就職したときに役立つ!金融系企業で使えるおすすめの資格6選

就活で金融業界を目指したい人は「今のうちに準備できることはないだろうか?役に立つ資格はあるの?」と気になることもあると思います。

資格は就職後に働きながら取ることも可能ですが、新卒として新しい環境に馴染みつつ資格の勉強を両立させるのはむずかしいもの。

そこで今回は、金融業界に就職したときに持っておくと役に立つ資格を紹介します。

紹介する資格を持っていれば、就活でのアピールにもつながりますし、仕事の役にも立つことでしょう。

ぜひ早めに取得していただき自身のキャリアパスに活かしてください。

1. 証券外務員

証券外務員は銀行で金融商品や証券を売るために必須となる資格です。銀行や証券会社、投資信託などで働く際は、自社の商品を個人や法人に売る機会が多くなります。

そのためには必ず証券外務員の資格が必要になるため、基本的に全員取ることを求められるでしょう。内定をもらってから就職するまでに、証券外務員の資格を取ることが条件になるところもあります。

証券外務員は一種と二種がありますが、金融業界では商品を売るために二種の取得が求められます。合格率はおよそ6割ほどなので、一般的な資格試験と変わらない難易度です。しっかり対策をして知識をつければそこまで難しくはありません。

2.  日商簿記検定

日商簿記検定はいわゆる「簿記」と呼ばれるもので、企業の財務諸表などの帳簿に関する知識があるかを問う資格です。一般的な資格試験の中でも簿記を受ける人の数は多く、金融業界以外でも役に立つ人気の検定でもあります。

企業の経済状況を知ることに役立ち、ビジネスでは多いに活用できるので他の業界を視野に入れている人でも取得することをおすすめします。一般的には英検、漢検のように3級から始める人が多く、2級、1級と数字が低くなるごとにレベルアップします。

簿記3級の平均合格率は約5割、2級の合格率は約2割、1級の合格率は1割ほどといわれています。レベルが上がるほど合格率が低くなるので、数字が低いほど就活ではアピールしやすくなるでしょう。特に金融業界を目指すなら2級、1級あたりを取っておくと、就活でも役に立つはずです。

3. ファイナンシャルプランナー検定

ファイナンシャルプランナーは「FP」とも呼ばれ、年金や保険、住宅の購入など人生におけるあらゆるお金の相談に乗ってお金のやりくりを設計する人のことを指します。保険や住宅などは特に金額が大きい買い物のため、いくらくらいが目安なのか、どんな条件にすればいいか迷うことが多いものです。

そんなときにファイナンシャルプランナーの力を借りることで、自分たちの経済状況に最適なプランを提案してくれます。金融業界でも同じような悩みの解決をすることになるので、ファイナンシャルプランナーの資格は役に立つでしょう。またファイナンシャルプランナーの資格は無期限なので、一度取ってしまえばずっと有効であることもおすすめのポイントです。

4.  公認会計士

公認会計士は企業の会計監査を行ったり、経営に関するコンサルティングをしたりできる資格です。企業では、定期的に第三者がお金の使い方や経営状況などをチェックして不正などがないか確認を行います。その際に雇われるのが公認会計士であり、資格を取ったあとは研修や実務経験を積んで認定を受ける必要があります。

公認会計士になるにはある程度時間がかかるので、大学在学中に資格を取るのは難しいかもしれません。しかし資格を取っておくことで仕事を探しやすくなるので、まず公認会計士の資格を取得してから志望する企業へ転職するのも有効な手段です。

5. 証券アナリスト

証券アナリストは、証券会社や銀行に勤めて企業などの経営状況を分析・評価するための資格です。取得するためには「日本証券アナリスト協会」の研修を受けてから試験を受ける必要があります。

試験は1次と2次に分かれており、どちらも合格率は5割程度といわれています。なかなか難しい資格でもありますが、取得できれば就活で大きな武器になるでしょう。また受験科目は全部で7つあり、それぞれの科目で合格点を取る必要があります。しっかり準備すれば合格することは可能なので、証券関連の仕事に就きたい人はやってみる価値があるでしょう。

6. アクチュアリー

アクチュアリーとは、統計学に基づいて保険などの金融商品や資産運用のリスクを分析する資格です。数字に強い人や、データの分析などが得意な人は向いているといえます。また市場の傾向にもとづいたデータ観測を行うので、社会の動きに興味がある人にもおすすめです。

取得するためには「日本アクチュアリー協会」の講座受講と試験に合格する必要があります。1次試験は5科目、2次試験は2科目と科目数が多く、それぞれで合格点を超えなければいけません。合格率は1割から2割といわれており、難易度は非常に高い部類といえるでしょう。

ただ難易度が高い分、就活ではかなり評価されることが期待できます。アクチュアリーを持っていることは高年収につながる可能性もあるので、今のうちからチャレンジしてみてもいいかもしれません。

まとめ

金融業界を目指している人が就活するときや、金融系の企業に入ったときに役立つ資格を紹介しました。金融系の資格は難易度が低いものから高いものまでさまざまなので、まずは簿記など受けやすいものから試してみることをおすすめします。

難易度が高い資格であれば、就活では他との学生に差をつける大きな武器になります。ただ取得するまで時間がかかるものも多いので、早めに勉強を始めておくといいでしょう。ぜひ学生のうちに資格を取っていただき、今後のキャリアに役立ててください。早いうちに取った資格は、きっとあなたの大きな武器になりますよ。