「学生時代に、やりたいことを徹底的に」を実現するための学生寮・チェルシーハウスに潜入!

そろそろ大学への入学が決まり、特に上京をする方は引っ越し先を探す時期ではないでしょうか。その選択肢の一つとして“学生寮”を検討している方も多いと思います。今回は2014年春にオープンした「学生時代に、やりたいことを徹底的に」をコンセプトに掲げた学生寮・チェルシーハウスに取材に行ってきました。

今回取材させて頂いたのはチェルシーハウス事務局で、NPO法人NEWVERY職員の大堂さん・佐藤さん、そして寮生の前島さん(東京農工大学・2年)、小林さん(法政大学・2年)、寺方さん(津田塾大学・1年)。※学年はすべて取材時

チェルシーハウスとは?


まずは事務局の方に、チェルシーハウスへの想いを聞いてみました。

―さっそくですが、チェルシーハウスの理念を教えてください。

大堂さん:チェルシーハウスは、学生時代に、やりたいことを徹底的にという理念・コンセプトを掲げてスタートしました。自分がやりたいことだけをやればいいということではなく、共同生活を通じて学び合えることにこそ、学生寮の価値はあると考え、現在は「本音で話せる仲間と、ともに学びあう教育寮」というサブテーマを設け、寮外・寮内両方の学びや関わりを大切にするようにしました。

寮生インタビュー

次に実際に生活をしている寮生の方にお話を伺っていきます。

―なぜチェルシーハウスに入寮したのですか?

前島さん:もともと学生寮に入りたくて別の寮も応募したのですが、たまたま大学の近くにチェルシーハウスがあって、そこからHPで理念などを詳しく知って、魅力を感じてチェルシーハウスへの入寮を決めました。

 小林さん:僕は変人が沢山いるところに入りたいなと思っていて(笑)。実家も近いのですが、小さいころから父親の影響を強く受けて育ってきたので、一度自分を違った環境に置きたいと感じていました。そこでチェルシーハウスに入寮しました。

 寺方さん:家から大学まで少し遠いので一人暮らしを検討していた一方で、親からは一人暮らしは心配と言われていた時に、母がチェルシーハウスを見つけ、見学に行きました。そこで、色々な大学の学生がいるという点に魅力を感じて入寮を決めました。

 

―チェルシーハウスならではの生活を教えてください。

前島さん:帰ってくるとすぐリビングがあるのでそこで誰かと必ず会います。その時に会った人と喋ってそのままテレビを見たり、晩御飯を一緒に食べたりと、寮生同士の距離が非常に近く、コミュニケーションがとても取りやすいです。

小林さん:部屋で何人かで鍋をしたり、休みの日もよくみんなで遊びに行ったりしますね。

―とても仲が良いんですね!羨ましいです。

小林さん:普段の部屋は二人一組で生活していますので、ルームメイトとも仲良くなります。

寺方さん:私は3年生の先輩と同じ部屋です。普段は普通に接したり話したりしていますが、時々夜中まで話したり相談したりといったこともあります。

 

―ルームメイトの存在ってなんだか素敵ですね。定期的に行っている寮内行事について教えてください。

大堂さん:事務局が企画する行事と寮生が企画する行事があります。事務局が企画する行事で代表的なものはメンター会ですね。メンターと呼ばれる現役社会人の方と学生がチームを組んで、月1回集まってテーマディスカッションを行ったり、寮生が日々の悩みや就活の相談をしたりといったことを行っています。他には、チェルシーカフェやチェルシーアカデミーという企画をそれぞれ3ヵ月に1回のペースで開催しています。

 小林さん:昨年から寮生が企画する行事も増えてきて、寮内パーティー(通称“チェルパ”)やボーリング大会、運動会などを企画しましたね。

―かなり貴重な体験ができていますね。チェルシーハウスに入寮して成長できたことってどんなところだと思いますか?

寺方さん:高校の時は自分から企画しようということがなかったのですが、運動会を先輩に企画してもらって、「自分もやりたいな、作りあげたいな」という気持ちになって行事の企画を行うなど、積極性がついたところだと思います。

 小林さん:最初は変人がいる環境に身を置いて刺激を受けたい、と思っていたのですが、次は「周りから刺激を受けるだけではなく、自分がこの寮をどのような場所したいか。その上で自分がどのような経験をして、刺激を受けたいのか」という考え方に変わりましたね。具体的には、夏前にもっと寮生同士でコミュニケーションを取っていきたいと思い、運動会ならコミュニケーションがとりやすいんじゃないか、と思い企画しました。

 前島さん:自分とは違った意見や価値観が違う人がいてもそういった人を尊重できるようになりました。自分が違うなと思っても否定するのではなく自分の中で消化してリスペクトできるようになりましたね。

―今後の目標を教えてください。

小林さん:最近、昨年卒寮された先輩方の空気が良かったなって思うことがあるんです。みんながそれぞれ“個”を持っていて、何かやってやろう、足跡を残そうという活動が多かったです。最近だとそのような人が少ないので運動会などのイベント系を増やそうという流れになっていますが、それだけじゃ良くないなあと。そのような流れの中で、メンター会をどう活用していくのかなどを考えたりして、うまく寮内の雰囲気や流れを作っていけたらと思います。

 寺方さん:寮内には学生団体を立ち上げたり、数カ国語も話せたり、凄い人が多くて刺激を受けっぱなしでした。今後は自分が刺激を受けるだけではなくて、刺激を与える人になりたいです。チェルシーハウス内では積極的に企画などもできるようになってきたので、ここで学んだことを外でももっと活かしていきたいです。

 ―事務局側として、チェルシーハウスの今後への想いを教えてください。

大堂さん:「チェルシーハウスでこんなことがやれるんだ。このメンバーだとこんななこともできるんだ。」という空気を作り出していきたいです。事務局側からも、もっと自分たちで色々なことをやっていいよという雰囲気を出していきたいですね。どんな会社も受け身だと仕事はできません。自分からプロジェクトを作っていこうという姿勢が大事だと思います。その練習にもなりますし、もしここで失敗してもダメージは小さいですから(笑)。やりたい!と思ったことにはどんどん挑戦してほしいと思いますね。

 佐藤さん:チェルシー「ハウス」というだけあって、本質的には住居なので、心休まる場所であることも大切です。切磋琢磨するだけではなく、充電されるような、良い意味での「ホーム」感を大切にできればと思います。また、卒寮生にとっても「ホーム」であってほしいですね。いつでもフラッと帰ってきてほしいし、在寮生たち憧れのアニキ・アネゴとして背中を見せに来てほしいです。タテとヨコのつながりが重なることで、また新しい流れも生まれるだろうと期待しています。

 ―最後に、次の寮生・未来の仲間にメッセージをお願いします!

前島さん:自分を発信してほしいですね。自分の興味があることや、やっていることを周りに発信することで、共感した仲間が動いたりして実現できることもあると思うので。そういったことができる場所だと思います。

 小林さん:寮が何かしてくれると思う人だけではなくて、「寮を活用して何かやってやろう」と思う人に入ってきてほしいですね。そのような人達がぶつかる、“良い衝突”があっても良いと思っています。

寺方さん:社会人の方と関われたり、様々な学生と関われたりと、チェルシーハウスでしか体験できないことがたくさんあります。自分で寮の空気を作りたいって思う人に入ってきてほしいですね。

  

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今回の取材を通して、「学生時代に、やりたいことを徹底的に」そんな“想い”を持った学生と、それを全面的にバックアップする事務局の方々の熱いお話を聞くことができました。「地方から大学への進学=一人暮らしor学校の寮」だと私も思っていましたが、チェルシーハウスのような場所を知らないだけで、選択肢に入らないことは非常にもったいないことだと感じました。実際にお話した学生も学生とは思えないほど堂々としており、一人暮らしや通常の学校の寮生活では考えられないくらいの経験がチェルシーハウスではできるのだなと改めて感じました。

 チェルシーハウス荻窪が2017年2月にオープン!

現在国分寺にあるチェルシーハウスの拠点機能を生かしたサテライト型教育寮、チェルシーハウス荻窪が2017年2月にオープンしました。

“刺激のある学生生活を送りたい”“成長できる学生生活を送りたい”そのように考えている皆さん、入寮説明会も随時実施していますので、ぜひご検討ください!

【チェルシーハウス荻窪・概要】

・2017年2月オープン

・全7室(個室)の女子学生専用寮

・JR・東京メトロ 荻窪駅から徒歩12分

・メンター制度など、チェルシーハウス国分寺と連携したプログラム・イベントを予定

・女子寮らしいかわいいインテリア

チェルシーハウス公式WEBサイト