コロナウイルスの収束までは、まだまだかかりそうですね。
飛沫感染や接触感染により拡大していくコロナウイルスの対策として、マスクの着用がマナーとなっています。
ですが、これまでの常識では面接中のマスク着用はマナー違反。
一体どうするのが正解なのでしょうか?
今回は、面接中のマスク着用についての疑問にお答えする記事です。
就活真っ最中の学生さんも、22卒の学生さんも、ぜひチェックしてみてください。
目次
対面の面接の場合マスクはつけてもいいの?
基本的には、企業側から指示があるので、それに従うようにしましょう。
企業側の視点としては、求職者のマスク着用にはメリットとデメリットがあります。
まずメリットは、当然ですが、コロナ対策です。
企業としては、社内でコロナ感染者が出ると非常に困ります。
社内でコロナ感染者が出た場合、オフィスやビルの洗浄が必要です。
そうなると業務が滞りますし、洗浄のためのコストがかかります。
それだけでなく、もし採用面接でコロナ感染者が出たとなれば、社外への印象もよくありません。
しっかりコロナ対策をした上で感染者が出たのであれば「仕方ない」となるかもしれませんが、対策不十分で感染者が出るとちょっと叩かれそうですよね。
なので、着用を求められるケースも多いです。
一方で、マスク着用によるデメリットもあります。
マスクをしたままだと、表情が読み取りにくくなり、声がこもって聞き取りにくくなってしまうんですね。
なので、採用担当者としはマスクなしの方が面接しやすのが本音だと思います。
指示がなかった場合はどうすれば良いの?
万が一、企業側から指示がない場合はどうすれば良いのでしょうか?
まず、マスク自体は持参しましょう。
電車やバスなどでの移動中や、待合室など、不特定多数の人がいる空間ではマスクは必須です。
面接会場で、案内などをしている社員の方がいれば、その方に「マスク着用したまま面接を受けても構わないでしょうか?」と伺うと良いでしょう。
また、社員の方からOKをもらったとしても、面接官に対して「マスクをしたままでもよろしいでしょうか?」と一言断っておくと印象が変わります。
一言の例
・「マスクは外したほうがよろしいでしょうか?」
・(面接官がマスクを着用していた場合)「私もマスクを着用させていただいてよろしいでしょうか?」
・「マスクをしたまま面接をさせていただいてよろしいでしょうか?」
逆に、一言も断らないのは印象が悪くなるのでNGです。
企業によっては、あえてマスクについて言及せず、一言断るかみている企業もあるようです。
コミュニケーション能力や気遣いを見られるポイントですので、一言断るように心がけましょう。
マスクをしたまま面接するときに気をつけるべきポイント
マスクをしたまま面接することになった場合に気をつけた方が良いポイントを3つまとめてみました。
大きな声ではっきり話す
マスクをつけると、声がこもりがちになり、伝わりづらくなってしまいます。
マスク着用の面接では、いつもより大きな声ではっきり話すことを心がけましょう。
ゆっくり、1単語ずつ区切る意識で話すと、聞き取りやすくなりますよ。
明るい声を意識する
マスクは、顔の下半分を隠してしまうため、表情がわかりにくくなってしまいます。
明るい表情を作っても伝わりにくいので、声のトーンを上げて、明るい声を意識しましょう。
人間はコミュニケーションのときに、言葉の中身よりも声のトーンや表情の印象に影響を受けています。
表情が見えない分、声のトーンなどの重要性が増しているので、なるだけ明るい声を心がけてみてください。
目線を大切にする
声と同様に、表情が見えない分、目元の印象が強まります。
相手の目を見る、笑っているような目元を作るなど、面接官に良い印象を与えるように意識してみましょう。
とはいえ、目だけ笑うのは難しいです。
マスクの下で見えなくても構わないので、笑顔で面接を受けるようにしてみてください。
– 面接時、感染症対策のために気をつけること
マスクを着用する以外にも、感染症対策で気をつけることがあるので、チェックしておきましょう。
事前に検温と体調の確認をする
面接に向かう前に、絶対に、検温と体調の確認をしてから行くようにしましょう。
万が一体調が悪い場合や平熱より高い体温が出た場合は、速やかに採用担当者に連絡をして、面接に行けなくなった旨を伝えてください。
ポイントは、
・電話で行うこと
・なるだけ早く連絡すること
の2点です。
新卒採用の時期の採用担当者はとても忙しく、過密なスケジュールで動いています。
早く連絡があれば、それに合わせてスケジュールの調整ができるため、迅速に電話しましょう。
面接は欠席してしまえば、基本的に選考をつづけることはできませんが、体調不良の場合は日程変更してもらえる可能性があります。
後日、日を改めて受けたいのであれば、この電話のときに伝えておきましょう。
一番NGなのは、体調が悪いのに無理して面接を受けることです。
もしあなたがコロナウイルスに感染していた場合、あなただけでなく、採用担当者や面接官、他の就活生も危険にさらすことになります。
企業としても、自社の採用面接で、クラスターが発生したとなれば印象が悪いので、とても迷惑になってしまうんですね。
今の時期は、企業的にも無理してこられるのは迷惑なので、事情を説明すれば日程変更させてもらえる場合が多いと思います。
できるだけ公共交通機関を使わない
企業に向かう際、できるだけ公共交通機関を使わないようにしましょう。
従来の常識では、「近くの駐車場が混んで迷惑になるので、公共交通機関を使わない方がよい」というマナーもありますが、
感染症対策という意味では、できるかぎり、自家用車や自転車、徒歩などで企業に向かう方がよいです。
もし、公共交通機関を使う場合でも、
・マスクを着用する
・混んでいる時間を避ける
など、細心の注意を払うようにしてください。
面接の冒頭などで、
「今日はどのようにこられましたか?」
などを聞かれることがありますが、感染症対策をして来たことをちゃんと伝えましょう。
まとめ
コロナウイルスは、まだまだ収束には至っていません。
今年の採用面接はもちろん、22卒の学生さんが採用面接を受ける頃も、まだ影響がある可能性が高いです。
これまでの常識やマナーにこだわらず、コロナウイルスによる環境の変化にうまく対応して、面接を乗り切りたいですね。
ぜひ、今回の記事の内容を参考にしてみてください!