アッドラスト先輩インタビュー第三弾・大橋駿さん

アッドラスト卒業生インタビュー第三弾!

第三弾では、「はししゅん」と呼ばれみんなに親しまれている、大橋駿さんにお話を伺いました。横浜国立大学2015年卒。金融機関就職。社会人2年目として活躍している大橋さんは、アッドラストでどんなことを経験し、学びとして得たのでしょうか?

人と違うことをしなければつまらない

大橋さんは、アッドラストに入る前はどんな学生でしたか? 

一言でいえば、「世間知らずの普通以下の学生」でした。アッドラストメンバーには、学生団体の幹部などカッコイイ経歴を持つ人が多いのですが、僕は大学のテニスサークルで何に打ち込むわけでもなく、毎日飲み歩いたり麻雀やダーツなどをして遊んでばかりいる学生でした。

ただ、「人と違うことをしなければつまらない」という考えは昔から持っていたので、周りの友達が飲食店や塾でアルバイトをしている中で、僕は他とは違うアルバイトを探していました。実際に経験したアルバイトは、「新聞営業」や「看護師になりたい社会人専門の塾講師」など、一風変わったアルバイトばかりです。

新聞営業をしていたということは営業に興味があったのですか?いつごろから営業に興味を持つようになりましたか?

いいえ、元々はよくわからないからとりあえずやってみようという感じで、大学3年生の8月ごろから新聞営業のアルバイトを始めました。営業に興味を持つようになったのは、もう少し後です。

 周りとの差を感じて、「今まで僕は何をやっていたんだろう」と思った。

そうなんですね。新聞営業のアルバイトはどういうきっかけでやってみようと思ったのですか?

実は新聞営業を始める少し前、3年生になったばかりの4月頃に、大学入学当初から一つのことに没頭して努力をしたり、思い切り楽しんだことで輝いている人たちに出会う機会がありました。彼らは、「部活でエースとして活躍している人」「起業して成功している人」「難関資格に合格した人」「バックパッカーで世界一周した人」など本当に様々だったんですが、その時に自分とその人たちの “2年間の差” を感じたんです。「・・・今まで僕は何をやっていたんだろう」と思いました。

「2年間の差」って計り知れないですね。そこから気持ちの変化などはありましたか?

周りの学生との「2年間の差」を感じた瞬間、それまでの自分が、周りから与えられた“今やるべきこと”をただこなしていただけだったことに気づきました。大学生活というのは時間に余裕があって、誰にも縛られることはない人生の自由なひと時です。そんな自由に使えたはずの2年間の使い方について反省し、「自分本当は何をしたいのか。どんなことを自主的に頑張れるのか」を見つけなければいけないと思うようになりました。

とは言うものの、初めは自分が何をしたいのか分からずに、大学の勉強や資格習得に打ち込んでみましたが長続きせず、アルバイトも転々としていました。いろいろ経験してみた中で一番楽しそうだと思ったのが新聞営業で経験した「営業」だったので、就職活動も近いということもあり営業という職種について漠然と興味を持ち、行動を始めました。

 就職活動に向けて行動ということでしたが、アッドラストにはどういった経緯で入社しましたか?

就職活動にも生かすことができそうな面白いアルバイトを毎日毎日インターネットで探していて、その一つがアッドラストでした。入社を決めた理由としては、面白そうだと直感的に思ったことですね。オフィスになぜかダーツ台があったのは最初の衝撃でしたね。(笑)「こんな常識外れで自由な会社が楽しくないはずがない」と直感で決めました。

あとは社長や当時いたメンバーの人柄や価値観です。面接の際に社長から、自らの考えについて聞かせて頂きました。今までは周りの人と違うことをすると「変わっているね」と言われてそれで終わりだったのですが、ここでは「人と違うことが評価される」と感じました話を聞いて社長自身が明らかに「世間一般の価値観の中で生きている人間」ではなかったので、失礼な話、考えが似ていると共感したのでしょうね。こんな感覚を抱いたのは初めてだったので嬉しかったんだと思います。だから、「どうやったら今の考えのままで、この社長のように自分らしく働けるんだろう」と知りたくなり、どんどんアッドラストに入りこんでいきました。

 何か成果にこだわりたいという一心で、自分から頼み込んだ。

そうだったんですね。社長との出会いというものが、大きな転機になったのですね。アッドラストに入社後はどんな仕事をしていましたか?

テレマーケティング業務をしていました。最初は「営業がやりたいと思ったのになぜテレアポ?」と何も分かっていない状態でした。(当時は)電話機が3台しかなかった上に時間帯によっては誰も来ないので一人で作業をすることもしばしばあり、やや違和感を感じながらも意外と楽しんで続けていました。入社して3か月経った頃にはチームのサブリーダーに選ばれて、そこでリーダーと一緒に、「どうやったらチームが上手くいくのか」をひたすら考えていました。チームのことを考えている時は、また違ったマネジメントの面白み感じていました。そして就活を終えた4年の春頃から、営業チームに入って念願だった営業に携わらせてもらいました。

 アッドラストの営業は、BtoBが基本ですよね。新聞営業とは違う、企業への営業をやってみてどうでしたか?

想像以上に難しかったです。全然結果も出せなくて、「悔しい」を通り越して「申し訳なかった」です。同期と比べて胸を張って言える成果を出せていないことも、ずっと引っかかっていました。一緒に入った同期はテレマリーダー、CRM、営業事業部でバリバリ結果を出していたので、自分の力不足を実感したりモチベーションの保ち方に悩んだりしながら、中途半端な自分を嫌っていた時期もありました。

しかし僕も何か成果にこだわりたいという一心で、当時はまだ構想でしかなかった無料プランのサービス化に、自分から頼み込んで携わらせてもらいました。

新しいプランのサービス化(無料プラン)をやっているときはどうでしたか?

自分で企画を形にして、それを実行させてもらえたことが嬉しかったです。新しいプランだったので、単なるアイディアでしかないところからたたき台のサービスを作って、それを売れるサービスに仕上げ、お客様に提案するところまでをやりました。最終的に何件か契約してもらうこともでき、そのような経験は初めてのことだったので「楽しいな、面白いな」と思いました。

今でも後輩達がそのサービスを提案していると思うと、嬉しい気持ちになります。振り返れば、アッドラストで「やりきった」と胸を張って言える仕事の一つになりましたね。

 

モチベーションの保ち方に悩んだとありましたが、普通のアルバイトとは違うアッドラストでのモチベーションについてはどのようにして保っていましたか?

やっぱりクライアントが喜んでくれることが一番のモチベーションですね。クライアントからの感謝のメールを頂いたときが一番嬉しかったです。また、それをきっかけとして、仕事=お金稼ぎという単純な認識だったものが、“仕事のやりがい”や“何のために仕事をしているのか”という部分も大事にしないとなって思えるようになりました。

 

お金のために働くか、学ぶために働くか

クライアントの感謝で仕事に対する考え方ががらりと変わったということですよね。大橋さんは、アッドラストのミッションである「シゴトで遊ぶ」についてはどう考えていますか?

アッドラストに入るまでは、「シゴトで遊ぶ」という感覚は全くわからなかったです。仕事=辛くて大変なこと、仕事=お金のための労働というイメージでしかなかったですし、今まで仕事が楽しいという大人に会ったことがなかったのですからね。

でもアッドラストに入って仕事に対する考え方が大きく変わりましたね。恐らく、アッドラストが持つ空気感や雰囲気がそう思わせているんだと思います。世間一般ではテレアポって楽しくないものだと思うんですよ。でもアッドラストでテレアポするとなぜか楽しいんです。

それは、誰とどんな雰囲気で仕事をするかが重要で、結局は同じ仕事をしていても楽しめるかそうでないかはここにかかってくると思います。そしてアッドラストは社長を中心にそのことをよく理解し、一緒に働く人を“メンバー”と捉えながら、楽しい雰囲気を作ることができる人間が集まっているんだと思います。

なるほど、雰囲気が大事なんですね。でもその雰囲気はどうやったら生まれると思いますか?

仕事している人間が「人や仕事に対してどれだけ真剣に向き合えるか」が大事だと思います。「悪口を言う」「仕事で手を抜く」「愚痴をいう」など、1人でも空気を悪くする人間がいると、雰囲気が壊れてしまうじゃないですか。「自分一人が満足できれば良い」ではなく周りの人と一緒に成長して成果を出すことをメンバー全員が真剣に考えて、またそれを楽しんでいると思います。

当時よく社長が「アッドラストで愚痴や悪口を聞いたことがない」と言っていたのがその証拠だと思います。僕は元々そんなできた人間ではなかったけれど、周りのメンバーといるうちに僕自身も徐々に変わっていきました。人は変われるとよく言うけれど、私は少し弱い人間だったので、アッドラスト無しで自分の一人の意思だけで変われたか?というと、たぶん難しかったと思います。そういう意味ではアッドラストという環境で過ごせた1年半は、自分が変わるきっかけを与えてくれた貴重な時間だったと強く感じています。

アッドラストでの時間が、大橋さんに変わるきっかけを与えてくれたんですね。ここまでアッドラストと他のアルバイトでの違いについて触れていましたが、大橋さんの経験から考える、アルバイトとインターンの違いは何ですか?

お金のために働くか、学ぶために働くかの差ですかね。僕にとってアッドラストは後者の方で、お金のために入ったというよりも、何となく変わりたい、学びたい、成長したいという意識でアッドラストに連絡をしました。

当時は、飲食店のアルバイトもやっていましたけど、時間の切り売りをして、そのお金で遊ぶという印象が強かったです。一方でインターンは、もともとお金に変えられない得られるものがあるというイメージだったので時給ではなく、どんな経験を積めるか?を特に重視していました。まあアッドラストは時給も高いですが。笑

PDCAを回すという習慣が身についた。

そうなんですね。少し話は変わりますが、今はどんなお仕事をしていますか?

金融機関でファイナンシャルプランナーとして働いています。分かりやすく言えば「お金のコンサルティング」です。主に富裕層に対して運用・保険・税金・不動産・相続などあらゆる面からお客様にとって最も良いお金の活用方法を考えて提案する営業をしています。

 なるほど、提案営業なのですね。ちなみにアッドラストでの学びで何か活かされていることはありますか?

直接的なところで言えば、今でもテレアポをしているのでそのノウハウは大いに役に立っています。ただもっと根本的な部分で、「ただ会社が決めているルールに従うわけではなく、どうすれば良くなるのかを自ら考える姿勢」はアッドラストがあってこそだと思います。例えば、リストの改善や言い回しの工夫などが習慣として身につくアッドラストの環境のおかげで、PDCAを回すという習慣が身につきましたね。

大橋さんは、現在のお仕事が辛くなったときはどのようにして乗り越えていますか?

卒業して社会人になっているメンバーや現役でやっている後輩が頑張っている姿を定期的に見たり聞いたりすることで、良い刺激をもらっています。そういう意味ではAPO総選挙というイベントは僕たちOBにとっても良い意味を成していますね。

実は社会人になったばかりの頃には、なかなか仕事がうまくいかず悩んだ時期もありました。アッドラストのように熱意を持ってやりがいの為に仕事をしている人ばかりではなく、年齢も価値観も全く違う人たちとの仕事をすることに、少し違和感を感じたこともあります。具体的にはアッドラストで学んだ「仕事で遊ぶ」と周りの「真面目に仕事する」のギャップにも苦しみました。そんな時でも、アッドラストの後輩の頑張っている姿を見たおかげで、負けてられないなと気持ちを維持できていました。

「大橋はいつも楽しそうに仕事をしているね」と言われる

APO総選挙がOBの皆さんにも良い影響をあたえていたんですね。大橋さんは社会人生活2年目が終わろうとしていますが、3年目に向けて今後の目標などはありますか?

金融機関に就職した時に「お金の不安を解消して世の中の人が自由に生きることをサポートする」という自分で掲げたミッションを忘れずにシゴトをしていきたいです。目の前の目標としては、今の仕事は知識量がモノをいうので貪欲に知識を蓄えること、お客様の課題を解決するための人間力や営業力を磨くことの二つです。

あと、ずっと忘れずにいたいことは、アッドラストで身についた仕事に対するマインドです。常に自身の成長を意識したり、仕事を自ら作りだすというクリエイティブな部分、そして仕事で遊ぶという空気感は、今の環境でも十分に実践することができると思います。

実は最近、「大橋はいつも楽しそうに仕事をしているね」と言われることが多くなり、仕事中も笑顔が多くなりました。最終的には、自分が楽しく仕事をし続けることで周りに「仕事で遊ぶ」空気を周りに伝染させることができたら最高ですね。

 

あとは行動するだけ。学生だから失敗してもいい。

周りからも評価されているなんて、立派に仕事を楽しんでいる証拠ですね。多くの質問に答えて頂きましたが、現役メンバーへこれだけは伝えたいということはありますか。

もっともっと積極的に色々なことに挑戦してほしいです。特に大手の会社に多いけど、新入社員のうちから裁量権をもって挑戦させてくれる会社は少ないです。挑戦させてもらえる環境があるっていうのは実はすごく幸せなことなので、その環境を大いに活用して、学生という時間のあるうちに吸収して、学び、自分のモノにする、という経験をたくさん積んでほしいです。

 

未来のインターン生へメッセージをお願いします!

大げさではなく、僕はアッドラストに入って世界が変わりました。アッドラストがなければ、今の自分はないと断言できます。もしもどんなインターンなのか気になるのなら、勇気を出して一歩踏み出してみたらいいんじゃないでしょうか?「2年間の遅れをとった私」でも成長できたんだから、大学生でこれをみているだけで優秀です。あとは行動するだけ。学生なんだから失敗してもいいじゃないですか。入ってみてアッドラストが合わないなら辞めてもいいですし。まあ、恐らく一回入ったら気に入っちゃう環境だと思いますけどね。

 

大橋さん、ありがとうございました。