投資についての理解の現状
投資という言葉を聞いてどのようなイメージを持ちますか?
よく「株で失敗して100万損した」「1万円をドルにしたのに円高になって負けちゃったよ」というような会話を聞きますね。おそらくは投資に対して「お金を支払うことによって何らかの利益を得られる」というような期待に近い認識を持っている人が多い事でしょう。
そこで、今回は「投資」について正しく理解し、今後のためになる投資についてお話をしていきます。
投機と投資の違いの混同
投資に関する勘違いでよくあるのが、投資と投機との区別が出来ていない事です。
この2つの区別がついていない事で、投資に対して悪いイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。まずは、投機と投資の違いについて触れていきます。
投機とは?
大辞林の第三版によると、投機の意味は「偶然の利益をねらって行う行為。」(コトバンクより)となっています。投機とは簡単に言えば賭け事のことで、例を挙げると競馬やパチンコ、宝くじなどが投機にあたります。投機の特徴は、お金を失うリスクが高いことですが、万が一賭けが当たった場合は一瞬にして大金手に入れる事が出来ます。それゆえ一攫千金を夢見る人も少なくありません。しかしやり方を間違えたり、運が悪いとに大損をしてしまいます。
ギャンブル依存症になり、いつの間にか借金をしていたという話もよく聞くかと思います。
投機には大きな夢がある一方で、人生を台無しにする危険性もあるのです。
投資とは?
大辞林第三版曰く投資は、「利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること 」(コトバンクより)です。意味を見てみると投機に比べて、払っただけの対価がより確実に返ってくるというニュアンスが強いですね。
年金や保険に長期間お金を掛けることで、老後に払った分よりも多くの金額が支払われる事がこれに当てはまります。投資とは、一定の時間をかけてお金を育てる事なのです。
このように利益を得るか失うかというリスクの大小や利益を確実に得られる可能性という部分で投機と異なります。
金融界のプロが投資を進める理由
皆さんはお金の運用をする際に「給料の一部を貯金すれば良い」と思っていないでしょうか。しかし実は、これが誤解なのです。
なぜかと言えば、いくら貯金をしたところで実質的には自分のお金は増えていないからです。なぜなら貯金をしたところで結局は既にに会社から貰った給与の一部を保管しているだけで、貯金した事によってさらに新たな利益を得られるというわけではないからです。
さらに追い打ちをかけるような出来事がすでに今、起きています。
最近、買い物をすると至る所で食べ物の値段が上がった、と言う事に気付いた人も多いのではないでしょうか。気づいている方も多いとは思いますが、日本では物価上昇が進んでいます。4月1日付けの朝日新聞によれば、業務用ビールや納豆、牛丼など身近な食品が4月から値上げされているだけでなく、医療費やたばこも価格が上昇するなど、生活における様々な場面において従来よりも値段が上がっています。(2018年4月1日朝日新聞より)
物価は上がっていますが、皆さんの貯金額は増えているでしょうか。
“NO”と言う方がほとんどでしょう。
皆さんが一生懸命貯めているお金の価値の低下はすでに起きています。
そこで、自助努力でお金を増やしていく事が今後の生活において大事になってくるのです。
適切な方法で長い期間をかけてお金を育てる事ができれば、将来においてより財政的に余裕を持てるようになります。つまりいかに投資をするかが、今後を生きるにおいて大切になっていくのです。
では、どのような投資の仕方がふさわしいのでしょうか。
いい投資とは?
投資で大切な事は、長い期間をかけて継続的に行う事です。
例えば20歳から年金や保険をかけ始めれば、60歳になったときには、億にまでお金を増やす事の出来る可能性も出てきます。一方で、40歳からで20年間保険や年金に投資をし、先述の20歳からのケースの倍の月額料金を保険や年金に払ったとします。この場合前者も後者も掛けた合計金額は同じになりますね。ところが、後者の場合には増やせる金額の合計は数千万円にしかなりません。このような違いが起きるのは、お金を預けると、金利でお金が増える仕組みがあるためです。特に資産運用の場合は、複利の効果がものを言います。複利とは、もともと払った元本とそれについた利息の合計分の利息が1年ごとにつく仕組みの事を言います。例えば、年利1%の保険に年間で100万円を払ったとして、1年目には101万円、2年目には1年目の101万円に1%の年利がついて102万100円になる、という仕組みです。
このような仕組みがある事で、長期間投資をする効果が大きくなるのです。
投資は一人の力ではできない
とはいえ、お金を掛けるのに必ずしもずっと同じ通貨や保険企業でいいとは限りません。
ある日突然破産する保健機関や銀行などがあれば、急に利益を上げて成功する機関もあるからです。
しかし、個人でそうした動向を追いかけるには限界があります。毎日いろいろな金融関連の企業や通貨の動向をチェックするのは相当な労力が必要になるからです。そこで、ぜひ金融のコンサルタントなどの企業や経済の動向に詳しいプロの助言を借りながら投資をしていく事をお勧めします。ぜひ、お金に関する悩みや疑問を話してみる事から始めませんか。
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