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アルバイトの辞め方でバックレってあり!?
アルバイトでばっくれをする人、今時結構多いですよね。遊びやサークル活動、飲み会や旅行などなにかとお金のかかる学生生活。楽しい毎日を送るためもアルバイトは欠かせない!という方は多いですよね。でもいざアルバイトを始めてみると、「職場の人間関係がうまくいかない…」「仕事内容が思った以上にきつかった…」「全然シフトにいれてもらえず稼げない…」そんな経験ありませんか?
そんな時、今のアルバイトを辞めて新しい職場へ移ろうと思う人もいますよね。そこで問題となるのが「バイトの辞め方」です。
辞めるなら辞めるなりのマナーがあります。しかし、ばっくれて辞めてしまう人が多くいるのも事実です。
「ばっくれる心理は?」「なぜだめなの?」「正しい辞め方って何?」今回はそんな疑問を持つ方へ向けてひとつひとつ着目していこうと思います。
そもそも、なぜばっくれようとするのか
アルバイトを途中でばっくれる人、あなたの周りにもいませんか?罪悪感が残る上、良い印象を与えない辞め方であるはずなのに、ばっくれようと思った人の心理とは一体何なのでしょうか。しかし、一概にばっくれと言っても、原因が本人なのか勤務先なのかによって大きく異なるため、状況別にご説明します。
ばっくれの理由 勤務先に原因がある場合
これは自分の勤務先が勤怠を早めに打刻させて夜遅くまで働かせたり、パワハラや差別など非人道的な行為を繰り返すといった、働く環境を与えている側に問題のあるケースです。これでは働いた分の対価をもらえない上に、アルバイトに行く気が失せてしまいますね。
さらに、このような職場で働く人はなかなか辞めますと上司に伝えるのが難しいというケースがほとんどです。そうなった場合、バックレて辞めざるを得ないのでしょう。
ばっくれの理由 本人に原因がある場合
本人に問題がある場合といっても、住む場所が変わる場合や卒業などで環境が変わるといった明確な理由のある人はばっくれようとは思わないはずです。そこで問題となるのは、特に明確な理由がなく、「アルバイトが面倒になった」「その場の環境が自分には合わなかった」などといった自分の意思に関わるケースです。
特に働き始めは仕事に慣れることや、その勤務先での人間関係などストレスが溜まりやすいと言えます。さらに、始めたばかりでいきなり辞めますとは言いだしづらいですよね。そうなった時に、選択肢として ばっくれという文字が浮かんでくるのではないでしょうか。
ばっくれ経験がある方や友達のばっくれた話を聞いたことがあるという方は、思い当たる節がありましたか?ばっくれの原因をご紹介したので、次はなぜばっくれが駄目なのか、という点に触れたいと思います。
アルバイトのばっくれはなぜだめなのか?
アルバイトのばっくれなんてありえない!絶対ダメです!なんて言われても、辞めちゃえば今後付き合うことはないし、大丈夫でしょ!というような気持ちでばっくれてしまう人がほとんどでしょう。
確かに、連絡手段を絶ってしまえばその後に家まで押しかけてきて説教をくらう、なんてことは滅多にありません。だからといって、やはりどんな理由があれ、ばっくれはしてはいけないことです。
では、なぜだめなのか。改めて考えてみましょう。
1.給料をもらえない可能性がある
普段友達と約束をしていたけど、ドタキャンされてイライラした……。そんな経験ありませんか?これはアルバイトでも同じことです。いきなり辞めてしまった人間に対して以前と同じ態度で接してくれる人のほうが少ないと思ってもらったほうが妥当です。
アルバイトであれば、もちろん働いた分の給料が発生する訳ですが、ばっくれてしまうと給料が支払われないケースもあります。自分から辞めておいて「給料もらってません」とはとても言い辛いですよね。働いた分の対価をもらうためにも、きちんとけじめはつけましょう。
2.制服や靴の「実費請求」をされる可能性がある
一度ばっくれてしまった後では、制服を返しに行く勇気はなかなか出ないものです。しかし、制服は従業員に対し貸与されているものなので、返却する義務があります。返さないまま放置していると、前の雇用主から電話で何度も「制服を返せ」と催促されたという話はよく耳にします。
最悪の場合、書面で実費請求されてしまう、ということにもなりかねません。お金を稼ぐために働いたのに、自分でお金を払うはめになってしまっては元も子もありませんね。きちんと辞めるということを伝えて、制服を返しましょう。
どのように辞めるのが正解なのか
「じゃあ、辞めたいときはどうしたらいいの?」そんな疑問を持った方へ、これから退職するときに気を付けるべき3つのポイントをお教えします。当たり前なことかもしれないですが、もう一度見直してみましょう。
1.出したシフトまではきちんと働きましょう
これは上記でも述べた通り、いきなり欠員が出てしまってはお店に迷惑がかかってしまいます。それに加えてシフト制の場合、提出したのは自分自身なのですから、提出したシフトには最後まで責任を持ちましょう。
2.辞めたいという意志を1か月前には伝えましょう
今働いているバイトをいつ辞めるか決めるのは個人の自由です。どんな理由であれ、きちんと話すことで、相手も理解してくれます。ただし、留学などもっともな理由があれば言い出しやすいですが、特に明確な理由がない方はなかなか言い出しづらいですよね。
そんなときは「学業に専念したい(資格等を取得したい)」、「一人暮らしを始めるので通いづらくなるので辞めたい」などなんでもいいので理由付けをすると言い出しやすくなると思いませんか?どれもばっくれより何倍も何十倍もマシだ、ということを覚えておいてください!
しかし、地元で働いていた人は、以前のバイト先の人に偶然遭遇するというケースも考えられます。あきらかに辻褄の合わない理由をでっちあげるのは後々の自分の身を考えて止めておいて方がいいかもしれません。
3.雇ってもらった人、職場の方々への感謝を忘れずに持ちましょう
どんな理由だとしても、今の職場で働けるようになったのは友達の紹介であれ、サイトからの応募であれ、採用してくださった店長、仕事に慣れるために様々なことを教えてくれた先輩やともに頑張った同期などたくさんの人のおかげだということ、そして多くの方々と関わってきたということを忘れないでください。
辞めると決断したときこそ、初心の気持ちに帰ることがなにより大切だと私は考えます。
たとえアルバイトが学生生活の間だけだとしても、働く期間が限られているからこそ、縁あって働いた場所は大事にすべきです。お互い嫌な思いをしたまま関係性を終わらせてしまうのはなんだか悲しいように思えます。感謝の気持ちを忘れない、これはお客様に対してだけでなく、同じ職場で働く仲間にも通じる部分です。
アルバイトを始めた頃、まだ新人の頃は仕事内容を覚えることで精いっぱいだったり、まだ緊張が解けなかったり毎回シフトが終わるのが早く感じる方も多いでしょう。だんだんと慣れてくると様々な不満が溜まってくるのも無理はありません。辞めてやる!と突発的に思う時もあるかもしれません。そんな時こそ、上記の3つのポイント、特に3つ目のポイントを思い出してほしいです。
最後に
アルバイトは楽しむことが長続きのコツです!
その職場で自分はなにを頑張りたいのか、定期的に小さな目標を立てて働いてみるのもいいかもしれませんね。