夏休みも終わりに近づき22卒の学生さんも、就活本番モードになってきているのではないでしょうか?
本格的に就活対策を始めるうちに、面接に対する苦手意識が出てきた人も多いと思います。
「面接ってどんなこと聞かれるんだろうか?」
「コミュニケーション苦手だし、面接されたくないなぁ」
「面接で失敗したくない…」
今回は、そんな悩みを持っている22卒の学生さん向けに、面接で聞かれる質問についてまとめました。
面接に不安がある学生さんは、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
就活における面接の意味
そもそも、面接ってなんでするんでしょうか?
エントリーシートで志望動機や自己PRなどを書いているのに、わざわざ面接をして聞く意味ってよくわからないですよね。
面接は、エントリーシートだけではわからない情報を知るために行われます。
たとえば、
・人柄
・コミュニケーション能力
などです。
また、誰もがエントリーシートを完璧にかけるわけではありませんし、面接官も全てのエントリーシートを熟読できるわけではありません。
なので、エントリーシートを読んだ上での疑問点などを聞かれることもよくあります。
面接は、厳選した学生さんたちを、さらによく知るための場です。
人柄のチェック
ここでいう人柄は、
・自社が求める人材像に合うか
・人として誠実か
・素直な人物か
などの要素を見られていることが多いです。
会社やポジションによって、見られる要素は異なります。
例えば、営業職なら積極性・社交性などが重視されるでしょうし、研究職なら社交性よりも論理性が重視されるでしょう。
また素直さや誠実さは、多くの企業で重視されるであろう要素です。
素直さにかける人材は教育が難しく会社に馴染みにくい可能性がありますし、誠実性にかける人物は社内のルールやコンプライアンスに反する行動をしてしまうかもしれないので避けられます。
人柄は、面接を通してずっと見られていると思った方が良いでしょう。
コミュニケーション能力のチェック
会社員として働くには、どんなポジションであれ最低限のコミュニケーション能力が必要です。
・あいさつがちゃんとできるか?
・人の目を見て話せるか?
・はっきり話せるか?
といった基本的なことに加えて、社会人としてのマナーを学んでいるか?も見られています。
もちろん、社会で働いたことがない学生さんは、社会人としてのマナーを完璧に身につけるのは難しいかもしれません。
ですが、学ぼうとする姿勢が見られなければ、マイナスポイントとなってしまうでしょう。
また、営業系であれば、
・社交力があるか?
・アドリブ力があるか?
・ストレス耐性があるか?
なども見られています。
面接を切り抜ける準備
次に、面接を切り抜けて、好印象を与えるための準備についてみてみましょう。
基本的なマナーを勉強する
基本的なマナーについては、あらかじめ身につけてから面接に臨みましょう。
・TPOにあった服装
・あいさつの仕方
・面接時の話し方
などです。
特に話し方については、
・目を見て話す
・はっきり、ゆっくり話す
・考えてもわからないときは、わからないという
・疑問点はちゃんと聞く
といった基本的なことをきちっとやるように心がけると良いでしょう。
自己PRの作り方
自己PRで話すことは、「あなたの得意なこと」(能力)と「あなたのやりたいこと」(志向)についてです。
それぞれについて、具体的な経験談を一つつけると説得力が増します。
自己PRの内容は、しっかりと自己分析をすることで見えてきます。
能力に関しては、
・実績を残せたこと
・友人から褒められたり頼られたりすること
・楽にできること
などを深堀すると発見できるでしょう。
また志向に関しては、
・ずっと好きで続けていること
・楽しいと思った経験
などを深堀すると見えてきます。
また自己PRの中身が、企業が求めている人材像とマッチしていると採用につながりやすいです。
ですが、無理に「求めている人材像」を演じると、万が一採用された時に悲惨なのでやめた方が良いと思います。
無理に演じて採用されると、「自分が苦手としている仕事」「自分があまり好きじゃない仕事」についてしまう可能性が高いからです。
素の自分をベースに、自己PRを考えて見ましょう。
企業研究の仕方
企業研究には、
・自分にあった企業を探す
・志望動機の明確化
・相手の会社が求めていることを知る
といった意味があります。
知るべき情報としては、
・企業理念
・設立年度
・ビジネス内容
・人事制度
・その業界の市場規模
・業界の中での立ち位置
など多岐に渡ります。
全てくまなく知るのは大変ですが、企業研究をしっかりすることで、
・志望度が高いことを面接官に伝えられる
・素晴らしい逆質問につながる
・入社前のミスマッチが減る
といったメリットがあるので、できるだけ頑張りましょう。
企業HP、リクナビなどのサイト、OB訪問、会社説明会、四季報、業界地図など、
様々なところに情報があるので、積極的に集めてライバルより企業に詳しくなると採用に近づけますよ。
– よくされる質問8選
次に実際に面接でされがちな質問についてまとめます。
アドリブ力を試される質問以外は、準備すれば対処できるので、しっかり準備してみてください。
「学生時代に頑張ったことはありますか?」
この質問では、あなたの強みを聞かれています。いわゆる「ガクチカ 」です。
自己PRの内容に沿ったエピソードにすると、一貫性が増して、面接官に良い印象を残せるでしょう。
「これまで挫折したことはありますか?」
挫折した話で終わらず、そこからどう立ち直ったかを話しましょう。
挫折しただけで終わると、「この子にはストレス耐性がないのかな?」と思われてしまい、印象が悪くなります。
どうしても立ち直った話が難しそうなら、別のエピソードも検討してみてください。
「志望動機を聞かせてください」
エントリーシートと矛盾しない志望動機を話しましょう。
企業研究をしっかりと行っておくと、説得力が増す部分です。
「1分で自己PRをしてください」
こちらもエントリーシートの内容をベースに話すと良いでしょう。
「1分で」など時間制限がついた自己PRは定番なので、ぜひ事前に1分でどのくらい話せるかやってみてください。意外と1分って長いんです。
コチラで自己PRのコツを紹介しているので、チェックしてみて下さい。
「今から1分間、面接官を褒めてください」
こういった奇抜な質問は、アドリブ力を見られています。
かなり難しいですが、質問の意図を考えて、答えてみてください。
例えば、上記の「今から1分間、面接官を褒めてください」は、営業職ならよくある場面です。
初対面のお客さんと話す時、最初の時間をアイスブレイク(緊張を解くための雑談)に使うことがよくあります。
そこでお客さんと仲良くなる能力を見られているんだと仮定すると、上記の質問も納得感がありますよね。
あなたなりで良いので、「この質問はきっとこういう能力をみられているんだ!」というのを考えて答えてみましょう。
「あなたの短所を教えてください」
短所を聞く質問は、よくある人柄チェックのひとつです。
短所がない人間はいませんから、短所をさらけ出せるか?という誠実さと、自身の短所を把握する客観性をみられています。
とはいえ、短所は長所と表裏一体のものです。
たとえば、あなたの長所が「行動力に優れていて、これだ!と思ったらすぐに行動に移せる」だとしましょう。
これは逆にいうと、「即断即決してしまうので、調査や準備が足りずミスにつながることがある」という短所になりえます。
このように長所の裏返しで考えると、短所がわかりやすくなります。
短所の場合も挫折と一緒で、「解決策」や「解決のための努力」について一緒に述べましょう。
ただし、「働くのが嫌い」「よく嘘をついてしまう」といった人格を疑われる短所は言わないようにしましょう。
どれだけ長所と表裏一体になっていて、解決策を述べたとしても、純粋に不適切な人格の持ち主として落とされる可能性が高いです。
「逆に、ご質問はありますか?」
俗に言う「逆質問」です。
これは、
・企業のことをどこまで調べているのか?
・学生の志望度を知りたい
という目的の質問です。
企業研究をしているときに疑問に思ったことを聞くと良いでしょう。
また、
・「面接官さんの仕事のモチベーションはなんですか?」
・「御社ではどのような方がご活躍されていますか?」
といった人にフォーカスした質問も良いと思います。
まとめ
面接は、エントリーシートだけでは見えない部分を見られる場所です。
・マナーの勉強
・自己分析を通した自己PRの準備
・企業研究
といった事前の準備が明暗を分けます。
アドリブ力を求められることもありますが、しっかりと準備をすれば対応できる部分が大きいので、この記事を参考に準備にとりかかってみてくださいね!