就活中の人やこれから本格的に始める人は、どこかで集団面接を受けることになるでしょう。「どうやったら合格できるの?ポイントがあれば知りたい!」と思うこともあるかもしれませんね。
集団面接は緊張しますが、コツを押さえれば通過する確率を高められますよ。そこで今回は、就活の集団面接に合格するためのポイントを紹介します。これから集団面接を受ける可能性のある人は、ぜひ参考にされてください。
目次
集団面接とは
まず集団面接について説明します。ご存じの方も多いと思いますが、集団面接とは企業が複数の学生を一か所に集めて一度に面談する形式のことです。
1回あたりの人数は場合によりますが、4~5人くらいが一般的のようです。集団面接は選考の中でも序盤に行われることが多くあります。なぜなら集団面接は基本的に「減点方式」を取っており、複数いる学生を見比べられるからです。
- 話が長い学生
- 落ちつきがない学生
- 見た目に清潔感がない学生
- 質問に的確に答えていない学生
- 受け答えがしっかりしていない学生
まとめて面接すれば、このような学生を見つけやすくなります。逆にいうとこのようなマイナス面を出さないよう対策すれば、集団面接は受かりやすくなるのです。
集団面接で見られる点
集団面接で見られる5つの項目を紹介します。企業の面接官が見ているポイントを理解して、対策に挑みましょう。
コミュニケーションがスムーズに取れるか
ビジネスにおいてコミュニケーションはもっとも必要なスキルの一つです。面接でも同じで「質問に対して的確に答えているか」「無駄な話をしていないか」を見られます。
またハキハキと元気に落ち着いて話すことも大切です。的確に答えていても、ボソボソと話していては良い印象を持ってもらえません。事前に鏡の前などで話の練習をしておくことをおすすめします。
協調性はあるか
協調性も働くうえで大切なポイントの一つです。特に集団面接では「他の学生の話を聞いているか」が見られています。
自分への質問が終わったらぼーっとするのではなく、その前後の時間も面接の一部です。他の学生の話に耳を傾け、時間一杯集中するようにしましょう。
身だしなみやマナーに問題はないか
集団面接では身だしなみやマナーも見られています。髪型はまとまっているか。スーツにシワはないか。靴は汚れていないか。あらゆることを見られると思っておきましょう。
他の学生と比べられることになるので、手を抜いた部分はすぐにばれてしまいます。事前に抜かりなく準備することが大切です。
独自の志望理由やアピールポイントがあるか
集団面接では複数人に対して同じ質問をするので、他の学生に引っ張られて同じようなことを述べてしまう人がよくいます。しかしそうした「同調性」は求められていません。
自分なりの志望理由やアピールポイントを用意して、企業が求める人材に近づけることが一番重要です。その場で回答を変えることがないよう、こちらも事前に準備した内容をいえるようにしましょう。
企業が求めるイメージに合うか
コミュニケ―ションや志望理由の他に「企業の求める人材像に合っているか」も見られています。バリバリ個人で能動的に動く人が求められる企業や、ある程度チームメンバーと足並みを合わせる企業など、社風は三者三様です。
「求める人材像」は採用ページなどから確認できるので、あらかじめチェックして自分が合っているか、自己PRやガクチカの内容がマッチしているかをたしかめることが大切です。
集団面接に受かるためのポイント
ここからは集団面接に受かるために対策したいことを具体的にお伝えします。集団面接を控えている人は、以下の事項に問題がないかチェックしてくださいね。
清潔感にはいつもの倍以上気を遣う
身だしなみは第一印象を決める重要な要素です。スーツや髪型、靴だけでなくヒゲは伸びていないか、メイクはやりすぎていないかなどもチェックするといいでしょう。
頭のてっぺんから足の先まで全身鏡でくまなく見て、特に問題ないと思えるくらいに気を遣うことをおすすめします。
ビジネスマナーを習得する
集団面接ではノックして会議室に入る、着席する、会議室から出る、など一連の所作を見られます。事前にビジネスマナー本などを購入して、実際に必要となるマナーを習得しておきましょう。
ビジネスマナーは社会人として最低限のマナーです。早いうちに知っておいて損はありませんよ。
相手は忙しい社会人であることを理解する
面接は1時間ほどのところが多いと思いますが、対応している面接官は他にもたくさんの仕事を抱えています。
「貴重な時間をもらっている」という意識を持って臨みましょう。
「相手は忙しい」という気持ちがあれば、聞かれたことに対して長々と話すことを避けられます。また感謝の気持ちを持つことで誠意が伝わりやすくなるでしょう。
主張を最初に述べる
集団面接で質問されたら、まず主張を最初に述べましょう。言いたいことを最初に伝えることで、コミュニケーションがとりやすくなりますし好印象を与えられます。
基本的には「主張→理由→具体例→まとめ」という流れにすると、相手に内容が伝わりやすくなりますよ。」事前に話す内容をこの順序でまとめておき、インプットすることをおすすめします。
企業に貢献できることを具体的に話す
集団面接で面接官が知りたいのは「この学生は自社にどんなメリットをもたらすのか?」です。自分が入社したらどんなことができるか、なるべく具体的に話しましょう。
そのためには、学生時代に問題を解決したエピソードなどを用いて仕事に置き換えられるとベストです。自分がこれまでやってきたことを分析して、企業に活かせることがないか考えてみてください。
回答内容に一貫性を持たせる
集団面接では、回答内容が一貫していることも大切なポイントです。学生時代にやっていたことやこれからやりたいこと、企業が目指していることがつながっていれば、面接官の納得感も高くなります。
エピソードをうまくつなげて「その企業でないと実現できない」と納得させられる回答を準備しましょう。
まとめ
集団面接で見られていることや、対策する際のポイントをまとめました。集団面接は他の学生と見比べることで「減点できるところ」を見つける場になっています。
最初の関門で落とされないよう、本記事で紹介したコツを理解してばっちり対策しましょう。読者の方が志望企業の選考に通り、理想のキャリアパスに進めることを願っています。