【22卒必見】採用につながるESを書くためのポイント

企業に応募するとき、最初の壁となるのがエントリーシート(ES)です。
就活を真剣に行うなら、ES対策は避けては通れません。

今回は、採用につながるESの書き方のポイントをまとめました。
これから就活に取り組み22卒の学生さんは必見です。
ぜひ最後まで目を通してみてください。

就活におけるESの役割

ESは、就活で企業に提出する「応募書類」の1種です。
企業によってフォーマットはことなりますが、名前や所属大学名、住所などの基本情報に加えて、志望動機、自己PRなどを記載します。
手書きじゃないとダメ!という企業もあれば、印刷でOKの企業や、リクナビなどが提供するオープンESだけで良い企業など様々です。

ESには、
・書類選考の役割
・面接時の参考資料としての役割
の2つの側面があります。

ESの前に、筆記試験や性格診断などの適正検査を設けている企業もありますが、あなたの自己PRが採用担当者の目に最初に触れるのはESがほとんどです。
たかが応募書類ですが、とても重要なので、心して書きましょう。

ESの書き方

次のESの書き方をみてみます。

ESを書くときのマナー

顔文字や「笑」など砕けた表現は一切つかわないでください。
語尾はですます調で統一し、できるだけ丁寧な文体で書くように心がけましょう。

もし手書きの場合は、黒のボールペンで記載します。
また自分なりにで構いませんので、できるだけ綺麗な字を心がけてかきましょう。

提出前には、絶対に一度は読み返すようにして、誤字脱字がないことを確認してから提出してください。
大前提の話なので、ES全体を通して、ちゃんとできているか確認するようにしてみてくださいね。

基本情報の書き方

名前、住所、Eメールアドレス、生年月日、電話番号などを書くスペースです。
住所は都道府県〜マンション・建物名まで省略せずに記入するようにしましょう。
また、長期休暇中に書類などが届く可能性もあるため、帰省先住所を書く欄がある場合、そちらも正しく記載します。

学歴の書き方

新卒の就職活動では、中学卒業から書き始めるのが一般的です。
学校名は省略せず、正式名称で書くようにしましょう。
ちなみに22卒の学生さんは、浪人や留年などをしていなければ、下記のような学歴になる人が多いと思います。

例)
2015年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業
2015年4月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
2018年3月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業
2018年4月 〇〇大学 入学
2022年3月 〇〇大学 卒業見込み

志望動機の書き方

志望動機は、
・就活の軸
・企業に感じた魅力
・入社後の活躍イメージ
の3つの情報を書くのが重要です。

就活の軸とは、あなたが会社選びや仕事選びの際に一番重要視していることです。

例えば、
・いろいろな人と関われる仕事がしたい
・地域に貢献できる仕事がしたい
・研究したことを活かしたい
・自分の長所を活かせる仕事がしたい
・楽しんでできる仕事がしたい
・短期間で、成長できるような仕事がしたい
など色々考えられます。

ただ気をつけたいのが、全てを満たす仕事に就くのはとても難しいということです。

・短期間で成長して、高い年収を手にいれたい
を軸とした場合、「激務だけど年収が高い仕事」や「厳しい環境だけど、手に職がつく仕事」などが選択肢になると思います。

その場合は、
・ワークライフバランスが整った仕事
は諦める必要があるわけですね。

就活の軸を考える時は、
・一番重要な条件はなんだろう?
・「〇〇を手放してでも、〇〇が欲しい。」の〇〇に何が入るだろう?
と手放すものと、手にれたいものをそれぞれ考えるとはっきりしてくると思います。

とはいえ、すぐには見つからないかもしれません。
見つからない人は、後述の自己分析をしっかりやってみてください。

自己PRの書き方

自己PRでは、あなたの得意なこと(能力)とあなたのやりたいこと(志向)と、能力と志向を裏付けるエピソードを書くと良いでしょう。

自己PRで採用担当者が知りたいことは、
・学生の人柄
・学生の能力
です。

採用担当者は「この学生は、自社で活躍してくれるだろうか?」という視点で、採用活動を行います。

・自社で活かせる能力を持っている
・自社の風土や環境と、学生のやりたいことが一致している
と採用側としては、採用したくなるでしょう。

とはいえ、自己PRで自分を偽った内容を書くべきではありません。
就活では、一流大学の学生や、すごい経歴を持っている学生と出会いがちなので、すごいエピソードが重要なように思ってしまいます。

ですが、エピソードの役割は、あくまでもあなたの能力と志向の裏付けにすぎません。
しっかり自己分析を行い、自分らしさを表現する自己PRを書くようにしましょう。

ESを書く前の準備

ここまでESの書き方についてまとめましたが、ESの志望動機や自己PRを書くためには、事前の準備が必須です。
自己分析/他己分析/企業研究なしに、志望動機も自己PRも書くことは不可能ですよ。
次は、ESを書く前の準備についてみていきましょう。

自己分析

自己分析の目的は、
・自分の志向を自覚させること
・自分の強み/弱みをはっきりさせること
の2つです。

前述した就活の軸も、自己分析を行って自分の価値観をはっきりさせることで見えてきます。

自己分析には色々なやり方がありますが、今回は3ステップのやり方を紹介します。

1、自分史を書く

ノートや大きな紙に、生まれた時から今までの自分を、時系列で書き出していく作業です。
入学、卒業といったわかりやすいイベントだけでなく、自分にとって印象深かった出来事も細かく書いていきます。
自分史は人に見せるものではないので、褒められた出来事、逆に失敗した出来事など書きにくいことも書いてみましょう。
当時好きだったものや人、逆に嫌いだったものなども一緒に書くと、より深く分析できます。

2、1を元になぜその選択・行動をしたかを考えていく

1で作った自分史を元に、自分の行動原理を考えていきます。

「なぜ、その選択をしたのか?」
「なぜ、それが好きなのか?」
「なぜ、あんなに怒ってしまったのか?」
など、行動の理由や感情の分析を行って、自分史に追記しましょう。

3、共通点や特徴を整理する

2まで行うとあなたの過去の行動と、その理由が書き込まれたノートが出来上がります。
出来上がった自分史を見直していくと、行動そのものや、行動の理由に共通点が見出せることがあると思います。
それらの共通点は、現時点でのあなたの判断基準に近いものです。
見えてきた判断基準の中から、これからも大事にしたい基準があれば、それをベースに「就活の軸」を考えることができます。

また自分史を書いていく中で、人に褒められた出来事、成果がでた出来事があれば、それはあなたの得意に結びついている可能性があります。
逆に、失敗した出来事からは、苦手かもしれないことが見えます。

このように自分の過去と向き合うことで、自分の志向(や就活の軸)や自分の能力が見えてくるんですね。

他己分析

他己分析は、周りの人に自分についての印象を聞く方法です。
自己分析ではわからない、客観的な自分を知ることができます。

聞く相手は、親や友人などあなたのことをよく知っている人物が好ましいです。
親に聞く場合は、「小さい頃、私/僕は、どんな子だった?」などと聞くと答えやすいでしょう。
友人に聞く場合は、「私/僕との出来事で、印象的な出来事とかある?」などが良いと思います。

またストレートに、「ES書くのに自分のこと知りたいから、他己分析に付き合って欲しい」と伝えると、相手と目的を共有できるのでスムーズに進むと思います。

まとめ

今回は、ESの書き方についてまとめてみました。
ESは、採用担当者との最初の接点になる重要なポイント。
しっかり書くには、自己分析などの準備が大事です。

ぜひ、今回の記事を参考に、自己分析/他己分析を進めてみてくださいね。