インターンシップの選考は何がある?選考を突破するポイントや近年の傾向を解説

企業への就業体験ができる「インターンシップ」。最近のインターンシップには、参加するための選考があることをご存知でしょうか?

インターンシップに参加して経験を積み、内定に一歩近づくためにも、きちんと選考を突破してインターンシップに参加したいものです。

そこで今回は、インターンシップの選考方法と選考でチェックされるポイントについて詳しく解説します。近年のインターンシップや選考の傾向も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インターンシップ選考の目的

インターンシップの選考は、インターンシップの参加者の人数を絞るため、そして優秀な学生を見つけてインターンシップに参加してもらうために行われます。

企業側はインターンシップを通して自社の魅力を知ってもらい、優秀な学生に目をつけて本選考に繋げたいと考えています。そのため「周りがみんなインターンシップに参加しているから自分も参加する」といった理由で参加する学生ではなく、参加する目的意識をきちんと持った学生を望んでいるということを覚えておきましょう。

インターンシップの選考方法

インターンシップには企業によって選考方法は異なります。一般的には以下のようなものがあります。

・書類選考

・筆記試験

・面接

・先着や抽選

ここからは、対策が必要な書類選考・筆記試験・面接の3つが一体どういったものなのか、詳しく解説していきます。

1.書類選考

インターンシップの選考方法の中で最も多いのが書類選考です。インターンシップへの参加希望者が多い企業では、応募者の経歴などを一目で確認できる書類で選考される場合がほとんどです。

書類選考では、履歴書またはエントリーシートの提出が求められます。履歴書は、名前、年齢、住所、連絡先、学歴、資格、志望動機といった、自分の基本情報や経歴を端的に伝えるためのものです。

一方のエントリーシートは、自己PRや志望動機、長所や短所といった自分の能力や志望動機を伝えるためのものです。基本情報を記載する履歴書とは異なり、エントリーシートでは自己分析をした上で自分をアピールする必要があります。

このように書類選考では、履歴書・エントリーシート(場合によっては両方)の提出が求められます。たくさんの応募者の中から選ばれるためにも、担当者の印象に残るよう端的に自分をアピールすることが大切です。

2.筆記試験

書類選考の次に選考として多いのが、筆記試験です。エントリーシートの提出と合わせて筆記試験を実施する場合も多いで、応募する企業に筆記試験があるかどうかも忘れずにチェックしてください。

筆記試験は、主に能力検査と性格検査に分かれています。まず能力検査は、数学や国語といった基礎学力をチェックするものです。仕事をする上で必要な簡単な計算から文章読解、一般常識まで、様々な問題が出題されます。筆記試験の種類としては、SPI、玉手箱、TG-WEB、eF-1Gといったものがあり、テストごとに少しずつ内容や形式が異なります。

性格検査は、個人の人間性や考え方を測るための検査です。性格検査をすることで企業側は、応募者が社風に合っているか、社員の一員として働けるか、コミュニケーション能力はあるか、といったことを判断します。

このように筆記試験を通過するためには、ある程度の対策を練ることが必須になります。まったく勉強をせずに能力検査を受けるとほぼ確実に失敗するので、書店などで販売している筆記試験対策の本で勉強してみることをおすすめします。

3.面接

インターンシップ選考で面接を行う企業もあります。インターンシップの面接では、「なぜインターンシップに応募したのか」「インターンシップを通して見に付けたいことは何か」「学生生活では何をしているのか」といったことが聞かれる傾向にあります。

また面接は、1対1のマンツーマンで行うものから、他の学生とのグループ面接、担当者複数名との面接など、様々なスタイルで行われます。

インターンシップの選考で面接を行う企業は、優秀な学生にインターンシップに参加してほしい、本選考に進む学生を見つけたいと思っている企業です。インターンシップから本選考に呼ばれる確率が高いので、早期内定にも繋がります!

インターンシップの選考でチェックされるポイントは?

たくさんの学生が応募するインターンシップ。選考を通過するためには何を意識すれば良いのでしょうか?ここでは、インターンシップの選考で企業側の担当者にチェックされるポイントについてご紹介します。

インターンシップへの志望動機が明確か

インターンシップの選考で最も重要なのは、インターンシップへの志望動機が明確かどうかです。

学生の中には、

「周りがインターンシップに参加しているから自分も参加したい」

「とりあえずインターンシップに参加すれば内定に繋がりそう」

そういった考えで参加する人も多くいます。しかしこういった理由では選考を通過することができません。そのためまずは、「なぜこの企業のインターンシップに参加したいのか」「インターンシップの参加を通して何を学びたいのか」を明確にする必要があります。目的意識を持って参加することが一番重要です。

コミュニケーション能力はあるか

働く上で必要不可欠なコミュニケーション能力があるかどうかもチェックされます。会社で働くということは、メンバーの一員として周りの社員と連携しながら働くということです。大事な時に連携を取らなかったり、報連相(報告・連絡・相談)を怠ったりしては、企業としても困ってしまいます。コミュニケーション能力はなくてはならないスキルなので、どんな企業でも欠かさずチェックされます。

近年、選考の場になりつつある夏のインターンシップ

近年の傾向として、夏のインターンシップから本選考に繋がることが増えています。特に外資系やベンチャー企業、大手企業は、夏のインターンシップで優秀な学生を見つけ、本選考から内定を出している人もいるようです。

また内定を出すまでいかなくても、インターンシップに参加することで優遇措置をされたり、選考をスキップできたりすることもあります。このように現在は、インターンシップへの参加が選考の場になりつつあるので、気になる業界・企業のインターンシップにはできる限り参加する方が良いでしょう。

まとめ

今回は、インターンシップの選考方法と選考でチェックされるポイントについて解説しました。

インターンシップの重要性が高まる中で、インターンシップの選考を通過するのは第一関門です。選考を突破するには事前にしっかりと準備をして、対策をすることが大切になります。ぜひ早めに対策を始めて、余裕を持ってインターンシップの選考を迎えられるようにしましょう。