、「ベンチャー企業」という言葉に明確な定義はありません。
(ちなみに中小企業は、資本金の額の総額が3億円以下の会社or常時使用する従業員の数が300人以下の企業のことです。)

英語のベンチャーには、「リスクのある冒険や投機」という意味があります。
日本では、新しい技術やビジネスモデルを展開し、成長する企業を指すことが多いです。

ベンチャー企業の特徴として、「強い成長志向」と「新規性」があげられます。

スタートアップとメガベンチャー

ベンチャー企業は、会社の規模によって呼ばれ方が変わってきます。

会社を立ち上げて間もない段階のベンチャー企業のことを、「スタートアップ企業」と呼びます。
まだ事業を立ち上げたばかりの段階のため、資金力に乏しく、最小人数のメンバーで運営していることが多いです。
新卒を雇う資金力や、育成にかける人的リソースもないことが多いので、新卒採用を行なっているスタートアップ企業は多くありません。

事業ある程度軌道に乗り、資金調達に成功して、組織づくりにまい進しようという急成長期になれば、新卒採用を始めることもあります。

一方、ベンチャー企業のまま規模が拡大した会社を、メガベンチャーと呼ぶこともあります。

企業規模が大きくなると、変化よりも安定性を重視することが、多いです。
メガベンチャーは大きくなっても成長志向と新規性を持ち続けている企業のことで、DeNAやサイバーエージェント、リクルートなどが当てはまります。

新卒でベンチャー企業に入るデメリット

まず、新卒でベンチャー企業に入るデメリットをみてみましょう。
ここではメガベンチャーではなく、まだ規模の大きくないベンチャー企業を対象にして考えています。

最初、給料が低いケースが多い

多くのベンチャー企業は、事業がまだ大きくなっておらず、資金的に強くありません。
またベンチャー企業では、スピード感を持って事業を成長させるために実力主義で給与が決まることが多く、新卒で入る学生の給与は低くなりがちです。

あなたに特殊なスキルがない限りは、最初の頃の給与は大企業に入る方が高くなると思って間違い無いでしょう。

福利厚生が充実していない

ベンチャー企業では、福利厚生が充実していない場合が多いです。

大企業だと、下記のような充実した福利厚生がある企業も多数あります。
・数ヶ月に渡る研修
・資格や勉強への奨励金
・MBA取得支援
・社内食堂
・家賃補助
・社員旅行などのイベント
・確定拠出年金

これだけでなく、有給休暇の取りやすさや、健康面でのサポートなども充実している企業多いです。
ベンチャー企業では、上記のような福利厚生を望むのは難しいでしょう。

激務になりがち

ベンチャー企業では、少数精鋭で業務をこなしていることが多いです。
少ない人数で働くため、必然的に一人あたりの業務量が多くなってしまいます。

またベンチャー企業は、新しい分野に挑戦するため、手探りで仕事をする場面も多いはず。
仕事量の面でも、仕事の難しさでも、厳しくなる可能性が高いでしょう。

「何でも屋」になることを求められる

ベンチャー企業では、少数精鋭でやるために、一人が多くの役割を担うことがあります。
そのため、営業と企画を一緒にやったり、事務仕事と社内システムの管理を一緒にやったり、広く浅く様々な業務をする必要が出てくるでしょう。

新卒でベンチャー企業に入るメリット

次に、ベンチャー企業で働くメリットを挙げてみます。

短期間で成長できる

デメリットの方でも書きましたが、ベンチャー企業では「激務」かつ「何でも屋」になることが多いです。
そのため、短期間で様々な体験をすることができるでしょう。

またベンチャー企業は、まだまだ成長中の企業なので、上のポストがたくさん空いている場合が多いです。
そのため、早いうちから役職をもらえることもあり、裁量権をもって仕事をする機会があります。
若いうちにリーダーとして裁量権を持って仕事をすることで、同年代より早く成長することができるでしょう。

当たれば一気に給与が上がる

ベンチャー企業の最大のメリットが、当たったときの給与の上がり幅です。

まだ上場していない企業や、急成長期の企業は、これから売り上げ規模などが大きくなっていきます。
成長段階で貢献して認められれば、将来的にたくさんの給与をもらえる可能性があります。

新卒でベンチャー企業への就職は実際どうなのか

メリットとデメリットを見てきましたが、新卒でベンチャーって結局どうなのでしょうか?
個人的な意見にはなりますが、正直、多くの人にはオススメできる選択肢ではないと思います。

理由は下記の2つ。
・大企業には新卒の方が入りやすいから(ベンチャーは、転職でも入れる可能性がある)
・大企業の方が研修を受けるチャンスがあるから
です。

一般的に、大企業に中途で入るのは、少し難易度が高いです。
新卒枠であればはいれる企業でも、転職だと入れないことが多々あります。
一方ベンチャー企業は、教育する人的なリソースが確保しにくいのもあり、経歴などから能力を測りやすい中途採用者も歓迎しているところが多いです。

また大企業では、実務に入る前に、充実した研修を受けることができます。
研修で学ぶ内容は社会人生活において、とても役立つので受ける価値があると思っています。

ベンチャー企業はどんな人にオススメ?

・どちらかというと楽観的
・安定より変化が好き
・知らないことに挑戦するのが大好き
という性格の人なら、ベンチャー企業の厳しい環境にも適応できると思います。

もしあなたが上記のような性格で、ベンチャーに興味がある!という場合は、リスクを承知で飛び込んでみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ

今回はベンチャー企業に新卒で入ることについて、個人的な意見も交えて、まとめました。
ベンチャー企業であれ、大企業であれ、あなた自身の特性とやりたいことに合致しているのが一番大事だと思いますので、
ぜひ、あなたにあった選択肢を探してみてくださいね。