最近寝付けなくて作業がはかどらない….
一日を締めくくる睡眠ですが、なかなか寝付けなくてイライラしてしまう人も多いのではないでしょうか。睡眠の質が落ちてしまうと次の日の作業効率も落ちてしまい、その事がさらにストレスを生み、また睡眠の質が下がってしまうという悪循環に陥ってしまうこともしばしばですよね。そこで、今回は睡眠の質を高めるために神経学的に寝る前にするべきたったひとつの事を紹介しようと思います。
なぜ寝付けないのか
私たちは寝るために体を寝る状態、つまりリラックスしている状態にもっていかないといけません。神経学的にいうと交感神経を落ち着けて、副交感神経を活発にしないといけないのです。交感神経が活発な時は、私たちの体はあらゆる事象に備えていつでも激しい運動ができるように準備されるのです。そのことによって体に大きなストレスを与えてしまい、ストレスによって睡眠の質が下がってしまいます。逆に副交感神経が活発になると、私たちの体はリラックスモードになります。つまり、消化を促進したり寝付きがよくなるようになります。要するに、交感神経から副交感神経へ転換を起こすことによって私たちは睡眠の質をあげることができるのです。
そこで、私たちは医療技術を用いたり深呼吸をすることによって交感神経から副交感神経への転換することによって、体にかかるストレスを軽減するこができます。
しかし、ストレスは私たちが考えているよりも厄介で扱いが難しいのです。スタンフォードストレス研究所の指導者であるDavid Spiegel氏曰く、ストレスは私たちの体を戦闘体勢にし、常に体を緊張状態にさせており、そのことが脳がシャットダウンを拒んでいる一因となっており、なかなか軽減することができないのです。
では、どうすればその厄介なストレスを軽減して体をシャットダウンするようにできるのでしょうか。
睡眠の質をあげるひとつの方法
ずばり、ストレスを軽減するために寝る前にするべきひとつの事とは、翌日のtodoリストを作成して且つそこに優先順位をつけることです。
多くの人にとって次の日の予定がたっていないことはストレスの一部となります。しかし、todoリストを作成することでそのストレスを軽減できるのです。todoリストを作成する時、あなたは強制的に翌日しないといけないことの決断を迫られます。しばしば決断しているという事実自体が私たちを安心させてくれます。
しかし、そこでもうワンステップ上にいってみましょう。やらなくてはいけないことを書き出すだけではなく優先度をつけるのです。それによって、一番のストレス源となる不確実性を翌日から排除することができるのです。そうすることによって、より安心感や快適感、確実性を感じることができるようになります。これらの感情をコントロールすることによって私たちはイライラしないようになり、よりリラックスして睡眠に落ちることができるようになるのです。
ToDoリストを作ることによって起こる嬉しい効果
Todoリストを作成することは、あなたにより素早い意思決定を強制することを意味します。意外に見えますが、意思決定を素早くするよう迫られることは、私たちの正しい意思決定にいい影響を与えることが研究によって明らかになっています。なぜなら、あなたの直感は大抵の場合は信頼に値することに加えて、素早い決断はより倫理的な結果や自信を私たちにもたらしてくれるからです。ですので、todoリストを作成し、素早い意思決定をすることは多くの選択肢から的確な選択をするツールとしても用いることができるのです。
また、起きたときにあなたの脳の働きはゆっくり活動するフェイズにあります。そこで、寝る前につくったTodoリストをみることによって脳を活発化させることができ、よりクリエイティブな思考やクリアな思考を得ることができるようになるのです。
ですので、Todoリストを作成しておくことはよりよい睡眠をとることができるようになるだけではなく、かつ、翌日の朝から頭を活性化させ、いいコンディションであらゆることに取り組むことができるようになるのです。
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いかがでしたでしょうか?寝る前に翌日のTodoリストを作成するだけで睡眠の質をあげ、翌日の作業効率をアップさせることができるようになるのです。ですので、皆さんも是非今日の夜から明日のするべき事を書き上げて優先度をつけみてはいかがでしょうか。
<参考>
The one thing you need to rwrite down every night for better sleep, according to neuroscience