アフリカのガーナにある孤児院を支援する学生団体、ガーナのこどもとShareStep。数あるボランティア団体の中でも異色なこのShareStepのキーワードは、「アフリカ・孤児院・自立支援」。メンバーたちが愛してやまないこの団体の魅力を、ぜひのぞいてみてください。
創始者の思い
~なぜ、日本から遠く離れたガーナの孤児院の自立支援を始めたのか~
ShareStepの支援しているNABIという孤児院は、西アフリカに位置するガーナの南部地方、ベゴロという町にあります。
大学2年のときガーナの今の支援先へボランティアとして派遣された創始者は子どもたちが栄養のない食事を食べている現状を目の当たりにしました。しかし、遊んであげる以外に何もできず、大きな無力感に浸りました。その悔しさとストレスで「こんな国、二度と行くか!」と思ったほどです。
自分は何もできなかったと、落ち込んで帰国しました。
しかし、日本に帰ると多くの人から「アフリカに行くなんて、すごいね。」と、声をかけられました。それがすごく心に引っかかりました。アフリカなんて誰でも行ける、行ってどうするかが重要じゃないのか?そう思うと、行って帰ってきただけの自分が、とてつもなくダサく感じました。
気が付けば彼の心は180度変わっていました。
「またあの孤児院に戻る」
そう決めた彼は、専門家をはじめ開発の分野などで教養のある友人や先輩に恵まれ、次第にお金や物を渡す援助の無責任さに気づいていき、「魚の釣り方を教える」という概念に非常に納得しました。
これが「自立支援」との出会いです。
自立支援を実行して、子どもたちの現状を少しでも変えていこう。
こうして、今のShareStepが創設されました。
将来を見据えた「自立支援」って?
物を与える、お金を与えるという「一方的な支援」というものはとても簡単で、すぐに良い結果を得ることができます。
しかし、この方法は一歩間違えると、支援を受ける側は支援慣れをおこしてしまう原因になります。支援慣れがおこり、現地の人が働くことを忘れた状況下で支援がストップしたらどうでしょうか?
この考えを踏まえたShareStepの掲げる自立支援とは、「支援している孤児院が、将来外部からの支援がなくても成り立っていけるようになるための支援」です。
実際にどんな活動をしているの?
~ガーナ編~
ShareStepが現在自立支援の軸として行っている活動は、「農業プロジェクト」です。これは、孤児院のオーナーと農業を運営し、収穫できた作物で孤児院の食費やその他の運営費をまかなう計画です。その最初の目標耕作面積はなんと4エーカー(25mプール20面分!)。
これを達成するために、日々孤児院のオーナーと連絡を取り合って会議を重ね、長期休みには実際にガーナに渡航して農具を購入したり、孤児院の裏庭で試験的にキャッサバや野菜を栽培するための畑を作り、定期点検を行っています。
また、渡航の際には孤児院の子どもたちの遊び相手をすることも大事な仕事!冗談ぬきで疲れ果てるまで遊び遊ばれ倒します(けっこう覚悟が必要です)。
バケツ一杯の水でお風呂を済ませ、現地の人たちと同じ食事を楽しみ、ガーナ大好き人間になって帰ってくるメンバーが多発しちゃいます。
~日本編~
日本でやることは、主に毎週のミーティングでガーナでの活動計画を立てることや、活動資金を賄うこと。
特に活動資金を賄うためには、学祭出店、ガーナ料理イベント開催、企業の協賛を得るためのインターン活動など様々な活動をしています。
また、月に1回勉強会を開催してアフリカについての知識を深めたり、年に1回OBOGも含めて合宿に行き、思いっきり遊んだりもします。(メンバー一同何よりも楽しみにしている最高の行事です(笑))
どの活動もメンバー全員が新しく学びながら進め、いろいろな経験を積んでいます。
新メンバー募集!!
私たちShareStepは、新年度の活動に向けて、新たなメンバーを募集しています。現在活動しているのは、主に関西圏の大学生です。参加条件は、毎週土曜日に大阪(梅田周辺)か京都(出町柳周辺)で行われるミーティングに参加できることだけ!大学生であれば、回生、年齢は問いません。
ガーナの人たちはとにかく陽気で、時間に関してはかなりルーズな人が多い印象。ガーナの人たちと話していると、日本との違いをひしひしと感じ、だからこそ、自分たちの国について考えさせられます。
あなたはアフリカにどんなイメージを持っていますか?
貧しい?遠い?怖い?未開の地?
本当にそうなのか、ぜひ私たちと一緒に自分の目で確かめに行きましょう。
興味を持って下さった方は、新歓イベントも行っていますので、ぜひ下記のアドレスまでご連絡下さい。
share.step.children@gmail.com
HP:http://www.shareghana.com/
Twitter: @share_step (新歓用アカウント→@SS_sinkan2017)
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