日本から約4000km離れた東南アジアにあるラオスという国。そこで学生国際協力団体SIVIOは、小学校建設を始めとした教育支援を行っています。世界最貧国の1つとして知られるラオスという国では、学校に行きたくても行けない子どもや、学校に通っていても十分な教育を受けられない子どもがたくさんいるのです。SIVIOはそんな子どもたちのために、学生ならではの方法で教育支援を行ってます。
目次
《総勢250名!日本各地に支部がある!》
SIVIOは関西、関東、東海の三支部に分かれて活動しています。
総勢250名ほどいる大規模な団体です。年に2回、三支部で集まりミーティングを行っており、ここは支援の決定の場となっています。また、三支部でキャンプ合宿など親睦を深めるためのイベントも多数あり、京都、大阪、名古屋など日本各地に友達を作ることができるのもSIVIOの魅力の一つです。
幅の広い支援活動
ミーティング
普段は週に1度、各支部でミーティングを行っています。そこではラオスについて学ぶ時間を設けたり、支援内容について考えたり、収益金を得るイベントについて話を深める場となっています。時には楽しく時には真剣に、喜び、怒り、悔しさ、感動、様々な感情をミーティングの場でぶつけ合い、共有することでメンバーたちの絆はより一層深まっていきます。
街頭募金
月に2回、人通りが多い場所で街頭募金を行っています。お金を入れてもらうのは簡単なことではありません。
“私たちの想いを叫ぶ”
それによって街の皆さんにラオスを、SIVIOを知ってもらうきっかけ作りにも繋がり、私たちの活動理念でもある『チャリティームーブメントを起こす』ことに直結するのがこの募金活動であるのです。
スタディーツアー
私たちSIVIOは年2回、春と夏に、実際にラオスへ約1週間滞在し、現地調査を目的としたスタディーツアーを行っています。自分たちの目で支援した学校や寮が機能しているかを確認したり、村人や先生と直接会話をし、必要なもの、欲しいものを聞き次の支援決定内容ではなにが必要とされているのかを調査します。また、小学生を対象にプロジェクト活動を行っており、過去の事例としては、餅つき、日本文化体験、運動会、文房具、ユニフォームプロジェクトなど、さまざまなことを実施してきました。
外部活動
各支部ごとに小学生、高校生に向けて授業を行ったり、ラオスフェスティバルに出店をしたりなどさまざまな活動を行っています。過去には、フットサルやバスケプロジェクトや、東京ガールズコレクションとコラボレーションしたりと、その活動もさまざまであり魅力的なものばかりです。メンバーの『やってみたい!』という好奇心からプロジェクト化をし、実際に活動が出来るのが SIVIOの大きな特徴です。
イベント
メンバー自身で企画、運営、広報、集客、営業を行い、最初から形を創り上げていきます。過去には、運動会イベント、クラブイベント、音楽イベントなどを行いました。
「それって本当にチャリティーなの?」という疑問を抱える人も多くいるが、イベントを通してラオスやチャリティー、またSIVIOのことを知ってもらい興味を持っていただく。そして、私たちが楽しむことでラオスの子供たちの笑顔に繋がることを伝えるために行っています。
支援金の流れってどうなっているの?
街頭募金やチャリティーイベントの収益で集めたお金をDEFCさんに送り、ラオス教育省を通じて学校建設や寮建設のための材料費、人件費に充てています。私たちSIVIOが支援をするときは7:3の割合で7がSIVIO残りの3を現地の人に出してもらう形をとっています。私たちSIVIOは自立支援を目的としているため、全額の補助はいたしません。
支援実績がとにかく凄い!
2008年9月 コーン村 小学校建設
2009年5月 コーン村 校舎増設
2011年3月 ワイヒーン村 小学校建設
2013年3月 パクモン村 小学校建設
2014年9月 ノンゲオ村 小学校建設
2014年 ノンゲオ村 机と椅子の支援
2014年 認定NPO法人AEFA主催「京の恩返しプロジェクト」参加
2015年8月 スクマー村スクマー幼稚園
2016年3月 ナンムラ小学校建設
2016年9月 フワナームラ中学校建設
設立して今年で10年という節目の年を迎える。
10年経ち、ラオスの環境もより良いものに変わってきました。そんな今、支援のカタチも変わりつつあります。今後は教育の質を上げる”目に見えない支援”が重要視されると考えています。
【団体概要】
団体名:学生国際協力団体SIVIO
設立:2007年
団体理念:『ラオスへの教育支援』『学生間にチャリティームーヴメントを起こす』
活動内容
・ミーティング
・チャリティーイベントの開催
・街頭募金活動
HP:http://www.sivio.org/