若気の至りで大学生がついやってしまう!「健康的な容姿」を損なう危険行為とは?

若いからって油断禁物!

大学生は高校生以前と比べて、より自由な行動が許されるようになります。これは言い換えれば、健康の自己管理が求められるとも言えます。しかし免疫が低下する、生活習慣病のリスクが高まる、といったことは頭で分かっていてもなかなか意識しづらいものです。

そこで今回は「肌が荒れる」「太る」など学生が気になるような目に見える影響に注目していこうと思います。まだ若いんだから大丈夫だなんて言葉に惑わされないでください。若さで乗り切れることもありますが、健康管理はいつでも重要です。

大学生が陥りやすい若いからこそ注意すべき2つの行為と知っておくべき知識をご紹介します。

1「睡眠不足」

① 睡眠不足に陥りやすい大学生

大学生は非常に忙しく、夜遅くまで課題や研究に取り組むことや、終電や朝まで飲んで帰ってくることもあるでしょう。また深夜にアルバイトしている方も少なくないのではないでしょうか。

独り暮らししている人であれば夜遅くまで自由に時間が使えるのでつい夜更かししがちで、睡眠不足に陥りやすいと言えます。

② 睡眠不足の主な影響

睡眠不足による外見への影響には以下のようなものがあります。

  • 目のクマ:クマの原因は睡眠不足による血行不良です。
  • 肌荒れ・ニキビ:肌の修復は睡眠中に行われます。
  • 肥満:睡眠不足になると高カロリーの食品が欲しくなり、これが肥満に繋がるという研究が発表されています。

③ 眠っている「つもり」になっていませんか?

眠りに「質」があることはよく知られています。以下のような行為は眠りを浅くし、睡眠時間を確保しているにも関わらず睡眠不足に陥る危険性があります。

  • 寝る直前までスマホを見る

朝、明るい青空を見ると目が覚めるという経験をしたことがあるのではないでしょうか。これと同じようにスマートフォンやパソコンが発するブルーライトには覚醒効果があります。夜中まで画面を見ていると脳は“朝”と判断してしまいよく眠れないのです。

  • パジャマに着替えない、布団やベッドで寝ない

大学生は学校やアルバイト、一人暮らしをしていれば家事なども重なり、疲れてそのまま寝てしまうこともありでしょう。また、布団を敷いたり干したりすることが面倒でカーペットや炬燵で寝てしまう人もいるかもしれません。学生はなかなか寝具にお金をかけられないでしょうが、自分に合った寝具でリラックスして眠れる環境をつくることは質の高い睡眠をするために非常に大切になってきます。

④ 適度な睡眠時間は?

結局何時間寝ればよいのかについては諸説があります。厚生労働省の指針では25歳なら7時間程度とされています。もちろん個人差がありますが、7時間を目安に日中眠くならない程度の睡眠時間を確保していくべきでしょう。

2「飲酒」

① 飲酒が解禁される大学生

大学生と言えば通常在学中に20才の節目を迎え、お酒が飲めるようになりますね。喜んで飲む人もいれば、付き合いでしぶしぶ飲む人など様々でしょう。アルハラ(アルコール・ハラスメント)の存在が認知され、近年では無理矢理お酒を勧められることは減ってきたようですが、人付き合いでついたくさん飲んでしまう人も多いでしょう。

② 飲酒の影響

  • 肌荒れ:飲酒は肝臓に負担をかけ、解毒機能を低下させます。また、アルコールは体内の水分量を低下させ、皮膚の乾燥を引き起こします。さらに睡眠前の飲酒は眠りを浅くします。これらが肌荒れを引き起こす原因になってしまいます。
  • 肥満:アルコール自体のカロリーに加え、飲み会の席ではつい気が大きくなりたくさん食べてしまいがちです。度数の低いビールなどでも肥満の原因にあるプリン体が多く含まれているものには注意が必要です。

③ 適度な飲酒ってどのくらい?

厚生省の指針では、「節度ある適度な飲酒」として1日平均純アルコールで約20g程度としています。

ただしアルコール代謝能力が低い人はそれ未満と定められました。これはビール中ビン1本、日本酒1合に相当します。もちろん飲酒の習慣がない人にこの量を飲むことを推奨するものではありません。お酒の席は楽しいものですが、無理に飲まない・飲ませないことを常に意識しましょう。

 

まとめ

大学生は大人の入口として様々なことが出来るようになります。大人は自分の身体を自分で管理していかなければなりません。肌荒れ、肥満などはさらに重大な健康被害が起こる前の危険信号です。

今回紹介したのはごく一部ですが、若いからこそ定期的に自分の生活習慣や食習慣を見直して外見も中身も精神も健康でいたいものですね。