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株式会社ミライナビの斉藤様にインタビュー
今回は人材派遣、人材紹介業を行う株式会社ミライナビにお伺いしてきました。
株式会社ミライナビでは、「企業と求職者と会社の3方にしっかり利益があれば、営業するサービスも自由に自分で作ることができ、そこで仕事が貰えたらそれに対する施策も自分たちで考えてもいい。」と代表がおっしゃるような自由な会社です。
今回、株式会社ミライナビの代表を務める斉藤様にお話が聞けました!人材業界の会社ということでいろんな会社の仕事を知ることができるので、何をやりたいか分からない、でも成長したいという学生にはぴったりの会社です。ぜひご覧ください!
株式会社ミライナビってどんな会社?
ーーー斉藤様の会社では、どんなお仕事をされているんでしょう。
まず人材業界全体の話をしますね。一般的に人材業界には大きく分けて2つの仕事があります。「営業職」と「コーディネーター職」です。営業というのは対企業の仕事です。部署が細かく分かれていて、地域営業・テレアポ・新規営業のチームなどがあります。
特に地域営業は飛び込みで営業をします。そこで実際に契約になると、オーダーごとにお客さんをフォローする機能のチームがあったりする。
反対にコーディネーターは対求職の仕事です。
人材の募集があるときに、媒体社との打ち合わせ・写真撮影・募集記事のライティングなどを行い広告の作成の仕事をするチームと応募があった人にコールセンターから登録の案内をするような、応募者対応のチーム、そして面談のチームに分かれます。面談チームは登録者に対する面談をして、求人情報とのマッチングを行います。また、面談を突破した方のための契約書の作成、請求書の作成、実際勤務が始まると給与計算・研修などの仕事があります。
ーーーそうなのですね。
はい。基本的に人材業界はこういった縦割りの仕事があるわけなのですが、うちの会社では「営業コーディネーター」という職を作っており、どちらもやるんです。みんな営業しながらコーディネーターをやる。いま説明した仕事を、僕らは1人で全部やってます。
ーーーなるほど。営業とコーディネータ職を合わせて「営業コーディネーター」というひとつの職種になるわけですね。
はい。ただ、飛び込み営業はやっていないです。またテレアポやってるかっていうと、あんまりやってないです。飛び込み営業に関してはゼロですね。その代わり広告を出してその問い合わせに対して営業する、反響営業をやっています。あとは、既存のお客様からお客様を紹介していただいて仕事をしてるんです。
ーーー入社したらいきなり営業コーディネーター職になるということですか?
当然、仕事を覚えるために最初は分けて教えます。1週間は営業の仕事を覚えて、次はコーディネーター職っていうのはありますよ。ただ将来的には営業コーディネーターとして、求職者も企業も両方対応できる人になるというのが基本的なスタンスです。
ーーー教育もしっかりしているのですね!働く環境についても教えてください!有給はちゃんととれますか?
社員が新人のうちは一緒に先方に行きます。一人立ちのタイミングは人によって違いますね。お休みに関しては、土日休みです。祝日は休みじゃないので、お休みが欲しい場合は有給をとってもらいますし、午前休や午後休なども自分の仕事のペースによって調整してます。
ーーー自分の仕事をきちんとすれば、働き方に融通が聞くのですね!
斉藤様のキャリア
ーーー斉藤様のキャリアを教えてください。以前は何をやっていて今は何をやっていましたか?
もともとは私は大学に進学せずに専門学校を出て、消費者金融の会社に勤めていました。その後大手通信機器の代理店で営業をして、大手通信機器の代理店を辞めた後に、4年ほど人材派遣会社に勤めました。そこでは自分がリーダーをやらせて頂きながら、販売員・派遣の企画イベントなど行いました。
それがきっかけでその後、フィールドサーブジャパンという会社の設立に参加して、役員を11年間やりました。そしてこの株式会社ミライナビを2年前に立ち上げました。
ーーーなぜ人材系の仕事に関わろうと思ったのですか?
大手通信機器の代理店を辞めた後にしばらくフラフラしていてお金
それでまずは営業というより研修関係として社内の仕事をするようになったんです。仕事内容としては新規の登録もしくは入社する方に向けて、家電量販店の研修講師として仕事していたんです。そこから営業もやるようになりました。なんとなく求められた事をやっていたら、いつの間にか人材の仕事をするようになっていました。いざ人材業界の仕事を始めたらものすごく楽しくて、仕事にハマっていったんです。
人材業界は自由度が高い
ーーー人材業界の楽しさっていうのは何でしょうか?
一番は、自由ですよね。当然ある程度の法律やルールはありますが、それを守っていれば企業と求職者と会社、3方にしっかり利益があれば自由だったんです。
ーーーとくに縛りが、そこまであるわけではない?
それまでいた会社は大手の会社だったので、もう全部が決まってたんですね。
サービスを考える部署があって、営業は決められたものを売る。それ以外は一切ないわけです。営業が「これ売れるよね、売れないよね」って意見してもサービス自体が変わるものじゃない。そのサービスを作るのは僕らじゃないし、それで契約頂いたあとはまた違う人に引き継いでいく。
でも、人材業界は自由度が高いですよね。
うちは、社員の裁量でどこの会社でも営業かけて良いんです。営業かけるときのサービスも自由に作ってよくて、そこで仕事がもらえたらそれに対する人集めの施策も自分たちで考えられる。それに対してお客さんにOKもらって、しっかり求職者も来て、当然会社にも利益の残る形を作ることができれば自由です!
このままでは周りに敵わないと思ったから起業した。
ーーー昔から会社を立ち上げたいという思いはあったのですか?
そうですね、それはぼんやりと前からありました。まず就職した企業が武富士という大手企業で、当時業界の中では一番大きい会社だったんです。そこで一番感じたのは、学歴によってお給料が違うってこと。僕は専門学校卒業で、大卒の人と同じ仕事をやっていても月に3万円くらいお給料が違いました。
やっぱり大きい会社にいると、僕なんかだと給料低いのかなって思いました。さらにその会社にいたときに感じたのが、中途採用の方の格差。たとえば30歳の中途の方がいて、ぼく20歳の専門学校卒業で、給料が僕と同じくらいなんです。だから新卒の大卒より安いんです、30歳の中途の人が。
ーーーええっ!
結局大きい会社でやっていくっていうのは、ほとんどの会社そうですけど、やっぱ新卒で大卒で入るのが一番で、そっから徐々にお給料が上がっていくような仕組みになってると思うんです。だから今後ぼくが仕事をしていくなかで、転職するときに大きい会社にこれから入ったところで幸せにはなれないなって思ったんです。30歳で転職してバリバリやっていても、大卒の新卒には敵わないなって。
そういう社会だったら自分や周りの人を幸せにするには自分で会社を興さなきゃいけないなって、漠然と考えていたのが21のときですね。
ーーーへぇ~…えっ、21歳のときから考えていたのですか?
そうそう。
ーーー早いですね…。それからどう動いて起業に至ったのでしょうか?
人材の会社をいざ自分でやろうと決めたのは人材会社に入ってから。24、5歳のときに将来やりたいなと思ったからです。それで26歳の時に1回チャンスがあった。そのときは当時の代表に、僕も将来やりたいので3年間勉強させてくださいって言って、ゼロからの立ち上げに参加したんですね。
ーーーそのときに、難しいと感じた部分は?
実際3年やってみて、やっぱり自分の思ったとおりの会社にはなってなかったし、イメージとのギャップはあったので、そういったところでは感じましたね。なんやかんや3年やって、もうちょっとやってみようと思いつつ、そうしていくうちに結婚して子供できて、家買って、ライフステージもあげつつ、なんやかんや…11年いちゃったってかんじですね笑
タイミングといえばタイミングですし、うーん、一番はお金。ある程度、会社を作るときのお金ができた。あと、やろうと思うと言った時に一緒にやってくれるっていう仲間がいた。
仕事をしていく上でのポリシー
ーーー社員のマネジメントとして気を使っていることなどありますか?
基本、怒らないことです。
なぜなら僕は怒られるのは嫌いだから。注意はするけど、注意に関して感情的になったりはしないかな。会社って家にいるより長い時間いるから、やっぱり居心地のいい場所であってほしいかな。
ーーー実際に自分で会社を立ち上げるときの難しかったことや乗り越えたことはありますか?
ひとつ気をつけたことは、経営理念を一番最初に作って、その経営理念をぶれないことだけを一緒に働く方に約束して始めたことです。
ーーーなぜ経営理念を大事にしたのですか?
将来に約束事がないと、はじめからやることに対して意味がないし、仕事に対する会社の方向性とかも違ってきてしまいます。せっかく一緒に働き始めるんだから長く一緒にやりたいので、経営理念つくって、それに共感してもらうことが大事だと思います。逆にこれは共感できない、こんなのは綺麗ごとだっていうんなら、やめてもらおうと。
ーーー今後採用していくにあたってもそれが基準になっていきますか?どのような人を求めていますか?
そうですね。うちの会社では3つの約束っていうのがあるだけなんですね。
「目の前の人の役に立つこと」
「目の前の人の喜びは我々の喜び」
「目の前の人の幸せは我々の幸せ」
つまり、目の前の人の役に立つことをやっていこうっていうだけなんですね。
具体的に何を言いたいかって言うと「昨日より今日、今日より明日、毎日成長する集団であり、進学、仕事、人、情報をキーワードに、webとリアルコミュニケーションを融合させ、進学、就職、転職など各ステージごとに必要な未来をナビゲートする、新しい情報サービスを提供する会社」に、したいってことなんです。
なので、これをやりたい人である必要がある。あとはどんな人かって言ったら、笑顔が明るく元気な人だったらいいなってくらいですかね。笑
ーーーやっぱり成長意欲がつよい人のほうがいいですか?
そうですね。もちろんないよりはあったほうがいいと思います。会社に合うか合わないかでいうと、やっぱり考えて必死に自分から仕事探して、あれもありたいこれもやりたいって好奇心旺盛な人のほうが合ってるかなと思いますね。
学生へのメッセージ
ーーー進路に悩んでる学生に対して、アドバイスはありますか?
なんだろなぁ。まあ、迷っててもね、あとで振り返るといい思い出になるよね。悩んでる時はすごく辛いだろうけど。やりたいと思えることを、どこでどう見つけられるかって、やってみないと分かんないよね。どんな仕事でも。
自分がなにやりたいかの本質を見つけられるかどうか、学生のうちでも見つけられる人はいるし、僕みたいに会社やめて、いいのかな?って思いながら見つける人もいる。やりたいことを見つけられるっていうのは幸せなことだと思うよ。
ーーーありがとうございます。何か御社のPRしたい点はありますか?
うちの会社で働くとやりたいことが見つかってない人が、何かしらを見つけられるきっかけになる可能性はある。うちなんかで言うと、やりたいことが見つかってないスタッフさんもいっぱい居るんだよね。だからそういうことを見つけるまで色んな仕事を経験してみたいってことで入ってくる人もいる。やりたいことがまだ見つかってないなら、うちに来てもらうっていうのも良いんじゃないかな。
うちみたいな会社の面白いところって、いろんな会社の仕事を知ることができるっていう点。僕らはそこで一緒に仕事をすることができる。いろんな会社に行って、人事部の人たちに会って、仕事を「知れる」。そういう利点はあると思います。
株式会社ミライナビ様に興味のある方はこちらから→https://mirainavi.co.jp/