現在は、新型コロナウイルス問題で行先が見えない状況です。急激に広まった「リモートワーク」や「テレワーク」という仕事スタイルはコロナ後の時代においても取り入れられるでしょう。
このようなワークスタイルの変化に伴い、就活スタイルも大きく変わることが考えられます。
22年度卒の就活生は、採用・選考方式の変化に合わせてしっかりとした準備が必要になってきます。
また、新しいワークスタイルを推進する企業でどのような人材が求められるのかをイメージ・把握することも大切です。
今回は、コロナ明けの就職活動の動向について深堀りしていきます。
目次
1. コロナ明けの就活の動向
21年度卒の新卒採用数は変わらない企業も多いですが、コロナの影響により22年度は就活に影響が出始めて、あらゆる業種で新規採用数が減ると予想されています。
そんな中でも、積極的に求人を行う企業や会社を見つけ、求めている人材を知った上であらゆる対策を取らなければいけません。
業種・職種によって求人数は異なるので、こだわりすぎると就職する企業が見つからないということもあり得ます。
また、オフィスの存在意義が問われるようになってきたことから、企業の求める人材像が変わってくることも考えられます。
1-1. 2022年度卒の就活スケジュールの目安
2020年度卒の就活スケジュールは日本経済団体連合会と政府を中心に議論がされ、基本的に2021年卒の採用選考から変更がないことが決定されました。
つまり、2021年3月から「採用情報が解禁」され、6月から「選考」が始まります。
しかし、各種イベントやインターンシップは、21年卒採用で説明会や面接が滞るなどから、実施が遅れて後ろ倒しになる可能性があります。
今後の状況により、開催時期や開催形態など影響がでることから、例年以上に各企業から発信される情報を正しくつかんでいくことが大切です。
1-2. 選考方式は企業ごとの多様化が進んでいる
上記の就活スケジュールはあくまで目安であり、スケジュール通りに採用活動を行う企業は少なくなり、企業ごとに選考方式の多様化が進むことが考えられます。
現在でも採用直結型のインターンシップを行う企業や、6月以前に内々定を出している企業など、公表しているスケジュールにない採用活動を行っている企業もあります。
今までは経団連主体で就活ルールを定めていましたが、政府がスケジュールを主導することになったため、就活ルールに沿った採用活動する企業はさらに減る可能性が考えられます。
また、コロナの影響により、Webでインターンシップ、説明会や面接など導入されていることから、さらに企業の選考方式は多様化するでしょう。
2. 22年度卒の就活生がやるべきこと・できることについて
見通しの立たない状況下で、どのような企業を目指して就職活動すればいいかわかりませんよね。
しかし、不利な状況ばかりに目を向けないで、ポジティブに就職活動することが大切です。
今の状況で、22年度卒の就活生がやるべきこと・できることは以下の4つ。
- オンラインでの情報収集・情報交換を怠らない
- 希望する業界や企業の情報や動向を追う
- ダイレクトリクルーティングサービスに登録
- どんな状況にも対応できる力を磨く
それぞれについて深堀りしていきます。
2-1. 就活関連の情報収集・情報交換を怠らない
就活関連の情報の収集や交換は怠らないで行いましょう。コロナ時代は情報が少ない人は仕事ができないことと同じです。
緊急事態宣言が解除されたといっても、大人数が集まるセミナーや説明会は開催までに時間がかかることから、直接会っての情報交換をすることができません。
しかし、その分さまざまな企業がオンラインでサービスを充実させています。就職活動支援サイトもオンラインでのサポートを充実させていて、無料で利用できるものもたくさんあります。
就活に関する正しい状況把握と情報を得ていかなければ、どんどんオンライン化が加速するながで取り残されてしまいます。
就活に関する情報に関しては常にアンテナを貼っておきましょう。
2-2. 希望する業界や企業の情報や動向を追う
就活関連の情報収取を怠るのはいけませんが、すべてをキャッチするのは厳しいです。
ですので、最低限、自分の希望する業界や企業は必ずチェックしておきましょう。
特に以下の項目は確認しておきましょう。
- 採用スケジュール
- 採用職種
- 業績に関するニュース
- 業界に関するニュース
- 企業HPで入手可能な情報
例年とは、異なる採用環境になっている可能性もあります。
希望する企業がいくつかあるのであれば、その数社の業界の動向などの情報は必ず収集するようにしましょう。
2-3. ダイレクトリクルーティングサービスに登録
ダイレクトリクルーティングサービスに登録しましょう。
ダイレクトリクルーティングとは、就活生が企業へエントリーするのではなく、企業側が直接就活生をスカウトする就活サイトのことです。
例えば、JOBRASS新卒、OfferBox、Future Finderなどがあります。
自己分析機能があるサイトもあり、登録しておくと意外な業種や企業からオファーを直接受けることがあります。
OpenWorkなど「企業口コミサイト」を利用するもおすすめです。現役社員のコメントが掲載されたりと、企業の情報を得ることができます。
あらゆるツールを使うことで、就活を有利に進めていくことができます。
2-4. 何が起きても対応・新たな戦略を立てる力をつける
自分の希望する企業が例年とは違う採用方式をとったとしても対応していかなければいけません。
このようなときは、どんな状況になっても自分で考え、切り抜いてく力が必要になります。
企業がどんな動きをしたとしても対応していける人は、困難な状況にあっても自ら困難を打開することができますし、企業側もそういった人材を求めています。
もし、希望する会社が採用を中止しまったらどうしますか?
「将来その会社に入社するために別の会社に就職」、もしくは「就職しない」などいろいろなことを考える必要があります。
どのような状況になっても落ち込まず、柔軟に対応し、新しく戦略を立てられるようにしておきましょう。
3. まとめ
今回は22年度卒の就活動向について紹介致しました。
コロナ明けの就活は就職氷河期再来といわれることもありますが、不安になってはいけません。
「テレワークなどのワークスタイルの変化」や、「地方在住者もオンラインで面接できる」、「就活方法の多様化」などメリットもたくさんあります。
就活の進め方次第で、意外な仕事との出会いやチャンスがあるかもしれません。
しっかりとした就活戦略を立て、コロナ明けの不安な状況下であっても力強く就活できるよう準備をしていきましょう。