【面接のマナー】Webと対面のマナーの違いをシーン別に比較!

現在就活をしている人やこれから就活を控えている人は、Web面接と対面面接のどちらも行うことになる可能性が高いです。

それぞれのマナーや違いを正しく理解できていますか?

Webと対面はそれぞれ進め方が違うので、両方のマナーをよく理解しておく必要があります。

今回の記事では、Web面接と対面面接のマナーを比較しながら詳しく解説していきます。

事前準備

事前準備をする際は、Web面接と対面どちらも共通して話す内容を決めておくこと、身だしなみを整えておくことが大切です。志望動機や自己アピールなど、一般的に面接で聞かれることはあらかじめ準備しておきましょう。事前準備の違いについては項目にわけて解説します。

Web面接の事前準備

Web面接ではマイクやイヤホン、カメラなど一通り機器をそろえておく必要があります。パソコンにマイク機能が備わっている場合も多いと思いますが、声が遠く聞こえる恐れがあるのでなるべくマイクを買うことをおすすめします。

マイク単体で買うのが面倒な場合は、マイク機能が付いているイヤホンを買えばいいでしょう。また当日になって慌てないよう、余裕をもってPCの設定や面接ツールでテストを行っておくと安心です。

そしてWeb面接では、アイコンや背景にも気を付けないといけません。面接官に見えるアイコンは、履歴書などに使っている画像を設定しておいてください。プライベートの画像が設定されていると、ビジネスにそぐわないと思われてしまいます。

また背景は白い壁やカーテンなどが見えるようにして、部屋の中が写らないようにするのが無難です。特に、整理されていない部屋の中が見えてしまうとマイナスの印象になります。面接では第一印象が大切ですから、光が正面から当たるようにしておくと、明るいイメージを持ってもらいやすくなりますよ。

対面面接の事前準備

対面の面接で準備しておくことは、移動と時間にゆとりをもって行くスケジュールを立てておくことです。電車の遅れなど何があるかわかりませんから、開始時間の30分前には最寄り駅に到着しておくと安心です。

また面接時は身だしなみを特にチェックされやすいので、髪型や服装だけでなく靴にも注意しましょう。ボロボロのものだとあまりいい印象は与えられません。傷などがあるものはピカピカに磨いておく、あるいは新品を調達しておきましょう。女性の場合は、ストッキングの予備を持っておくと安心です。

面接当日のマナー

次は面接当日のマナーを紹介します。面接で話す内容はWebであっても対面でも同じで、志望動機や学生時代に頑張ったことを聞かれます。

しかし、やり取りの形式が違うので、面接が始まる前のマナーや話し方、目線を置く場所などもそれぞれ変わってきます。面接当日に心がけたいマナーについて見てみましょう。


Web面接が始まる際のマナー

Web面接では5分前には指定されたトークルームへ入室しましょう。面接が始まったら、面接官の指示に従いながら音声や画面に問題がないかチェックをします。このときに不具合があれば、早めに先方に伝えてください。

対面面接が始まる直前のマナー

対面面接では、人事担当者などに会議室に案内されることが多いと思います。中に人がいる場合は2回以上ノックをして「失礼します」と一声言ってお辞儀をしてから入りましょう。そしてドアを閉める際は相手に背中を見せないよう、斜めの角度を保つことも大切です。

椅子がある場所へ移動して、面接官から「おかけください」と言われたら再度「失礼します」といって椅子にかけましょう。何も言われないうちに自分から座ることは失礼にあたるので気を付けてください。

Web面接の話し方のマナー

Web面接では、対面と違って画面越しにコミュニケーションを取ることになります。インターネットの速度状況などでタイムラグが生じたり、画面表示が粗くなったりすることもあるでしょう。

そのため、Web面接ではゆっくりはっきり話して、相手にきちんと話の内容が伝わっているか反応を見ながら話すことが大切です。早口で話し切ってしまうのではなく、程よく間を入れることで相手が相槌を打ちやすくなり、コミュニケーションが成り立っていることが確認できます。

対面面接の話し方のマナー

対面ではWebほどコミュニケーションの取りづらさはないので、元気にハキハキと話すことが大切です。心配であれば周囲の友人などと面接をして、改善点はないかチェックしてみてください。

Web面接の視線のマナー

Web面接と対面面接では「視線を置く場所」が異なります。Web面接の場合、画面に映っている相手ではなくカメラを見ましょう。画面越しの面接官を見ていると、ずっと視線が下がった状態になってしまいます。

相手は「なかなか目が合わない」と感じてしまいますので、適度に視線を上げてカメラを見ることで、コミュニケーションを取りやすいと思ってもらえます。

対面面接の視線のマナー

対面面接では、基本的に面接官の顔を見ていれば大丈夫です。自分が話す際はもちろんのこと、グループ面接で他の学生が話している間も、面接官の顔を見るようにしてください。他の場所を見ていると「集中していない」と思われる可能性があります。

Web面接終了時のマナー

Web面接が終わった際は「ありがとうございました。失礼します。」と述べて、相手が退出することを確認してから出てください。すぐにトークルームを退出してしまうと、ぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。失礼にならないよう、相手の様子を見ることを心がけましょう。

対面面接終了時のマナー

対面面接でも「ありがとうございました。失礼します。」とお礼を述べて、会議室を退出します。担当者がエレベーターまで送ってくれる際は、乗車する前に再度お礼を言いましょう。そしてエレベーターのドアが完全に閉まるまでお辞儀をします。ドアがまだ開いているのに操作ボタンを押して、そのまま何も言わず閉めてことは失礼になるので気を付けてくださいね。

まとめ

Web面接と対面面接のマナーをシーンごとに解説しました。それぞれやり方は違いますが、目的は同じで話す内容に変わりはありません。どちらにしてもしっかり準備をして、万全の状態にしておきましょう。自分を最大限アピールできるよう、マナーを理解して面接にのぞんでください。