目次
2ベンチャー企業への就職は大手よりも、メリットだらけ?!
目次
1)ベンチャー企業とは
2)ベンチャーのメリット、デメリット
3)大手のメリット、デメリット
4)ベンチャー企業で有給インターン
5)新卒ではどちらに向いてる?
①ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、革新的なアイデア・技術等をもとに、新しい形態のサービスやビジネス(ベンチャービジネス)を展開する中・小規模の企業のことです。新興企業と同義で用いられることもあり、主に成長過程にある企業を指します。
引用:http://www.elite-network.co.jp/x/dictionary/bizwords/venture.html
ベンチャー企業の定義は曖昧で、公式には、ベンチャー指定などを受けている会社がベンチャー企業と呼ばれています。ベンチャーは全くの新しいアイデアに限らず、既存のビジネスモデルを新しい形で展開していく会社も、ベンチャー企業と言えます。
平均年収で比べた場合、国内の大手企業が500万円~800万円ほどに対し、ベンチャー企業が少しだけ下回る400万円~700万円である一方、実はベンチャー企業のほうが、年収1000万円以上稼いでいる人の割合が多いというデータもあります。
今いけてる急成長ベンチャー企業、平均年収例:
株式会社ディー・エヌ・エー:718万円
株式会社サイバーエージェント:720万円
エムスリー株式会社:730万円
参考:http://careersupli.jp/manner/nensyuup/
★ベンチャーと中小企業の違い
ベンチャー企業のような定義とは違い、中小企業は資本金額と従業員数によって決められます。
出典:http://www.chusho.meti.go.jp/faq/faq/faq01_teigi.htm
よって、ベンチャー企業は中小企業に区分される企業の中で、特に新しい形のビジネスを展開しているところ、と言えるでしょう。今回検証していくのはあくまで”ベンチャー企業”であって、すべての中小企業で共通するものではありません。
②ベンチャー企業のメリット、デメリット
ベンチャー企業は中小企業でもあるため、社員数は少なく、小さいグループでビジネスを進めていくことが基本となります。
★メリット
- 融通がきき、個人の意見が通りやすい。
- 頑張り次第ですぐに給料アップ。
- 会社全体の流れを把握できる。
- チームワークが良く、社員全体の仲が良いことが多い。社長と直接話せる機会が多い。
- 入社してからすぐに責任のある仕事を任され、やりがいを感じられる。
★デメリット
- 教わるのではなく自分で学ぶことが前提でることが多く、正しいビジネスマナーなどを見落としがち。
- 一人一人の責任が重く、休日も仕事のことを考えていることが多くなる。
- いつまで会社が好調でいれるかの保証がなく、潰れる可能性はいつでもある。
- 有給休暇が大手に比べ少ない。
- 急用のときなど社内で自分の代わりになってくれる人がほとんどいない。
③大手企業のメリット、デメリット
大手はもちろん、規模が大きいためそれぞれの役割が部署ごとで分かれており、部署内でのやり取りが主となります。
★メリット
- 入社と同時にそれなりの収入はきまっている。(世間でいう安定)
- マナーや常識、ビジネスの基礎的なことからしっかり学べる。
- 最初から重役を任されることはほとんどない。
- 有給休暇、育児休暇などの制度がしっかりしている。
- 仕事とプライベートを分けやすい。
- 残業代が出る、もしくはそれに見合うボーナスなどがしっかりもらえることが多い。
★デメリット
- 自分の意見はなかなか上に届かず、反映されない。
- 確実な成長はできるが、大幅な成長が見込めない。(入社してから同じことを数年やらされる)
- 入社しばらくは雑用が多い。
- マナーに厳しく、社内での上下関係が激しい。
④ベンチャー企業で有給インターン
実はベンチャー企業で有給インターンシップをアルバイト代わりにする学生が増えていることを知っていますか?
インターンシップというと、一般的に日本では大手企業が実施するものであり、目的としては
①採用試験の1過程として与えられる、企業側が今後の採用に検討するための試用期間
②1週間から長くても1ヶ月ほどで実施される、学生側が企業と社会を学ぶための職場体験
であることが主流です。
上記①②の場合、インターン学生は、会社の売り上げ、利益に直接関与することがなく、他の場で相互的にメリットを得るものとして、ほとんどが無給で行われます。
しかし、アメリカなどの海外では、インターンシップは3ヶ月から1年ほどの長期にわたるものが主流です。その目的として、企業側としては
①それなりの知識、技術を持った学生を、アルバイト並みの給料で雇い、社員同様、会社の売り上げに貢献してもらえる。
②本採用前に良い人材を見分け、欲しいと思った人だけに声をかけることができる。
というメリットがあります。
学生側のメリットとしては、働いた分お給料がもらえ、しかも学生の間に本格的なビジネス体験ができる、ということです。
いち早くインターンシップを通して社会に出ることは、自分の自信にもつながり、就活の際のアピールポイントになり、入社してスタート時点から他の同級生と差をつけることができます。
しかし、インターンシップ先を探す際、ベンチャー企業、中小企業での長期無給インターンシップは要注意です。人件費削減のために、”インターンシップ”という制度を使って、誰にでもできるような雑用、単純作業をやらされることがあります。(例:社員へのお茶出し、オフィスの掃除、資料作成という名のコピペ作業、翻訳)
また、無給インターンシップの企業側への条件としては、インターンを使って会社が一切の利益を得てはいけないということです。インターンが何らかの形で会社の売り上げに貢献した場合、収益を得る商品の作成に携わった場合など、会社から報酬を与える必要があります。
もしそれを破っているような会社であると思った場合は、自分が受けるべき報酬についてしっかり話すか、ダメならばすぐにやめましょう。利益を作るインターンへの無給労働は、違法です。
⑤自分はどっちに向いている?
大手が良いと思われがちであった時代は変わり、近年では新卒でベンチャーを志望する学生も増えてきました。それはもちろん、ベンチャーでもお給料が良いところが多くなってきているからです。しかしこのベンチャー起業には、かなりの向き不向きがあります。
★大手に向いている人
もちろん、具体的にずっと目指していた企業があり、そこに入社して将来やりたい目的があるという強い意志がある人はその企業に突き進むべきでしょう。最初の雑用などの下積みが数年あるとしても、それだけのやる気があるならば昇進する可能性は十分にあります。また、特にやりたいことはないけど、とりあえず安定したい、と思っている人も、ベンチャー企業は向いていないでしょう。大手に入社して1から学び、自分の目標を徐々に見つけていく方が合っていると言えます。
★ベンチャー企業に向いている人
具体的にこういう職種で、このポジションをやりたい!という明確な仕事内容が決まっていて、入社してからバリバリに働きたいと思っている人。教わるのではなく、自分が会社を引っ張っていきたいという人に、急成長中のベンチャー企業が向いていると言えます。日本の格式だった上下関係が苦手な人、自分の意見を聞いてくれなければ気が済まない人なども、大手よりベンチャーに向いているでしょう。
それぞれの特徴が分かったところで、自分にあった企業を見つけていきましょう!
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