【就活で役立つ】IT業界を目指す大学生が取るべき資格!おうち時間で勉強しよう

近年、「IT業界の会社に就職したい!」と考えている学生は増えてきています。そんなIT関係の会社は、新卒採用の競争率も高いので、だからこそ他の学生と差をつけて企業に入社したいですよね。

他の学生と差をつける1つの手段として、学生のうちに“IT系の資格を取ること”があります。 しかし、IT関係の資格は種類も多く、比較的簡単に取れる資格から応用的・専門的な資格まであるので、何を取得すべきか迷うと思います。

そこで今回は、IT業界に就職したいと考える大学生向けに、おうち時間で勉強して取得できるIT系の資格をご紹介します。ぜひチェックして、時間のある学生のうちに資格取得を目指してみてください!

新卒でIT系の就職を目指す大学生が取るべき資格

IT系の資格は、たくさん経験を積まないと取得できないような、独学では難しい資格も多くあります。しかし今回はそういった資格ではなく、大学生向けに、基礎的な知識を幅広く学べる4種類の資格をご紹介します。

1. ITパスポート

ITパスポートは、IT関係の登竜門とも言われる、ITに関する基礎知識を証明する資格です。ITパスポートは、初心者が独学でも勉強しやすく、合格率も54.3%と高いのが特徴です。

公式HPでは「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が押さえておくべき、ITに関する基礎知識が証明できる国家資格」と説明があり、IT業界を目指す大学生が就職前に付けておきたい基礎知識が問われている試験であることが分かります。

ITパスポートを勉強することで、パソコンの操作の知識はもちろん、情報セキュリティやコンプライアンスの知識、ITを活用した業務の効率化方法など、業務に活かせる幅広い基礎知識を学ぶことができます。

IT分野の中でも最も基礎的な知識を学べる資格なので、IT系の就職を目指す人はまずITパスポートを勉強しましょう!

・試験日程:月に1回~週に1回

・試験料:税込5,700円

・参考:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

2. 基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITエンジニアとしての情報処理の基礎的な知識が問われる試験です。特に“ITエンジニア”向けであることがこの試験の特徴です。

試験は午前150分、午後150分と、かなり長丁場です。午前の試験範囲は、ITパスポートと同じIT分野の基礎知識が問われる問題が出題されます。午後はソフトウェア開発やアルゴリズムなどプログラミングの知識が問われる問題が出題されるので、内容的には基本情報技術者試験の方がITパスポートよりもややレベルが高いと言えます。

合格率は25.7%と低めですが、しっかりと勉強すれば初心者であっても十分合格できる試験です。よくあるのは、ITパスポートを取得してから、基本情報技術者試験を勉強するという流れですが、いきなり基本情報技術者試験を勉強してもかまいません。

ITエンジニアとして働きたいと考えている学生はぜひ取っておきたい資格です。

・試験日程:年2回(春と秋)

・受験料:税込5,700円

・参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

3. MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、Microsoft社が提供している資格で、オフィス製品のパソコン・事務スキルを証明することができる世界的なベンター資格です。(ベンター資格:民間資格で、企業が自社製品に関する知識を認定するもの)

科目はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5つがあります。特にWord、Excel、PowerPointは、IT業界に関わらず、どんな業界の会社でも使う機会があるはずなので、知識があって損することはありません。

また、大学の課題レポートやプレゼンテーションを行うときにも、これらの知識を活かすことができ、作業の効率を上げることができます。

この資格はIT業界を目指す人はもちろん、そうでない人も就職活動でのアピールポイントになり、社会人になってから仕事で活かすことのできる資格です。試験は一般レベルと上級レベルがありますが、まずは一般レベルを勉強してみましょう!

・試験日程:月に1,2回(一斉試験)/毎日(随時受験)

・受験料(一般レベルの場合):税込10,780円(学生は税込8,580円)

・参考:https://mos.odyssey-com.co.jp/about/

4. 応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしての情報処理の応用的な知識を証明できる試験です。これは基本情報技術者試験よりもさらにワンランク上のITエンジニア向けの資格です。

試験時間は、基本情報技術者試験と全く同じで午前150分、午後150分です。午前は、基礎から応用まで幅広いIT系の知識が問われる問題が出題されます。午後は記述形式の問題で、システム開発やマネジメント、経営戦略などを知識が問われます。

午後の記述形式の問題は苦戦する人も多く、合格率は22.3%と基本情報技術者試験よりも低いです。しかし、ここまで取得したら、社会人顔負けの知識と技能を持っていることを証明できます。今後本格的にITエンジニアとして働きたい!先取りして学びたい!と考えている人は、応用情報技術者の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

・試験日程:年2回(4月の第3日曜日・10月の第3日曜日)

・受験料:税込5,700円

・参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

まとめ;学生のうちに資格を取って、周りと差を付けよう!

今回は、おうち時間で勉強できる、IT業界を目指す学生が取得すべき資格をご紹介しました。

今回、基礎的な知識が問われる資格3つと、最後に応用的な資格を紹介しましたが、まずは基礎的な内容を幅広く学べるITパスポートを取得することをおすすめします。

余力のある人は応用知識や、もっと専門的な資格まで取るのももちろんためになりますが、新卒で入社すれば、その後の研修や手厚いフォローで、必要な知識や専門的なことを教えてくれるので、焦らなくても大丈夫です。

ですが、学生のうちにIT分野の基礎知識を学び、知識があることを証明できる資格を持つことは、就職活動ではもちろん実際に働くときにも役立つこと間違いありません!

ぜひ時間のある学生の期間を活用して、就職活動に活かすことができて、かつ社会人になってからも役立つ資格を取得してみてくださいね。