【金融コンサルタント直伝】大学生の将来の貯金事情を考える

老後ってまだ先じゃんか

皆さんは”老後にどれぐらいの貯蓄があるか”と聞かれて何を想像しますか?
老後のお金の話をされてもピンと来ませんよね。

今回は金融コンサルタントの吉岡さんから、将来のお金事情についてのお話をお聞きしました。
筆者は正直、”将来のお金事情について”と言われてもお話を聞くまで一切考えていませんでした。
老後の事なんて働き始めてから貯金しておけば、退職後困ることは無いだろうと思っていました。

しかし、老後のお金について真剣に考えた時、現状がとても危険な状態であるかもしれません….
老後のお金について今から考えなければいけない本当の理由についてこれから詳しく説明していきたいと思います。

私達の未来は予測されている…?

早速ですが、皆さん「ファイナンシャル・ジェロントロジー」という言葉を聞いたことがありますか?ファイナンシャル・ジェロントロジーとは金融老年学という意味です。現在この学問が将来の私達の生活の貯金額を考える上で、とても欠かせない学問となります。

ジェロントロジーとは老年学と略され、一般的には「老齢期及び老齢化プロセスの研究」と定義されています。このジェロントロジーとファイナンシャルが合わさったファイナンシャル・ジェロントロジー(金融老年学)とは老後の金融管理という難題であり、金融庁も政策を発表するほど今後を生きる私達には欠かせないものとなります。

(引用:https://rcfg.keio.ac.jp/cms/wp-content/uploads/2016/02/akiko-nomura_shiryo.pdf)

こちらの難しそうな学問を簡単に紹介したいと思います。

未来年表という言葉はご存知でしょうか?

学生の皆さんは「将来を見据えてどのように生きるかを決めなさい」と言われたりしますよね。「未来のことなんて分からないし、好きにさせてくれ」と思っているかもしれませんが、なんとこの金融老年学を使うと未来年表という形で今後の将来が予測できるのです

未来予想図がある…?

こちらを御覧ください。

西暦

想定される事象

2018年

75歳以上の人口が「65〜74歳」人口を上回る

2018年

18歳人口が大きく減少し始める。国立大学も倒産の懸念。

2020年

女性の過半数が50歳以上となり出産可能な女性数が減少し始める。

2021年

団塊ジュニア世代が50代に突入し「介護離職」が増加し始める

2022年

団塊世代が75歳に突入し「一人暮らし社会」が本格化し始める。

2024年

全ての団塊世代が75歳以上となり、社会保障費が増大する。

2026年

高齢者の5人に1人が認知症患者(約730万人)となる。

2027年

献血必要量が不足し、手術や治療への影響が懸念されるようになる。

2030年

団塊世代の高齢化で東京郊外にもゴーストタウン化が広がる。

2033年

空き家が2,167万戸を超え、3戸に1戸は人が住まなくなる。

2039年

死亡者が約168万人とピークを迎え、火葬場不足が深刻化する。

2040年

団塊ジュニア世代が全て65歳以上となり、大量退職で後継者不足が深刻化する。

2045年

東京都民の3人に1人が高齢者になる。

2050年

世界人口が97億3000万人となり、世界的な食料争奪戦戦争に巻き込まれる。

2055年

4人に1人が75歳以上になる。

(出典元:2017年 講談社出版 河合 雅司 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』)

この予測はあくまで未来予測でしかありませんでした。しかし 先日、日本経済新聞に「国立大学も倒産の懸念」が取り上げられました。この表に書かれている2018年に起こるであろう予想と一致してしまったのです。つまりこの表でこれから起こるとされている出来事は、今後起こる可能性が極めて高いと言うことです。

それぞれの事象が起こる時、あなたは何歳ですか?
その出来事が起きた時あなたがどんな生活をしているか想像できますか?
筆者は現在21歳ですが、2050年食料争奪戦争に巻き込まれる頃には53歳になっています。
おじさんになって、食べ物に困る生活が来るかもしれないとは思ってもみませんでした。

また、年金医療保障制度といった今の制度だけで老後の生活に対して本当に安心できますか?年金は破綻してなくなると近年騒がれています。医療制度も高齢者社会となり2025年の改革に向けて準備が行われています。安心して居られるでしょうか?

今のままでは老後破綻するかも

未来年表を見ていただいたのでもう分かるかもしれませんが、将来年金が貰えるか分からない私たちは、今から貯金を始めないと老後お金がなくなり、露頭に迷う可能性があります2015年7月11日放送のNHKスペシャル「私達のこれから」によると老後にかかる費用は最低でも3000万円だと言われています。

従来でしたら保険金と退職金によって、この3000万円という数字に近い貯金を貯めることが出来たかもしれません。しかし、退職金すら貰えるのか分からない私たちの将来に向けて、今から貯金を始めないと3000万円貯めるというのはとても難しいですよね。
「いやいや3000万の貯金なんて余裕だよ。なんとかなるよ。」と思う人もいるかもしれません。そこでこの3000万という数字がどれ程大きいかという説明をします。皆さんが貯金をするタイミングというのは毎月の給料が入った時ですよね。少しシミュレーションをしてみましょう。

定年退職まで仮に毎月1万円貯金するとして、貯金を始めるタイミングは社会人1年目の4月からとします。現在の定年退職年齢は60歳として、その数字から今の皆さんの年齢を引いてください。約40年前後という数字でしょうか?その40年に12をかけてください。その答えが大学を卒業し就職してから退職まで毎月で貯金が出来る回数です。

筆者の場合

定年退職を60歳として現在の年齢は21歳。

『60−21=39』
『39×12=468』

つまり残り468回貯金できるということは、1ヶ月に1万円貯金しても468万円しか貯金ができないということです。しかも未来年表によると、私が60を過ぎる頃には国民の4人に1人が75歳以上の人になり、食料争奪戦戦争が起きている可能性があります。とてもこの金額では生きていけないですね。お先真っ暗です。

最後に

いかがでしたでしょうか?老後の生活について不安に思われたでしょうか?
あくまでも予想でしかないことは確かですが、本当にこのような未来になってしまった時、あなたはどうしますか?

今から貯金を始めないと将来後悔するかもしれませんね。Jobbyの「金融」カテゴリーでは金融コンサルタントの今後も将来のお金事情の話やその対策についてお聞きし、そちらの記事をアップいたします。私達と共に”老後のお金について”の対策をスタートさせ、明るい未来を過ごしましょう!

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