日本は喫煙天国?海外から見ると考えられない日本のクレイジーなタバコ事情とは。

日本は喫煙者にまだまだ甘い!

日本も喫煙者は多い国であり、タバコは体に悪いという情報により禁煙対策もここ数年で大きくなっています。タバコの増税に不満も上がる中、海外に比べて日本ではまだまだ喫煙者に甘いことを知っていましたか?今回、海外と比べた日本のタバコ事情をお伝えします。

公共の場で喫煙を許されているのは日本だけ?

日本へ来る外国人が、これには必ずと言っていいほどびっくりします。日本以外のほとんどの先進国では、レストラン、カフェ、バー、クラブなどを含めた飲食店内での喫煙は禁止されており、喫煙者は席を外し屋外へタバコを吸いに行くのです。例えばニューヨークやサンフランシスコでは、オフィスビルなどの職場も含め、室内では全面禁煙が義務付けられており、違反した場合にはもちろん罰金が課されます。また近年ではアメリカ国内で全室禁煙のホテルやアパートまでもが増えてきており、その世界的禁煙ブームの中、日本のレストランで非喫煙者が食事しているすぐ横で喫煙者がタバコを吸う光景などは、他国から見ると考えられないようです。バーやクラブでもお酒と一緒にタバコが吸えるなんて、外国人観光客の喫煙者にとっては、日本はとても喫煙者に優しい国であると言えます。しかし、この状況は日本に訪れる海外の非喫煙者にすれば、決して好まれる環境ではありません。海外でどんどん進む禁煙ブームを考慮し、国内でも2020年東京オリンピックの開催前に東京都内の飲食店などを全面禁煙化にする制定の可能性が高まっています。

日本のタバコ、喫煙対策する気ある?

日本のタバコは安い!

日本のタバコは海外のタバコと比べるとまだまだ税率も低く、かなり安いと言えます。例えば世界でも最も高いと言われているオーストラリアのタバコは、2017年現在で一箱約28豪ドル(約2,300円)です。またオーストラリア政府は2017年から4年間、毎年12.5%のたばこの増税を発表し、2020年には約40豪ドル(約3,200円)にまで上がる予定です。またその他の多くの先進国、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス、フランス、アイスランド、カナダ、フランス、スイス、スウェーデン、いくつかのアメリカ合衆国の州でも、すでに一箱1000円を上回っており、これからもさらに上昇していく傾向にあります。

パッケージがおしゃれすぎ!

これは先進国の中で唯一、と行っても間違いではないでしょう。日本には豊富にあるフレーバータバコのほか、女性用にデザインされた可愛いパッケージのタバコもたくさんあります。体に悪いはずなのにどれも魅力的で、身に付けることを一種のおしゃれとも捉えられています。また、健康障害のリスクなどを伝える、タバコは体に悪いと言ったパッケージの警告表示の割合も、日本のタバコは30%ほどで、喫煙による悪影響を示す写真やイラストの表示もありません。一方で海外では悪影響が一目でわかる画像付きの警告が主流で、特にオーストラリアではパッケージ自体が国で統一され、自社ブランドを際立たせることなどもできなくなりました。警告表示の割合も、タイやオーストラリア、ウルグアイでは80%以上、またブルネイ、カナダ、ネパールでも75%と続き、いずれもかなりインパクトの強い画像が付いており、日本のように、購買意欲をますようなオシャレなパッケージで売ることはほぼ不可能となっています。

タバコ休憩、付き合いの文化

日本ではタバコ休憩という、タバコのためだけに休憩が取れる喫煙者が優遇されてしまうような職場における文化があります。喫煙所でのコミュニティや上司、同僚との付き合いを大事にするためにタバコをやめられない、もしくはそのコミュニティに入るため喫煙をわざわざ始める人もいるような社会です。一方でアメリカのビジネス社会においては、喫煙者は自己管理がうまくできていないものとみなされ、昇進しづらかったり、上司、同僚だけでなくビジネスパートナーにも良い印象を与えない傾向にあります。さらに近年では喫煙者であると就職しづらい、解雇されるという可能性まで出てきており、日本で上司に歓迎されるような喫煙者の世界とは大違いです。

意外と日本人喫煙者のマナーはいい?

ここまで日本が喫煙天国であるお話をしましたが、実は日本人の喫煙マナーは他国の喫煙者に比べても一番しっかりしていると言えるでしょう。例えば日本では歩きタバコはNGだという概念が強くなっており、これは喫煙者としてのマナーがないところか、社会人としてのマナーがないとも言えます。しかし、アメリカやヨーロッパなどの他国では、違反であるにもかかわらずまだまだ平気で歩きタバコをし、そのまま吸い殻を路上にポイ捨てする喫煙者が多くいます。非喫煙者はそれにとてもイライラされられながらも、すでに歩きタバコが普通となってしまっているため、自分から喫煙者の後ろを歩くことを避けるしかありません。日本では携帯用灰皿を持ち歩く人も多く、タバコが道に落ちていることも海外に比べるとかなり少ないと言えます。また、日本では周りに非喫煙者がいる場合、喫煙者は遠慮するか一言添えたりする配慮が見える中、海外では急に吸い出して、一緒にいる非喫煙者の周りに煙がたかっていることも普通です。未だ喫煙者に優しい日本では室内外で数多くの灰皿が設置されている一方で、社会からどんどん追いやられ、喫煙者の居場所がなくなってきている海外では、喫煙者のマナーも悪化してしまっているのでしょう。

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いかがでしたか?国内では禁煙者に対する目が厳しい、タバコの増税が辛い、などという声も上がる中、海外のタバコ事情に目を向けることで、日本ではまだまだ対策がしっかり行われていないことがわかります。非喫煙者の方はもっと国の禁煙活動をサポートしてもよし、喫煙者の方はこれまではラッキーだったけどもっと厳しくなる前に喫煙でもしよう、と考えてみてもいいのではないでしょうか。

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Haruna

Jobby初代立ち上げメンバー。学生時代の3年間をヨーロッパやアメリカで過ごす。趣味は格闘技、筋トレ、美味しいもの巡り。4人兄弟、飼ってた猫は4匹と犬1匹。主に海外、英会話、旅行、社会に関する情報を発信。