【就活生必見】グループディスカッションのテーマを業界別にまとめました!

就職活動の選考の1つである「グループディスカッション」。

どんなことがテーマになるか予想することも難しいため、就活生にとってはかなり難しい・厳しい選考の1つと言われています。

そこで今回は、就活生に向けて、グループディスカッションで言われるテーマを業界別にまとめました。

それぞれの業界で、グループディスカッションではどんなことがテーマとなる傾向があるのか、どんな力・スキルが必要なのかを詳しく説明します。ぜひ参考にしてください。

グループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、複数人のグループで与えられたテーマについて話し合い結論を出すことです。グループの人数も3人~10人と幅広く、それぞれの企業の面接のスタイルによって異なります。

1対1の個人面接や集団面接と違うところは、面接官の質問に直接答えてアピールするのではなく、他の人との議論や発表を通して自分をアピールしなければいけないという点です。

面接官は何を見ている?【評価のポイント】

ディスカッションの様子を見ている面接官は、就活生のどういったところを評価するのでしょうか?

面接官は、一般的に以下のようなことを見ているとされています。

・協調性:協力して話し合い、答えを導くことができているか。独りよがりにならず、他の人の意見にきちんと耳を傾けているか。

・積極性:自分の意見・考えをきちんと相手に伝えているか。他の人に圧倒されることなく発言できているか。

・論理性:物事を客観的に見て、論理的に説明できるか。分かりやすく伝えることができるか。

この3つ以外にも、企業によってオリジナルの評価ポイントがあることもありますが、基本はこの3つです。

会社に入ってチームとして働くためには、以上の3つの力が必ず必要になります。これら3つが見られているということを意識しながら、グループディスカッションに挑むようにしましょう。

グループディスカッションのテーマ【業界別】

ここでは、業界別にグループディスカッションで出されるテーマやその傾向を紹介します。自分だったらどうするか、考えながら確認してみてください。

広告業界

広告業界のグループディスカッションでは、商品やサービス売るためにどのような宣伝方法や媒体があり、それらがどういった効果があるのか、といった知識を必要とするテーマが多い傾向です。

最近は、SNSやYoutube、ネットなど様々な場で広告を目にするので、そういったところで使われている広告がどういう方法で宣伝していて、どんなキャッチコピーなのか等を見ておきましょう。

【テーマ例】

・新聞の購読者を増やすにはどうしたら良いですか?

・自社が新しくお店を開業することになった場合の主力商品と宣伝方法を考えてください

・10年後の広告業界はどうなっているか、話し合って発表してください

・デジタルの本を高齢者にも購入してもらうにはどうすれば良いですか?

メーカー

メーカー業界では、自社の商品に絡んだテーマが出される場合が多くあります。そのため面接を受ける会社の主力商品はどういったものなのか、商品の特徴を会社HPなどで調べておく必要があります。また、商品開発や出店計画に関するテーマもよく出される傾向があります。

【テーマ例】

・弊社の商品を1つ選んで、その売り上げを2倍にする方法を考えてください

・子供向けの新しい商品を販売する場合、何をどのように販売しますか?

・弊社の商品「○○」を売り出すためのキャッチコピーを考えてください

・他社の商品に対抗するにはどうすれば良いですか?

コンサル

コンサルの場合、アイデアを出し合うようなグループディスカッションのテーマが多い傾向があります。顧客がどうしたら満足してくれるか、売り上げが伸びるか、という戦略やアイデアを考える力が問われます。

【テーマ例】

・都内のマンションの空室率を下げるにはどうしたら良いですか?

・日本の外国人観光客を増やすにはどうしたら良いですか?

・これからAIに代替される職業は何ですか?

・再配達などの、配送の無駄な費用を減らす案を考えてください

IT系

IT業界は、インターネットや通信、情報処理についての問題解決に関わるテーマが多い傾向です。事前に準備できるようなテーマは少ないので、その場での思考力・アイデア力が問われます。

【テーマ例】

・オンライン学習塾の経営を改善するためにはどうしていけば良いですか?

・資料を読んで、会社の業績改善方法を考えてください

・病院での待ち時間を減らす方法を考えてください

・クラウドファンディングで資金を集めるサービスを作るためのアイデアを考えてください

金融業界

金融業界の場合、その業界ならではの保険や金融機関の問題や、扱う商品がテーマになる場合が多いです。専門的な内容がテーマになるも多いですが、この業界の知識があるかどうかではなく、与えられたテーマについて深く考える思考力があるか、きちんと結論まで導けるか、といったことが重要視されるようです。

【テーマ例】

・銀行の存在意義は?

・消費税増税について、どう考えますか?

・学生向けの保険の新商品を開発してください

・保険会社で営業するにあたり、大切なことは何ですか?

・不景気・好景気のそれぞれのときに、金融業界はどういった影響を受けますか?

アパレル系

アパレル業界は、接客・販売や人材教育に関するテーマが多い傾向です。またそれ以外にも、商品の売り上げの伸ばし方や店舗開発などのマーケティングに関するテーマが出されることもあります。

【テーマ例】

・顧客満足度(CS)を上げるための3つの対策を考えてください

・3人のアルバイトをどのように新人教育しますか?

・売り上げが落ちている店舗を1年間で黒字にするにはどうすれば良いですか?

・店舗売上をネット売上より上げるにはどうすれば良いですか?

商社

商社の場合、かなり幅広いテーマが設定されることが多い傾向です。扱う商品に関するテーマだけでなく、仕事や人生に対する自分の価値観や考え方を問われることもあります。

【テーマ】

・健康、愛、家族、仕事、趣味、お金の中で大切なものを3つ選び、理由も併せて述べてください

・グローバル人材に求められることは何だと思いますか?

・働く意義とは何ですか?

・飲料メーカーの商品戦略を立て、製造計画を立ててください

まとめ

今回は、就活の選考の1つであるグループディスカッションのテーマについて紹介しました。

グループディスカッションをうまく乗り切るためには、普段から論理的に話せるよう意識したり、その企業や業界の情報をインプットしたりと、事前の準備もかなり重要です。

今回の記事を参考にしながら、自分の受ける会社のグループディスカッションに備えてください!