【23卒向け!不動産業界の動向】コロナの影響や大手の採用状況まとめ

就活で不動産や住宅メーカーを目指している方は、コロナ禍で状況がどのように変わったのか、就活に影響があるのか気になるところだと思います。

そこで今回は、不動産業界を取り巻く動向と今後の動き、さらに不動産や住宅メーカー大手の新卒採用の条件などについてまとめました。

23卒でこれから就活をはじめる予定の人は、情報収集の役に立てていただければと思います。

コロナ禍の不動産業界の状況

まずはコロナ禍の不動産業界の動向について見てみましょう。

新築マンションの販売戸数は激減

不動産研究所の調査によると、首都圏における2020年の新築マンションの販売戸数は大きく下がっており、2019年に比べると12%近く落ちています。

コロナ禍では自粛が求められ、ショールームなどの内見ができなかったことや不動産の会社が大々的に営業できなかったことが大きな原因と考えられます。

バブルが崩壊した後の1年の販売戸数は3万戸を下回っていますが、今回のコロナ禍でも同じで約2万7,000戸しか数字が伸びていません。

不動産の売買には対面でのやり取りが必要であり、特に東京など人が密集している地域では大きな打撃を受けたといえるでしょう。

郊外のマンションや戸建て市場は伸びている

首都圏の新築マンションの販売戸数が減っている一方で、郊外のマンションや戸建ては需要が伸びています。

郊外のマンションは、コロナ禍でテレワークが普及し通勤の頻度が減ったことが原因といえるでしょう。

また戸建てに関しては、2020年の首都圏の販売数は前年比にくらべて2%ほど増えているそうです。

こちらも原因はテレワークと予想されており、家にいる時間が長くなったことで戸建てに住みたいと思う人が増えていると予想されます。

建材の供給や工事遅れが発生

コロナウイルスが発生してから、建材の供給や工事の遅れが発生し、不動産業界にマイナスの影響を与えています。

建材とは住宅を建てるのにつかわれる木材や鉄筋などを指しますが、これらは建材メーカーの工場で作られます。

工場でクラスターが発生したり、海外などの遠方から部品を輸入していたりすると、どうしても建材の到着は遅れてしまいます。

さらに密を避ける必要性から工事の遅れが発生し、なかなか住宅ができあがらない事態も起こり得るのです。

こうしたことが何度も起こると、不動産や住宅メーカーは売上が伸びずに倒産する恐れもあります。

コロナ禍で伸びている不動産サービス

販売数が一時的に落ちてしまった部分もある不動産業界ですが、対面のやり取りができない中でうまく接客に使われているサービスもあります。

たとえば、賃貸物件の内見に活用されているシステム“OHEYAGO(オヘヤゴー)”は、仲介業者の店舗へ行かずともオンラインで内見を予約して一人で物件を見に行けるサービスを展開しています。

今のご時世では人との距離を保つ必要がありますが、OHEYAGOを使えば仲介業者とのコミュニケーションはオンラインで済むのです。

さらに現地にある電子錠を使って部屋に入れるので、一人で思う存分内見をして入居するか決められます。

参考:OHEYAGO

このように、うまくオンラインのサービスを活用してコロナ禍でも売上を伸ばす手段はあります。

今後不動産業界を狙うのであれば、こうした新しい方式をどの程度取り入れていくかを見てみるといいでしょう。

不動産大手の新卒採用状況

実際に、不動産業界の新卒採用状況はどのように変化しているのでしょうか。

大手企業の状況をいくつかピックアップしました。

住友不動産

住友不動産では毎年20名前後の新卒採用を行っています。

初任給や賞与については以下の通りです。

・初任給:大卒 250,000円 / 院卒 280,000円(別途時間外勤務手当支給)

・昇給:年1回

・賞与:年2回

2018年から2019年の入社人数は19名でしたが、2020年、2021年はどちらも21名となっており、コロナ禍にもかかわらず人数は若干増えています。

参考:住友不動産 新卒採用

三菱地所

三菱地所は既に23卒用の採用ページを創設しており、40名ほどを新規採用する予定です。

参考までに、21年度の初任給実績は以下の通りです。

・初任給:大卒 260,000円/ 院卒 300,000円

・昇給:年1回

・賞与:年2回

参考:三菱地所 新卒採用

既に23卒用のページができているので、大きな動きがなければそのままの条件で選考が進むと予想されます。

オープンハウス

成果主義を抱えておりスピーディーな発展を遂げているオープンハウスでも、既に23卒用の特設ページができています。

22卒の実績は以下の通りでした。

・初任給: 300,000円

・昇給:年4回

・賞与:年2回

参考:オープンハウス 新卒採用

採用人数は公表されていませんが、今後も積極的に採用を行う姿勢が伺えます。

一条工務店

大手住宅メーカーの一条工務店では、直近3年間の採用人数を公開しています。

2019年:425名

2020年:283名

2021年:455名

2020年は若干数値が落ちていますが、2021年には例年よりも多い450名ほどの学生を採用しています。

一条工務店の「総合職全国型」の新卒採用条件をまとめました。

・初任給: 大卒 213,000円 / 院卒 223,100円

・昇給:年1回

・賞与:年2回

参考:一条工務店 新卒採用

採用されたうちおよそ3割は建築土木系となっており、文系・理系両方が活躍しやすいことがわかります。

積水ハウス

積水ハウスでは毎年400人以上の新卒を採用していますが、コロナ禍でもその人数は変わらず例年どおりとなっています。

2018年:487名

2019年:470名

2020年:460名

2019年の営業・技術・総合企画職の実績は以下の通りです。

・初任給: 大卒 213,500円 / 院卒 226,500円

・昇給:年1回

・賞与:年3回

現在23卒用のページはまだありませんが、コロナ禍の2020年の時点で460名もの人数を採用しているのは心強いですね。

まとめ

不動産業界や住宅メーカーのコロナ禍の動向や新卒採用状況について紹介しました。

他の業界と同じように、不動産業界もコロナ禍で打撃を受けていることは間違いありません。

しかし、オンラインシステムなどをうまく活用して経営状態を保っている企業も多くあります。

特に大手企業は新卒採用を引き続き行うところがたくさん見られました。

コロナ禍では不安もあると思いますが、選択肢を幅広く持ってご自身のやりたいことを叶えられそうな企業を見つけてくださいね。