【21卒】コンサル企業から内定もらった学生が勉強しておくべきこと

すでに内定をもらっている21卒の学生さんも増えてきたのではないでしょうか?
まだ就活中の皆さんも、そろそろ佳境に入ってきている頃だと思います。
コロナの影響もあり、イレギュラーな就活となってしまいましたが、皆さんお疲れ様でした。

就活がひと段落したら、卒業旅行など諸々のイベントを楽しみたくなるかもしれません。
もちろん、存分に楽しんでもらって良いと思うんですが、時間を見つけて勉強をしておくと入社してから少し楽になるかもしれませんよ。
今回は、コンサル企業の内定者に向けて、入社前にしておいた方がいい勉強などについてまとめてみます。

コンサル企業から内定をもらった学生さんは、以下の項目が十分かどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。

ロジカルシンキング


コンサル企業では、クライアント企業のビジネスを分析し、解決策や改善策を提案することが主な業務になります。
そのため、提案をクライアント側に納得してもらえる説明力は、かなり重要なスキルと言えるでしょう。

提案の説得力を上げるためにも、ロジカルシンキングは必須の考え方です。
ロジカルシンキングとは、一貫して筋が通っている考え方のことで、日本語でいうと論理思考や論理的思考と訳されます。
そもそもが、コンサルティング業界で発達した考え方ですので、コンサル企業出身者が書いているロジカルシンキングの本も多いです。

以下の本などは、有名ですので、ぜひ一読してみてください。

・ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル―(著:照屋 華子/岡田 恵子)
・考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則―(著:バーバラ-ミント)
・仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(著:内田 和成)
・戦略「脳」を鍛える(著:御立 尚資)
・企業参謀―戦略的思考とはなにか(著:大前 研一)

パソコン操作のスキル

コンサル企業では、クライアントに説明するために、大量の資料を準備します。
そのため、パワーポイント、エクセル、ワードなどを多用する業界です。

「現場にはいればすぐにできるようになるので、入社前にやる必要はない」という意見もありますが、早めに身につけておいて損はない技術でしょう。

コンサル企業の仕事は多忙を極めます。
ただでさえ忙しい業務の中で、パソコン操作が覚束なければ、他のことを学ぶ余裕がなくなってしまいます。

新しいことを教えてもらえるチャンスを逃したり、大きな案件に関わるチャンスを逃すことにもつながりかねないので、入社前の段階である程度自主練しておくことが大事です。

具体的に身につけるべきなのは、
・ブライドタッチ
・Windowsで使えるショートカットキー全般
・パワーポイント、エクセル、ワードの各種機能
・パワーポイント、エクセル、ワードの操作
・パワーポイント、エクセル、ワードのショートカットキー
などです。

ブライドタッチに関しては、寿司打やe-typingなどの、タイピングアプリで練習したら身につけられますし、
ショートカットキー関連は、調べて、実際に試してみると良いでしょう。

英語学習

コンサル企業の中でも、外資系コンサルに内定をもらっている場合は、ビジネスレベルの英語力があった方が良いです。
入社時や日々のプロジェクトで、英語が必須になるわけではありませんが、英語ができることでチャンスが大きく広がります。

グローバルな案件に関わるには英語力が高いに越したことはありませんし、国内案件でも英語の参考資料が与えられる場合もあるため、英語力が高い方が評価されやすいんですね。

パソコンスキルと同様に、業務の中で身につけようとすると、他のことを覚える余裕が失われてしまいます。
もし外資系コンサルから内定が出ており、英語力に自信がないのであれば、入社前に学習を進めておくべきでしょう。

ビジネスに使える英語を身につけるには、文法や単語力だけでなく、喋る練習も必要です。
ネイティブの人と話すことで英語を学べるオンライン英会話や、タンデムなどの語学学習マッチングサービスを活用し、スピーキング能力を磨くのがおすすめ。

TOEIC Speaking Testや、IELTS(アイエルツ)といった、スピーキングテストを受けると自分のレベルが客観的にわかりますよ。

実務関連

パソコンスキルと同様に、最低限の実務関連のインプットは必須項目です。
具体的な内容は、入社する企業によって変わってきますが、代表的な企業名やその戦略・動向、業界のトレンドや経営全般のフレームワークなどについての知識を頭に入れておくことが大事でしょう。

そのために、ニュースメディアなどで情報収集しておくことはもちろん、コンサル本やIR資料などをインプットすると良いと思います。

また、自社が関わっている職域に関連する資格を取得するのもオススメです。

たとえば、簿記であれば、どんなコンサル企業でも取っておいて損はありません。
また、IT系コンサルであれば、ITパスポートやITコーディネーターなどの、情報処理系の資格を取得すると有利に働くかもしれません。

株式投資

時間的、経済的に余裕がある人じゃないと手を出しにくいかもしれませんが、株式投資にチャレンジしてみるのも、勉強になります。

株式投資では、企業の状態を分析する必要があります。
自分のお金、たとえば10万円ほどの資金を、株式投資に使うと、かなり真剣に情報を分析することになるでしょう。
なにせ自分のお金がかかっていますからね。笑

特に、ファンダメンタルズ分析を頑張ると、企業の業績状況や財務状況のデータ、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(株主資本利益率)などから企業の本質的な価値を測る技術が養われるでしょう。

コンサル企業のクライアントは、株式会社がほとんどなので、株式投資を通じて身につけた分析手法は、クライアントを理解するのに役立つと思われます。

-まとめ

コンサル企業では、入社後かなりハードな業務になることが予想されます。
内定してから入社までの時間を使って、自分なりに学習を進めておくと、入社してからも余裕をもって業務に取り組めるでしょう。

余裕を持って取り組むことができれば、大きな案件に関わるチャンスをもらえるかもしれませんし、出世や昇給に役立つかもしれません。

コンサル企業に内定をもらい、入社を決意している学生さんは、ぜひ、学習を進めてみてください。